カラーエクステのスペシャリストになれるかも⁉カラーの資格などはどんなものがある?
アイリストは、お客様の“美”をトータルでサポートできるような能力が求められる職業。マツエクをつける技術だけでなく、お客様の“なりたい!”と叶えるために、さまざまな知識を蓄えておかなければいけません。
今回は、アイリストにもおすすめの「カラーにまつわる資格」について解説していきます。カラーにまつわる資格を持っていれば、カラーエクステのスペシャリストになれる可能性も。お客様ごとに合う「色」を見つけるためにも、カラーにまつわる資格の取得を目指してみませんか?
パーソナルカラーなど、カラーにまつわる資格はアイリストにとって役に立つ?
ヘアカラーやメイクの技術が求められる美容師とは違い、カラーに関する知識は必要とされないような印象を持っている人も多い、アイリストという仕事。しかし、実際にサロンで働き始めると、“カラーエクステ”の施術をする機会も増えていきます。
今では、カラーエクステを取り扱っていないというサロンの方がレア。そのため、“お客様にどんな色が似合うのか”が分かるようになっておくのに越したことはありません。とは言え、“カラーにまつわる資格を取って本当に意味があるのか?”という疑問を抱いている人が多いのも事実。
パーソナルカラー検定資格など、カラー系の資格はアイリストにとって本当に役立つものなのでしょうか?
お客様の理想を叶えるには“カラー”の知識も必要
カウンセリング時に、お客様がどんな仕上がりを希望しているのかしっかりヒアリングすることかと思います。理想を叶えるためにはもちろん、お客様のお顔に合うようアイリストとして施術を行なっていかないといけません。
一人一人の顔に合うマツエクをつけるためには、長さやデザインへの工夫が求められます。しかし、マツエクの長さやデザインを調整するだけでは、本当の“似合わせ”を実現することはできません。
「マツエクをつけたら毎回目元が重たく見える…。」
マツエクに対して、実はこんなイメージを抱いているお客様も意外と少なくないのです。
お客様に心から“マツエクをつけてよかった!”と思ってもらうためには、カラーエクステも駆使することが大切。
「お客様のなりたい目元に近づけるために必要な色はどれか。」
これを見極めるためには、カラーに関する知識が必要となります。お客様のなりたい姿を実現するためにカラー系の資格を持っておくと、アイリストとして広い視野を持ってお客様と接することができるようになるのです。
カラーエクステにトライしてみたいお客様の気持ちに寄り添える
「カラーエクステに興味はあっても、自分に似合うかわからないし、どんな色のものを選べばいいのか分からない…」
実は、カラーエクステに対してこんな考えを持っているお客様は意外と多く存在しています。カラーエクステの魅力に気づいていながらもなかなか一歩を踏み出せないお客様には、アイリストから似合う色のカラーエクステを提案してあげるのが一番。しかし、カラーに関する知識が乏しければ、そのような提案をすること自体が難しくなってしまいます。
そんなときに役立つのが、カラーにまつわる資格。そのお客様の雰囲気や瞳の色などを総合的に見て判断することができれば、一番似合うカラーエクステの提案ができるようになるのです。
カラーエクステに初挑戦するお客様は、カウンセリング時に「どんな色が似合うと思いますか?」という質問を投げかけてくる人も少なくありません。カラーエクステに対する不安を払拭し、お客様に「トライしてよかった!」と思ってもらうためにも、カラーにまつわる資格は持っておいて損のないものだと言えます。
アイリストにおすすめなカラー系資格
次は、アイリストが持っておくといいカラー系資格についてご紹介します。カラー系資格と言っても、その種類はさまざま。
アイリストは、お客様が生まれながらに持っている色合いについて考える機会が多い職種。そのため、「パーソナルカラー」にまつわる資格が仕事に生かしやすいと言えます。
資格別の特徴や得られる知識の内容を知って、必要だと思う資格を見つけてみましょう。
色彩活用パーソナルカラー検定
「色彩活用パーソナルカラー検定」は、一般社団法人日本カラーコーディネーター協会による、パーソナルカラーをビジネスに生かすための検定。“パーソナルカラー”については、以前Beautéでも取り上げたことがあります。
パーソナルカラーというのは、その人が生まれ持つ瞳の色・肌の色・髪の色などにうまくマッチするカラーのこと。パーソナルカラーを上手に取り入れれば、その人の第一印象をグッとアップさせてあげることも可能になります。
3級・2級・1級とステップアップ方式になっているのが、色彩活用パーソナルカラー検定の特徴。それぞれの違いについて、下にまとめました。
【3級】
◆色を使いこなして、自分の一番似合う色で外見の印象を操作することができるようになる。
◇受験資格は特になし。
◇受験料5,000円(税別)
◇試験時間60分(マークシート)
【2級】
◆似合う色を使って“自分ブランディング”することの提案ができるようになる。
◆ファッション・ブライダル・デザイン、そして美容の業界でさらなる活躍ができるようになる。
◇受験資格は特になし。
◇受験料8,000円(税別)
◇試験時間80分(マークシート・配色)
【1級】
◆色使いのスキルを活かして、個人から企業まで幅広くコンサルティングできるようになる。
◇受験資格:色彩活用パーソナルカラー検定2級を取得した人。
◇受験料15,000円(税別)
◇試験時間100分(マークシート・実技問題)
カラーエクステのプロになるためにも、3級からの受験を検討してみてはいかがでしょうか。
パーソナルカラリスト検定
「パーソナルカラリスト検定」は、一般社団法人日本カラリスト協会による、色を使って人とのコミュニケーションを促す専門家を生み出すための検定です。カラーコーディネーターやカラーアナリストとは違い、CUSⓇ色彩調和理論を習得している人のみが名乗ることのできる肩書きとなっています。
パーソナルカラリストは、パーソナルカラーをはじめとした色の専門家。カラーエクステの要望が多いサロンに勤めている人へ、特におすすめしたい資格です。
色彩活用パーソナルカラー検定と同じく、3級・2級・1級とステップアップすることができます。
【3級】
◆日本の色彩文化や配色効果、パーソナルカラーの特徴など、色にまつわる基本的な知識が得られる。
◇受験資格は特になし。
◇受験料7,700円(税込)
◇試験時間70分(マークシート70問)
【2級】
◆色にまつわる世界の歴史や配色テクニック、色彩を活かすためのテクニックなどが身につけられる。
◇受験資格は特になし。
◇受験料11,000円(税込)
◇試験時間80分(マークシート80問)
【1級】
◆色使いのスキルを活かして、個人から企業まで幅広くコンサルティングできるようになる。
◇受験資格:2級取得者限定。
◇受験料17,600円(税込)・1次または2次免除者は11,000円
◇試験時間:1次:70分(マークシート70問)2次:80分(筆記+配色実技80問)
パーソナルカラーのみならず、「色」の分野に精通したアイリストを目指す人は、パーソナルカラリスト検定の受験を検討してみてください。
まとめ
実は、「色」の分野と関係が深いアイリストという仕事。カラーエクステを扱うなら、パーソナルカラーの知識があるに越したことはありません。
お客様に心から喜んでいただくためにも、色にまつわる資格や検定の受験を検討してみませんか?200421Eue