【写真で解説!】両目が近いかたへのおすすめデザイン

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大好評の「写真で解説」シリーズ!前回の「両目が離れているお客様」シリーズに引き続き、今回は「両目が近いお客様」へのデザイン提案を紹介します。他人から見たら気にならない程度でも、自分の目元となると気になって仕方がない…というお客様も多いでしょう。しかし、なりたい目元を叶えるマツエクなら、そんな女性のコンプレックスをカバーできるはず。今回は、「目の距離が近いお客様」の悩みに寄り添うデザイン提案と、付け方のコツについてご紹介します!

目が近く見える理由とは?

まずは、目と目の距離が近いとは、どういった状態なのか勉強していきましょう。
以前、

コチラの記事でも紹介した通り、顔の印象は「黄金比」に近いかどうかで変わると言われています。ここで言う「黄金比」とは、建築物や芸術品などにも活用されている、人々が無意識に「美しい」と感じる比率のこと。実はみなさんがよく目にしているApple社のロゴや「モナ・リザ」の絵も、黄金比に沿って作られているのです。無意識に頭に残っているのはきっと、黄金比に沿って作られているからなのでしょう。

人の顔も同じで、黄金比に当てはまっていればいるほど、一般的に「美人」と認識されやすいと言われています。
例えば、モデルのローラさんや女優の佐々木希さんなどは黄金比に当てはまっている顔。たしかに、美しい人ばかりの芸能界の中でも、パッと目を引く美しさの2人ですよね。

では、顔の黄金比とはどういったものなのでしょうか?大きく分けて3つの観点があります。

①全体で見たときのバランス
②目や鼻といったパーツの位置
③パーツそれぞれの大きさ

例えば①の場合、「生え際から眉頭の下ライン」:「眉頭の下ラインから鼻のすぐ下」:「鼻のすぐ下から顎の先」=1:1:1と決まっているのです。

目の位置も同じで、目頭と目頭の間の距離が、目の横幅と同じ=黄金比とされています。
つまり、「目が近い人」は、目頭と目頭の距離が、黄金比に比べて狭いということ。では、実際にモデルさんの目元で確認してみましょう。

こちらのモデルさんは、目頭と目頭の距離がおよそ2.7 cm。目の横幅が同じく2.7 cmであれば、黄金比に当てはまりますが…

目幅は、目尻のまつげの毛先までカウントされるため、こちらのモデルさんの場合は、目幅が3.3cm。目頭同士の距離より5mm以上長いことが分かります。そのため、全体で見たときに「目が近い」という印象になるのです。

では、「目が近い」と悩まれているお客様には、どのようにマツエクを付けると喜ばれるのでしょうか?次の項目で、コツとおすすめデザインを紹介します。

目が近い方への提案例①装着の幅

まずは、マツエクの付け方から見ていきましょう。ポイントは2つあります。

1.目頭を空けて装着する

1つ目のポイントは、目頭を空けることです。そもそも目が近くても離れていても、目頭は5mm程度空けて施術を行います。それは、目頭部分に産毛が多く、無理に付けると貴重な産毛がダメージを受けてしまうから。しかし、その5mmよりもさらに広く空けると、目の距離が少しだけ離れて見えるため、目の距離が近いと悩まれているお客様には喜ばれるでしょう。例えば先ほどのモデルさんの場合、目幅3.3cmに対して、目頭間が2.7cmとなっていましたよね。その差は6mmとなっているため、通常5mmのところを8mmずつ空けることで、黄金比に近付けられます。

2.目尻は端までしっかりと付ける

注目すべきは目頭だけではありません。目尻にボリュームを持たせることも、目が離れているように見せるポイントのひとつ!どういったデザインを希望されたとしても、目尻側は端までしっかりと付けるように意識しましょう。

また、装着時にはこのように、できるだけ目尻側に広がっていくイメージで施術を進めます。
この付け方を意識するとより目尻が強調されます。例え実際には目と目の位置が近くても、マツエクにより、そのコンプレックスをカバーできるでしょう。

以上が付け方のコツです。次におすすめしたいデザイン例を紹介します。

目が近い方への提案例②デザイン

目と目の距離が近いと悩まれているお客様におすすめしたいデザインは2つ。
それは、sexyデザインとタレ目デザインです。
この2つのデザインはどちらも、目尻を強調し、目の近さをカバーしてくれます。目と目の距離を離して見せたいお客様には、まさにピッタリのデザインと言えるでしょう。違いは、装着後の印象。sexyデザインは上品な印象に、そしてタレ目デザインはやさしい印象に仕上がります。好みに合わせて提案したいですね。反対に、黒目付近を強調するcuteデザインは寄り目を強調してしまいます。お客様の希望であれば仕方ないですが、アイリストの提案としては避けておく方が良いでしょう。

では実際に、以上のポイントを意識して施術した結果を写真でご紹介します。

いかがでしょうか。
こちらのモデルさんは本来、目頭間の距離が2.7mmであるのに対して、目幅は3.3mm。黄金比に基づいた考え方でいくと、「目の位置が近い」と言えるでしょう。しかし、マツエクを装着した目元を見てみると、そこまで「目が近い」という印象はないのではないでしょうか。
もちろん、目の位置自体を動かすことは不可能ですが、マツエク次第で目の印象が変えられる。そう考えると、私たちの仕事には夢がありますね。

とはいえ、私たちの仕事はお客様のコンプレックスをカバーすることだけが全てではありません。例え目の位置が近かったとしても、それは必ずしも“欠点”とは言えないからです。
人相学の考え方によると、目の距離が近い人は「知的」「大人っぽい」という印象になると言われています。例えば芸能人でいうと、女優の柴咲コウさん綾瀬はるかさん武井咲さん前田敦子さんは、「目の位置が近い」顔立ちです。どの女優さんも顔立ちが美しく、確かに知的な印象がありますよね。
このように、黄金比は美しさを表すひとつの“基準”ではあるものの、それが全てではありません。今回紹介した女優さんたちのように、目の位置が近いからこそ、その人の顔立ちが美しく整って見える場合もあるでしょう。アイリストは、お客様が自分の目元を“個性”として捉えているのか、それとも“コンプレックス”として捉えているのか、プロとしてしっかりとくみ取る必要があります。そのためにも、丁寧なカウンセリングが大切。お客様の好みや悩みをヒアリングしながら、1人ひとりに合ったベストなデザインを、プロとして提案できる力を身に付けていきたいですね。

まとめ

前回の「両目が離れている方へのおすすめデザイン」に引き続き、今回は「目の距離が近い」と悩まれているお客様に提案したいデザインや、付け方のコツを紹介しました。しかし、どのようなデザインや付け方を選んだとしても、何より大切にしたい点は、お客様に満足してもらえているかどうか。どれだけ目の距離をカバーできるデザインだったとしても、お客様の顔立ちや好みに合っていなければ意味がありません。反対に、目の距離をあえて“個性”として生かし、お客様の好まれる雰囲気に仕上げられたら、きっとアイリストとしての信頼度も高まるはず。今回紹介した方法は、あくまでオーソドックスなものです。基本の知識として頭に入れておき、1人ひとりの目元に合った施術をご提案していきましょう。

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