【テクニック検証】フラットラッシュ、上付けと下付けどちらがモチが良い?

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フラットラッシュの装着方法は基本的に2つ、上付けと下付けがあります。長持ちエクステと呼ばれているフラットラッシュですが、よりモチを良くしたいという場合、装着方法による違いはあるのでしょうか。また、どちらか一方の装着方法のモチの悪さを感じている場合、その理由はどこにあるのでしょうか。確認していきましょう。

おさらい!フラットラッシュの装着方法とは?

まずは、フラットラッシュについておさらいしておきましょう。

フラットラッシュの特徴は

出典:@natari_.lashさん

フラットラッシュの特徴は、薄くて平たい断面にあります。平らな分グルーとの接着面が広くなること、そして高さが低い分引っかかりが少なくなることなどから、モチが良いのが大きなメリット。根元にフィットして自まつげを立ち上げるため、リフトアップ効果も期待できます。シングルラッシュの断面積の1/3程度と薄いため、柔らかな手触りと軽量さを実現。自まつげへの負担がかかりにくくなっているのも大きなポイントとなっており、
「マツエクをつけるとまぶたが重たい」
「モチが悪くてすぐに取れてしまう」
というお客様にも、良さを実感してもらいやすいようです。

フラットラッシュの装着方法は基本的に上付けか下付けのみ!

シングルラッシュは上付けと下付け、横付け、絡め付けという装着方法がありますが、フラットラッシュの場合は、平たい形状と中央にあるくぼみに自まつげを沿わせるのが基本の装着方法。そのため、フラットラッシュの毛の特性を生かすためにも、上付けか下付けのどちらかの装着方法しかできず、毛先の方向のコントロールが難しいという側面もあります。無理に横付けしてしまうと、接着面がほとんど確保できないため、モチが悪くなってしまうことは明白です。

フラットラッシュの形状によっては当てはまらないことも

出典:松風

今人気のフラットラッシュは、各メーカーから販売されており、同じフラットな形状であっても、中央のくぼみの有無毛先の枝分かれの有無など、それぞれに特色があり、上付けか下付けのみという装着方法に当てはまらないものもあります。

出典:松風

例えば、中央にくぼみがないフラットラッシュの場合、横付けには不向きですが、絡め付けは可能です。フラットラッシュの一種であるクローバー型は、くぼみが上下左右に4か所あるため、上付け、下付けに加えて左右からの横付けもできる形状となっています。

フラットラッシュの3大人気メーカーについてはこちらの記事が参考になります。

疑問!上付け・下付け、どちらのモチが良い?

「上付けと下付けでは、どちらがモチが良いの?」
「上付けの方が、モチが良い気がしている」
Beauté編集部に、こんな疑問が寄せられました。装着の仕方でモチの良さは変わるのでしょうか。

上付けと下付けのモチに差はなし!

マツエクのモチの良さは、装着するエクステに対して適切なグルー量かどうかによって異なります。そのため、エクステと自まつげをしっかりと沿わせてきちんと接着することができていれば、装着方法による差はないでしょう。

上付けと下付けのモチに差があると感じるときの原因は

「上付けよりも下付けの方が取れやすい気がする…」など、装着方法による差を感じているアイリストもいるかもしれません。考えられる理由としては

装着のしやすさ・しにくさによるタイムラグ
自まつげとエクステの角度が合っていない

といったことが挙げられます。

また、上付け下付けに限らずモチが悪いと感じる場合、グルーの取り方に問題があるのかもしれません。それぞれについて詳しく確認していきましょう。

装着のしやすさ・しにくさによるタイムラグ

「下付けの方がなんとなくやりにくい…」など、どちらか一方の装着方法を難しく感じているアイリストもいるでしょう。やりにくいとモタモタしたり手間取ったりしてしまうため、スムーズに装着できないこともありますよね。そのタイムラグにより、グルーの硬化のタイミングがズレてしまっている可能性もあります。たかが数秒、されど数秒。少しのタイムラグにより、グルーをきちんと機能させられていないのかもしれません。

自まつげとエクステの角度が合っていない

自まつげとエクステの角度が合っていない可能性もあるかもしれません。フラットラッシュは、自まつげにぴったり沿わせるように装着することでモチを高めるエクステです。そのため、自まつげとエクステの角度が合っていないと、必然的にモチも悪くなってしまうでしょう。自分では沿わせているつもりでも、実は合っていないということも。今一度施術後のまつげを見直してみてください。

グルーの取り方が適切でない

真ん中にくぼみのあるフラットラッシュの場合、くぼみの奥までしっかりとグルーがいきわたっていないと、自まつげに密着させることができません。グルーコントロールができていないと、「長持ちエクステのはずなのにモチが悪い…」ということにもなりかねないでしょう。グルードームに対してエクステを斜めに差し込むのではなく、グルードームに対して平行に、グルーをすくうように差し込むことで、エクステにつくグルーが均等になります。シングルラッシュではグルー量が多くなりやすい取り方ですが、フラットラッシュにはこの方法がおすすめです。

グルーの適量についてはこちらの過去記事を参考にしてください。

フラットラッシュのモチが悪いときの原因と対策についてはこちらをチェック!

装着方法の選び方

最後に、装着方法の選び方についてです。

どんなときにどの装着方法を選ぶべきなのか分からない、ということもあるでしょう。基本的に、装着方法に優劣はありません。理想は、どちらの装着方法もマスターして、シーンによって使い分けること。シーン別の装着方法の選び方を見ていきましょう。

カールをしっかり上げたいとき・緩やかにしたいときで使い分けよう

上付けしたときと下付けしたときとを比べると、わずかな差ではありますが、上付けの方がカールが上がっているのが分かるでしょう。カール感を出したいときは、上付けでの装着がおすすめです。また、下付けの場合、白目に影ができやすいため、目が小さく見えてしまうことも。上付けで装着することで、瞳にエクステの影がかかりにくくなり、目をぱっちりと見せてくれます。反対に、カールをあまり出したくないときには、下付けがおすすめです。お客様によっては目尻にカールのくせがあったりすることもあるため、クセのない目頭~中央部分は上付けで装着、目尻のみカールが出にくい下付けで装着するなど、カール感を調整するのも良いかもしれません。

技術に自信がないときは?

実は、下付けよりも上付けの方が難しいと感じるアイリストが多いよう。下付けの場合、真下からエクステを装着しなくてはならないため、より技術力が求められます。まずは上付けから技術を高め、習得できたと感じたら下付けに挑戦してみるのがおすすめです。

まとめ

フラットラッシュのモチを左右するのは、自まつげにしっかり密着させることができているかどうか、そして、適切なグルーの量にあります。上付けか下付けかを選択する際は、カールをどう見せたいかという点から検討すると良いでしょう。どちらの装着方法もマスターすることで、お客様に提供できるデザインの幅も広がるのではないでしょうか。201105Ess

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