まつげの切れ毛はなぜ起こる?原因と対策やきれいなまつげを維持するアイテムをご紹介
お客様のまつげの中に、途中でプツッと切れたような不自然な毛を見た経験はありませんか?実は髪の毛同様、まつげにも“切れ毛”があるのです。今回は、まつげの切れ毛がなぜ起こるのか?を考えてみたいと思います。また切れ毛への対策や切れ毛を防ぐ美容液もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
まつげの切れ毛の原因とは?
髪の毛同様、まつげにも切れ毛が発生する場合があります。ただし、まつげの切れ毛は、髪の毛の切れ毛よりも目立ちやすいのが特徴です。
髪の毛は定期的にカットするため、ほぼすべての毛の先端が鋭利な形をしています。また毛量も多いため、切れ毛があってもあまり目立ちません。しかし通常、まつげはカットしないので、毛の先端に向かって徐々に細くなるナチュラルな形状をしています。そのため、プツッと切れたまつげは意外と目立ちます。もちろん切れ毛の部分をエクステでカバーして仕上げることは可能ですが、やはり切れ毛はない方が良いに決まっています。
では、そんな切れ毛が起こる4大原因をご紹介しましょう。
- 不適切なビューラーの使用
- 高頻度なまつげパーマ
- 自まつげに合わないマツエクデザイン
- 不適切なクレンジングや洗顔方法
これらの行為がなぜ、まつげの切れ毛の原因になるかを解説します。
不適切なビューラーの使用
まつげの切れ毛の主な原因となるのが、ビューラーの使用です。ビューラーはまつげを挟んで物理的にカールアップさせる道具なので、使い方を間違えるとまつげに大きなダメージを与えることになります。
- 自まつげの流れを無視して無理にカールアップさせる
- まつげが抜けるほどの必要以上の力で上へ持ち上げる
- ゴムにメイク汚れなどが付着している
- 長期間、ゴムを交換していない など
特に見落としがちなのがビューラーのゴムのケアです。ゴムに蓄積した汚れや劣化したゴム自体にまつげが引っ付き、負担が一部のまつげにかかることで切れ毛となる場合があります。
高頻度なまつげパーマ
まつげパーマも切れ毛の原因となる場合があります。とはいえ、月1~2回ほどの通常頻度のパーマであれば切れ毛が起こるほどのダメージはほとんどありません。心配なのは、まつげの毛周期よりも短いスパンでパーマをかけるケースです。まつげを1本単位で見ると、毛周期よりも短いスパンでパーマをかけることによって、1本のまつげが何度もパーマ液の影響を受けてしまうことになります。すると、まつげのタンパク質が変性し、切れ毛の原因となってしまう恐れがあるのです。
自まつげに合わないマツエクデザイン
マツエクは、自まつげの負担になることは間違いありませんが、自まつげの状態に合ったデザインのマツエクなら、その負担も最小限に抑えられるでしょう。
しかし本数が少なく、細めの自まつげに対し、太くて重たいエクステを大量に装着するなど、無理なデザインのマツエクを継続していると自まつげがダメージを受け、切れ毛や抜け毛の原因となる可能性があります。
不適切なクレンジングや洗顔方法
マツエクにとって、クレンジングや洗顔の際にゴシゴシと擦ることはNG!その理由は、目元をゴシゴシと擦ることによって、グルーが苦手とする“剥離(はくり)”という力が加わります。すると、簡単にグルーが剥がれ、エクステが取れてしまうのです。ちなみに、剥離とはものの端の部分が外側に向かってまくれ上がる力のこと。
ところが、接着力が特に強力なグルーを使用した場合、クレンジングや洗顔によって剥離の力が加わったとしてもグルーが剥がれないこともあります。このとき、グルーが剥がれない代わりにダメージを受けるのは、自まつげや自まつげの根元部分。つまり、目元をゴシゴシと擦ることにより、エクステが付いたままの状態で自まつげが抜け落ちたり、まつげが途中で切れてしまったりするのです。不適切なクレンジングや洗顔方法が、まつげの切れ毛の原因となるのも納得ですね。
まつげへのダメージだけじゃない!思わぬ切れ毛の原因とは?
ここまで、“まつげへのダメージが切れ毛の原因である”と解説してきました。しかし、実はダメージ以外の理由が、切れ毛の原因となる場合もあります。
切れ毛は切れ毛でも、スパッと切れたような鋭い毛先のまつげを見たことはありませんか?あの毛先が異常に鋭いまつげは、実際にハサミなどで切られている可能性があります。でも、まつげをハサミで切って長さを整えたり、短くしたりなんてことしませんよね?では、毛先が鋭利なまつげはどのような原因でできるのでしょうか?
前髪やまゆげのセルフカットの際に誤って
前髪やまゆげをセルフカットする際の操作ミスが、毛先が鋭利な切れ毛の原因のひとつと考えられます。この場合、意図せずまつげを切ってしまっているので、ご本人もショックを受けている場合があります。
カウンセリングや施術時にハサミで切ったような切れ毛を見つけたら、事情をお聞きするのも良いかもしれません。誤って切ってしまったものであるなら、「切れ毛が目立たないようマツエクでカバーして、キレイに仕上げるので安心してくださいね!」と一言添えれば、きっと喜んでいただけますよ。
施術ミスによる違和感で、自らまつげを切り取った
丁寧な施術を心掛けていても、ミスを完全に防ぐことは難しいですよね。特にお客様に違和感を与えてしまいがちな施術ミスといえば…
- うぶ毛を巻き込んで接着してしまった
- 意図せず、サイドの毛と一緒に接着してしまった
- スライドがうまくいかず、他の毛と接着面の位置が異なる(その毛だけ長く見える)
- まつげの生え癖を考慮せずに装着し、エクステがひっくり返ったり、傾いたりする など
上記のような施術ミスは、お客様に大きな違和感を与える原因になりかねません。一度、違和感を覚えると、気になって仕方がなくなる方もいらっしゃいます。サロンにご相談いただければ、お直しも可能ですが、時間に制約のある方やサロンを再訪問することを億劫に感じられる方もいるでしょう。そんな方はご自身で何とかしようと、コームを何度もかけたり、指で引っぱったり…。最終手段として、ハサミでまつげを切り落としてしまうというケースもあるようです。
このようにアイリストによる 施術ミスが、毛先の鋭利な切れ毛の原因となる可能性があることを知っておくと同時に、常に丁寧で正確な施術を心掛けましょう。
切れ毛のない健康なまつげを目指すためのおすすめ美容液
まつげの切れ毛を防ぐためには、まつげに物理的なダメージを与えないことが大切です。お客様のまつげに切れ毛を見つけたら、前述の切れ毛4大原因といわれる行為には、特に気を付けてほしい旨をお伝えしましょう。
- 不適切なビューラーの使用
- 高頻度なまつげパーマ
- 自まつげに合わないマツエクデザイン
- 不適切なクレンジングや洗顔方法
その上で、まつげのダメージを予防・補修する美容液を使用すれば、まつげを健康な状態に導くことができるでしょう。今回は、ダメージ補修効果の高さや切れ毛防止効果にフォーカスを当てて美容液をピックアップしました。切れ毛が見られるお客様へのアドバイスやサロン店売品の販促の参考にしてください。
【松風】まつげ美容液 アイラッシュエッセンス
引用元:EYELASH GARAGE
『松風』の「まつげ美容液 アイラッシュエッセンス」は、切れやすく、抜けやすいまつげを健康な状態に導くことに特化した美容液。まつげにツヤやコシを与える成分「キャピキシル」のほか、保湿成分の「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」など、計5種類の成分を配合しています。トロっとしたテクスチャーなので、まつげにしっかり留まるのも魅力ポイント。
【リンクス】ベティーズラッシュ
引用元:EYELASH GARAGE
「ベティーズラッシュ」は、ダメージのあるまつげを修復・保護するフランス生まれのまつげ美容液。「パントテン酸誘導体(プロビタミンB5)」がまつげに吸着し、ダメージヘアの補修をサポートします。また毛根ケラチノサイトの増殖促進・毛髪繊維の合成強化のはたらきがあるといわれるまつげ美容液成分「ワイドラッシュ」を配合しており、まつげを長く・太く・強くする効果も期待できます。
【エム・ビー・エス】レイラッシュ パルフィー
引用元:EYELASH GARAGE
「レイラッシュ パルフィー」は、まつげのダメージケアや切れ毛の予防に効果が期待できる美容液。ダメージまつげの補修と強化にはたらく「マリンハーブ」、さらにまつげを内側から補修する「パンテノール」などのビタミン類が豊富に配合されています。またレフィルの交換が可能なので、長く愛用したい人にもおすすめです!
エターナルアイラッシュ
引用元:エターナルアイラッシュ公式
数々のメディアでも取り上げられている注目のまつげ美容液「エターナルアイラッシュ」。まつ育にとって不可欠な栄養成分とされる「ヒト幹細胞培養液」を配合しています。さらに、有効成分を小さくしたナノキューブ採用で、角質層の奥までしっかりと浸透するのが特徴。マツエクを長く続けたことで自まつげが弱ってしまった方、元々自まつげの本数が少なめの方におすすめの美容液です。
まとめ
まつげの切れ毛の原因や予防に役立つ美容液などをご紹介しました。髪の毛に比べて、まつげは毛の本数が少なく、長さも短いので、切れ毛がある部分が目立ってしまうことがあります。まつげの切れ毛にお悩みのお客様には、切れ毛の4大原因や切れ毛予防に効果的な美容液の使用をご提案しましょう。
またアイリストの施術ミスが切れ毛の原因となることも忘れてはいけません。常に丁寧な施術を心掛けてくださいね。200203Euk