【マツエクデザイン編】「ナチュラルだけど眼力は欲しい。」そんな方におすすめのデザインとは

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目元の印象を強める目的で用いられるマツエクですが、ナチュラルさを重視するお客様も増えてきています。「マツエクつけてます!」とすぐに分かるようなボリュームや長さのあるマツエクデザインではない場合、いかにお客様の希望に沿ったナチュラルさを実現するかが大切になります。今回は“ナチュラルだけど目力は欲しい”と希望するお客様へのおすすめの提案について考えていきましょう。

ナチュラルだけど目力!とは

「マツエクをつけていてもナチュラルに見せたい」「目力をアップさせたい」この2つの希望を合わせたものがナチュラルだけど目力。一見、マツエクをしている風には見えないけど目に存在感がある…そんな希望のあるお客様は、世代を問わずいるものです。
流行がつけまつげからマツエクへと移った頃はボリュームや長さを重視するお客様が多くいましたが、最近ではナチュラルなマツエクがトレンドになっています。エクステで自まつげを盛りすぎないように、ナチュラルさを意識したマツエクデザインを提案する力がアイリストに求められてきています。
おすすめのマツエクデザインを提案するときは、自まつげのみの状態よりもボリュームは出しつつも、ナチュラルに見せることを意識しましょう。また、お客様の目の形や自まつげの生え方をふまえたうえで、似合うかどうかを判断することも大切なポイントになります。

おすすめの提案とは?

続いて、「ナチュラルだけど目力は欲しい」というお客様へのおすすめの提案について考えていきましょう。

ナチュラルにボリュームアップ!長さの異なるエクステをミックスさせる

長さの異なるエクステをミックスする方法は、マツエクデザインの決め手となる長さ密度を意識して作り上げるものです。エクステの長さをミックスすることで毛先の軽さに対して根元の密度が高くなり、長さをそろえたときよりもナチュラルに見せることができます。

<ミックスさせるメリット>

・根元部分の密度が上がり、ボリュームアップが叶う

・エクステの長さをそろえたときよりも自然に見える


長さの異なるエクステをミックスするのは、「ナチュラルに見せたい」「目力が欲しい」という2つの希望を持つお客様におすすめの方法ですが、お客様のイメージをしっかりヒアリングできていないと「ナチュラルさに欠ける」と思われてしまうケースも。ミックスした場合のデザイン例をいくつかお客様に見ていただき、より理想に近い長さと密度を導き出すことがポイントとなります。

アイラインエクステ

もうひとつのおすすめの提案として、アイラインエクステがあります。アイラインエクステとは、太くて短いエクステを使ってアイラインを作る方法のこと。まずはアイラインエクステのメリットを考えていきましょう。

  • 自然な目力
  • 目元の修正
  • リフトアップ効果


自然に目力をアップさせられるのは、アイラインエクステの大きなメリットです。短めのエクステを間に埋めることでまつげのすき間が埋まり、目のフレームが強調されて目力アップにつながります。
また、目の大きさや形に悩みを抱えているお客様に対し、目元の修正効果を期待できるのもアイラインエクステならでは。「左右で大きさが違っているところが気になる」「目が小さくて顔が大きく見えるような気がする」といったお客様の悩みの解決につながれば、施術後の満足度がグンとアップします。
リフトアップ効果というのは、アイラインエクステの施術において、アイラインを作ると同時に自まつげをプッシュアップさせること。「下がりがちなまぶたを引き上げたい」「下向きまつげを修正したい」といったお客様へのメリットになるでしょう。

続いて、アイラインエクステの基本知識をおさらいしましょう。

アイラインエクステの施術では、自まつげの層を4つに分けて使うエクステを変えます。眼球に最も近い1層目に、自まつげよりも短く濃いエクステを使ってアイラインを。2~4層目にはアイラインよりも長く細いエクステを使い、アイデザインを作ります。

1層目

自まつげより短く濃いエクステを使ってアイラインを形成

目元の修正やリフトアップにつながる

2~4層目

アイラインより長く細いエクステを使ってアイデザインを形成

自然な目力を叶える

1層目には1列のアイラインを。目を開けたときに2~3ミリ幅くらいのアイラインができるようにエクステを装着します。このとき、1層目の自まつげが映えている角度を見極めて使うエクステを選ぶこと、1層目の自まつげが欠落している部分は2層目に装着するなどの工夫も必要です。
次に、2・3・4層目の順にエクステを装着してアイデザインを作ります。装着のコツは、層ごとに使うエクステの長さとカールを見極めること、そして1層目のアイライン部分になじませること。アイラインを濃く見せたい部分にエクステの本数を多くして密度を高める方法もあります。
最後に、エクステをつけた状態で全体のカールバランスを整えながら、数種類のエクステを装着します。それぞれの層のカールに沿うエクステを選び、横から見た場合のカールラインを整えましょう。正面から見た状態の確認も忘れずに。アイライン部分のアウトラインだけでなく、アイデザインのアウトラインや双方のインラインが合っているかどうかも確認すると、より完成度が高まります。
自まつげの層ごとにエクステを装着し、アイラインとアイデザインをかけあわせて作るアイラインエクステ。アイリストとしての技術やお客様への綿密なカウンセリングは必要になりますが、お客様の希望により近づくための選択肢として知っておきたいですね。

それぞれに合わせた提案を

お客様の求めるナチュラルを実現するためには、お客様ひとりひとりに合わせた提案が必要になります。ナチュラル度合いのすり合わせには視覚がヒントとなるので、画像を使ったヒアリングが効果的です。

まずはメイクのヒアリングから

お客様の普段のメイクヒアリングからはじめましょう。ここでヒアリングのポイントとなるのが、マスカラやアイライン、つけまつげの使用などのアイメイクの濃さです。マスカラは重ね塗りしているか、アイラインはどの程度の太さなのか、このあたりもしっかりヒアリングしましょう。普段のメイクについてのヒアリングを材料に、お客様の理想とするナチュラル度合いを導き出します。

顔のバランスや目の形に注目

お客様の顔の濃さや目の形なども、ナチュラル度合いを導き出すヒントとなります。
たとえば濃い顔立ちのお客様に、ある程度太く長いエクステを使った場合を考えてみましょう。元の顔立ちが濃い場合、エクステがなじんでナチュラルに見えることがあります。逆にナチュラルさを重視して細いエクステを使ったり本数を減らしたりすると、顔立ちになじまずかえってさみしい仕上がりになってしまうことも。このようなケースをふまえたうえで、

  • 顔の濃さ
  • 自まつげの濃さやクセ
  • 目の形や幅


に注目することが大切です。お客様への説明時は、「お客様の目の幅は広めなので…」「お客様の顔立ちには…」といった具体性のある言葉を添えると納得してもらいやすくなりますよ。

お客様に実際の画像を見せる

お客様に合わせたナチュラル度合いを把握したら、実際の画像を見てもらいましょう。お客様のより理想に近いマツエクデザインを探していきます。

画像元:eyeplus.design

ナチュラルを希望するお客様にはカールの弱いエクステを使うのがおすすめですが、ナチュラル=Jカールという考えはNG。お客様の目元や自まつげの特徴に合わせて、CカールやSCカールなども選択肢に入れておきましょう。

画像元:eyeplus.design

エクステの太さや長さについては、お客様の自まつげをベースに選ぶことがポイント。自まつげとの差が大きいほどナチュラルさに欠けてくるので注意が必要です。

まとめ

お客様の「ナチュラルだけど目力は欲しい」という希望を叶えるには、アイリストとしての提案力が必要になります。「お客様がイメージするナチュラルな目元は?」「ナチュラルなマツエクに仕上げるにはどんな方法があるかな」とじっくり考え、施術後のお客様の満足度を高めていきましょう。191238Ehn

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