【コロナ世代の豆知識/接客業必見】マスクでの肌荒れ予防対策とは?

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マスクは生活必需品になりつつあり、アイリストにとっては施術中にも欠かせないアイテムです。マスクをつけることで、かゆみやニキビなどの肌荒れが気になるときはありませんか。肌荒れの原因は、長時間マスクをつけることによる蒸れや、マスクの着脱から起こる摩擦などにあるようです。今回は肌荒れしにくいマスクの素材や、荒れてしまった後の対処法を紹介します。マスクによる肌トラブルを減らすための参考にしてみてください。

マスクによる肌荒れの原因とは?

出典:@iamai_0220

マスクを着用する機会が増え、口周りやフェイスラインの肌トラブルも起こりやすくなっています。肌が赤くなってかゆみがでたり、ニキビができたりと、マスクを外すのをためらってしまうような肌になることもあります。 なぜマスクによって肌荒れが起こるのでしょうか?肌荒れの原因はいくつかありますが、主な原因と考えられる3つを詳しく調べてみました。

マスクを着脱したり動かしたりすることによる摩擦

肌の表面には角層という約0.02mmの薄い膜があり、皮膚の表面から菌やほこりなどが体内に入らないように守ってくれています。また、体が乾燥しすぎないよう体内の水分を保つ役割もある大切な膜です。マスクと肌に摩擦が起こると肌の角層がダメージを受け、バリア効果や保湿効果が薄れてしまい、さまざまな刺激に耐えられなくなります。弱った角層が外部から刺激を受けると、炎症を起こすなどの肌荒れに繋がります。

マスクの長時間着用による蒸れ

マスクをつけると空気が通りにくく、病気の飛沫感染を防げることがメリットです。しかし、マスク内は換気が行われていない状態で、呼吸や汗などで湿気がこもり、肌が蒸れやすくなります。湿度の高い場所は雑菌が繁殖しやすく、肌荒れの原因となる菌も活動しやすい環境です。皮脂や湿気で肌が蒸れた状態が続いていると、菌によってニキビや吹き出物ができやすくなります。

マスクを外すと肌の水分が一気に蒸発して乾燥

お風呂から出た後に、肌が乾燥していると感じることがあるのは、肌の潤いを保っていた角質細胞が緩み水分が失われるためです。肌が水分を含むと、均一なサイズで密着して並んでいた角質細胞が膨らむ上、天然保湿因子の流出にも繋がります。マスク内に湿気がこもっていると肌は蒸れて潤った状態で、マスクを外すとお風呂あがりと同じような現象が肌に起きます。口や頬についた水分が蒸発するときに、肌の潤い成分も一緒に失われていくのです。

肌荒れしにくいマスクの素材とは?

出典:pixabay

マスクによる肌荒れの原因には、マスクの素材にも関係があるようです。市販されている使い捨て可能なマスクには、不織布が多く使用されています。不織布のマスクで肌が荒れるのであれば、違う素材のマスクに変更してみましょう。不織布の構造や肌にやさしい素材を知って、肌荒れを防ぐ参考にしてみてください。

不織布とは?

不織布は、糸などの繊維を織らず、熱や機械によって化学処理を行い、接着したり絡ませたりしたシート状の布です。菌やほこりなどの細かい粒子を集める機能が高く、通気性もあるため、マスクや紙おむつなど幅広く使用されています。
使い捨てマスクの場合、外側の表面、内側の肌に触れる部分、間に挟んであるフィルターまで不織布で構成しています。複数の不織布を組み合わせることにより、厚みや形を自由に調整できるのがポイントで、コストパフォーマンスが良いのが特徴です。
しかし、不織布で作られたマスクには化学繊維も使われており、感触がガサガサとしている商品もあります。硬めの繊維で作られた不織布のマスクを長時間つけたり、着脱を繰り返したりしていると、肌との摩擦が起こり肌荒れの原因になりかねません。

肌あたりが良いガーゼやコットンのマスク

マスクによる肌荒れが気になるなら、やわらかい手触りのガーゼなどが使用された、布マスクがおすすめです。ガーゼ以外にも、吸水性が高い素材であるコットンを使用したマスクもあります。コットンのマスクなら、マスクを長時間着用することによって口周りなどに溜まる湿気を吸収しやすく、肌が蒸れることへの対処に繋がります。オーガニックコットンと呼ばれる、農薬を使わず栽培されたコットンのマスクなら、より肌にやさしい使用感が得られるでしょう。

肌と同じたんぱく質で構成されたシルクのマスク

通気性が良くなめらかな感触が魅力のシルクで作られたマスクなども販売されています。独特の光沢があるシルクは薄く軽い素材で、肌と同じようにたんぱく質でできているため、負担がかかりにくいことがポイントです。シルク糸の内部には、細かい隙間があり、空気を多く含み保温効果があると言われています。また、通気性も期待できるため、マスクのような長い間肌に直接あたっているアイテムには、適した素材と言えるでしょう。布マスクは使い捨てではなく、洗って繰り返し着用する場合がほとんどです。使用後にはきちんと洗って、マスクを清潔に保ちましょう。

不織布マスクで肌荒れを防ぐ方法

肌荒れが気になる場合でも、不織布の使い捨てマスクを使わなければならないときもあります。布マスクを使用するのが難しい場合は、不織布マスクにガーゼなどの布を挟んで使う方法を試してみるのがおすすめです。不織布のマスクでも肌への刺激が少なくなり、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。また、オーガニックコットンを使用した不織布マスクなども市販されているため、肌荒れが気になる場合は、用途や好みに応じて選ぶのが良いでしょう。

荒れてしまったときの対処法とは?

出典:pixabay

普段からマスクを使う機会が多いアイリストだけではなく、サロンを訪れるお客様もマスクの着用頻度が高くなっています。マスクの素材を変えると肌荒れを防ぐことに繋がりますが、荒れてしまった後にはどうしたら良いのでしょうか?対処法を覚えておくと、アイリストの肌荒れにはもちろん、マスクによる肌荒れに悩んでいるお客様へのアドバイスとしても活用できる可能性があります。

メイクを薄めにする

肌が荒れているときは、メイクを重ねて荒れた部分を隠したくなります。しかし、敏感になっている肌に、さらに刺激を与えてしまうため濃いメイクは避けたほうが良いでしょう。濃いメイクをしていると、クレンジングにも時間がかかり、さらに肌が荒れる可能性もあります。肌への負担を少なくするためには、薄めのメイクを心掛けるのがポイントです。

ソフトな洗顔を心掛ける

肌がデリケートなときにはやさしく洗顔するのがおすすめです。ただし、毛穴に汚れが残っていると肌荒れの原因になるため、クレンジングや洗顔料を使い、ソフトにしっかりと洗いましょう。クレンジングを行う場合もあまりこすらないことが大切です。ジェルやミルクタイプなど、肌をこすらなくてもメイクをすっきりと落とせるクレンジングを使ってみましょう。洗顔後もできるだけやさしく洗い流してください。

入念に保湿を行う

マスクを使うと肌が乾燥しがちになります。皮脂が多い肌質の人や、保湿剤によるべたつきが苦手な人は化粧水だけで肌のケアを終わらせてしまうこともあるでしょう。しかし、化粧水によって肌に与えた水分を逃がさないためには、乳液やクリームなどの油分で肌に膜を作ることが重要です。肌に水分をキープすることで、マスクを外したときの乾燥や摩擦による刺激から、肌を守る効果が期待できます。

まとめ

普段使用するマスクが合わないと感じたときには、違う素材のマスクに変えてみるのがおすすめです。また、マスクの刺激によって肌が荒れているときには、刺激の少ない化粧水や乳液などをつけてしっかりと保湿し、肌の調子を整えるよう心掛けましょう。施術中のアイリストだけではなく、お客様にもマスクを着用する人が増えています。マスクの素材や肌荒れの対処法といった知識を増やし、肌荒れに悩むお客様が来店された際にアドバイスできると良いですね。201017Eoh

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