【画像解説あり】マツエクの向きを綺麗にする接着面・グルーの付け方基本講座

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エクステを美しく仕上げるためには、毛先の向きが正しく上がっていることは外せないポイントです。初心者アイリストの中には、「まっすぐ付けているつもりなのに、毛先がどうしてもばらついてしまう……」と困っている人もいるでしょう。今回は、エクステの毛先を正しい向きに装着するポイントとして、接着面とグルーについての知識とおすすめの練習方法を紹介します。

毛先の正しい向きとは

思い描くデザインを形にするためには、エクステの向きはとても重要です。毛先がばらついていると綺麗な仕上がりにはならず、カールがしっかり出せないこともあるでしょう。
毛先がばらついてしまう理由は、

  • そもそも正しい毛先の向きを理解していない
  • 自まつげの接着面を上手く取れていない
  • グルーの硬化のタイミングが合っていない

などがあります。

エクステの向きを綺麗に装着するためには、まずは正しい毛先の向きを知ることから始めましょう。毛先の向きは、まぶたに対してエクステが垂直に上がっている状態が正解。お客様を正面から見たときに、カールが全部まっすぐ上を向いているなら、正しい向きで装着できているということです。

正しい向きを理解していたとしても、接着面が上手くとれていないとエクステの向きが変わってしまうこともあります。特にクセのあるまつげに装着するのは難しいでしょう。
また、グルーの硬化のタイミングを見誤って、向きが変わることも。グルーの硬化前に手を離してしまうことで向きが変わり、毛先がばらついてしまうのです。
エクステの向きを間違えてしまったら、オフして再装着するしかありません。エクステのオフは大きく時間をロスするので、しっかり向きを確認しながら装着するクセをつけましょう。

接着面やグルーの硬化速度・付け方も重要

上の見出しで、毛先の向きがばらついてしまう理由に“接着面”と“グルーの硬化タイミング”がありました。エクステを正しい向きで付けるためには、接着面とグルーは重要なポイントです。ここでは、正しい接着面の取り方とグルーの硬化速度についてと付け方を学んでいきましょう。

接着面の取り方

まずは、接着面から。エクステを装着するとき、どこに接着面を取るかによって向きは変わってしまいます。向きをまっすぐにしたまま、しっかりまつげに絡めて接着面を取ることが大切です。接着面を広く取ることで、エクステがしっかり固定されるので、ばらつきにくくなりますよ。
接着面はエクステのモチにもつながる部分なので、確実にマスターしておきたいですね。しかし、カールが強いエクステは接着面が取りづらく苦労しているアイリストも多いはず。ここで、カールが強いエクステのときに陥りやすいNG例とOK例を見てみましょう。

【NG1.毛先が浮いている】

上の画像では、自まつげとエクステが根元の部分しか接着しておらず、かなり手前からエクステが浮いている状態です。これでは、強度が弱く衣服の引っかかりなどでエクステが取れたり、自まつげが抜けたりする原因にもなります。

【NG例2.自まつげとエクステの間に空洞がある】

一見、自まつげに沿って接着しているように見えますが、よく見ると自まつげとエクステの間に空洞ができてしまっています。空洞ができることで、強度が弱まってしまうので一本一本丁寧に施術し、複数の方向からチェックしてミスを防ぎましょう。

【OK例】

上の画像は、接着面をしっかり取りつつ、毛先が綺麗に上を向いています。エクステの根元にある平らな部分を見極め、平らな部分を自まつげに平行に合わせることで接着面を最大限取ることができますよ

エクステの接着方法は「上付け」「下付け」「横付け」「絡め付け」などがあります。接着面が取りづらいカールの強いエクステや自まつげにクセがある場合は、絡め付けがおすすめ。絡め付けとは、自まつげに対してエクステを下から上にくぐらせ、絡めながら接着する方法のこと。接着幅が広くモチの良さも期待できますよ。
しかし、【NG例2】のような自まつげとエクステの間に空洞ができやすくなるので、自まつげにしっかりと沿わせることを忘れないようにしましょう。

グルーの硬化速度と付け方

グルーは、エクステの向きだけでなくモチや見栄えも左右する重要なポイントです。上の見出しで、毛先がばらつく原因に、グルーの硬化のタイミングが合わず、固まる前に手を離してしまい、毛先がばらついてしまうということがありました。グルーの硬化のタイミングを合わせるためには、グルーの硬化速度が重要なカギを握っています。
グルーの硬化速度はメーカーによって異なり、ベストな状態で装着位置に持っていくには経験が必要です。また、湿度によっても硬化速度は変わります。湿度の高い梅雨から夏にかけては硬化速度が速まるため、タイミングが取りにくいだけでなくグルーの耐久性が落ち、モチも悪くなることがあります。一方、空気が乾燥する冬では、硬化速度が遅くなり施術が難しく感じることも
お客様の自まつげの状態やサロン内の環境によってもグルーの硬化速度に影響を与えるので、硬化速度は変わるものと頭に入れておくことが大切です。自分にとって扱いやすいグルーを研究しつつ、ベストなタイミングで装着できるよう、硬化速度と装着速度を上手く調節できるように意識しながら練習を重ねると良いですね。

グルーを付けるときは、量にも気をつけましょう。モチが良くなるはず!と、グルーの量を多く取ってしまいがちですが、グルーは適量を守ることが大切です。

上の画像のように、グルーの玉が2つ付いていて、接着幅よりも少し短い位置までグルーが付いている状態が適量です。自まつげになじませやすく接着面も十分に確保できる状態なので、モチや見栄えも良くなりますよ。

向きを揃えるためのおすすめ練習法2つ

毛先を正しい向きで装着するためには、練習あるのみ!ここでは、紙にまつげを描いて装着していく方法と、つけまつげを使った練習方法を紹介します。

紙にまつげを描いて装着していく方法

1.紙にまつげの絵を描きます

まつげは画像のように真っすぐ描くようにしましょう。

2.まつげのラインに沿ってエクステを装着します

3.真上から仕上がりをチェックしましょう

真上から見たときに、エクステのカールが分からないほどまっすぐついている状態がベストです。内向きや外向きに装着してしまうと、真上から見たときにカールが分かる状態に。練習を重ねて、画像のような美しい仕上がりを目指しましょう。

マネキンを使ったつけまつげの練習法

1.つけまつげの長さくらいにカットしたテープを、粘着面を外側にし、上と下をくっつけるように筒状に巻きましょう

2.事前にテープワークをしておいたマネキンの目のラインに沿って筒状に巻いたテープを貼ります

3.テープの端につけまつげを立ち上げるように貼りましょう
4.つけまつげにエクステを装着します

つけまつげを使った練習方法は、エクステをまっすぐ付けていく練習になるとともに、カールがまっすぐ上がっている状態を確認することにもつながります。また、マネキンを使うことで、手を置く位置やツイザーワークなど、正しい施術フォームを身に付けることもできますよ。

まとめ

エクステの向きをばらけさせず綺麗に付けるためには、正しい毛先の向きを知ることと、接着面をしっかり確保し、グルーを正しく使うことが大切です。紙に描いたまつげにエクステを装着していく練習方法と、つけまつげを付けたマネキンを使う練習方法を組み合わせることで、正しい向きにエクステを装着する技術が身に付くので、ぜひ試してくださいね。201201Ekm

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