夏の必需品!ウォータープルーフでも落とせる、マツエク専用クレンジング5選

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夏は、マリンイベントなども多く開催される時期もの 。ベースメイクだけでなく、下まつげやアイシャドウなどのアイメイクにもウォータープルーフを使う人が多い時期です。マツエクは、どんなクレンジングを使うかによって、モチにも差が生じるもの。今回は、マツエクを大事にしながらもウォータープルーフメイクをしっかり落とせる、マツエク専用クレンジングを5つセレクトしてみました。要チェックです!

ウォータープルーフの仕組みとは

ウォータープルーフという言葉は、“水”を意味する「water」と“防ぐ”を意味する「proof」が合体したもの。防水性がある、防水加工が施されているという意味で、利用されている言葉です。化粧品にウォータープルーフという言葉が表記されている場合は、水をはじく作用があるということ。そのため、ウォータープルーフと表記された化粧品には「シリコン」が配合されており、水分をはじくような加工がなされています。

ウォータープルーフは「シリコン」がカギ 

ウォータープルーフの効果を発揮するために欠かせないのが、化粧品に含まれている「シリコン」。シリコンとひとことに言っても、その形態はさまざまです。ウォータープルーフの化粧品に配合されているシリコンは、大きく分けて3つに分類されます。

①揮発性シリコン
②シリコン油
③水溶性シリコン

の三種類が、ウォータープルーフ機能の主成分。

ウォータープルーフと表示された化粧品には、3種類あるシリコンの中でも「揮発性シリコン」を配合している場合がほとんどです。揮発性シリコンは、常温でも蒸発する特徴を持っています。揮発したあとはぴったりと肌に密着し、その後のつけ心地もサラサラ。油分を多く含んでいるので、日焼け止めの伸びの良さにも影響を与えています。化粧品に含まれるシリコンには、さまざまな種類が存在。

「ジメチコン」「ジメチコノール」「シクロペタンシロキサン」「シクロメチコン」「アモジメチコン」などが、化粧品に含まれるシリコンの代表格となっています。それぞれ特徴を持っていますが、どのシリコンにも共通して言えるのが“膜をはって水をはじく”ということです。これらのシリコンが配合されることにより、化粧品を塗っている部分は水をはじくことができるようになります。涙や汗の影響でパンダ目の原因となってしまうマスカラは、ウォータープルーフのアイテムが多いもの。シリコンが膜をはってくれるおかげで、きれいなアイメイクを保つことができるのです。

ウォータープルーフの基準

化粧品においてウォータープルーフと表記するためには、いくつかの基準が設けられています。大手化粧品会社では、アメリカの食品医薬品局(FDA)が定めた基準に従って、試験を行なっているところも。実際の環境と近い状態でテストが行われ、ウォータープルーフと表記していかどうかの判断がなされているのです。国内で販売されている日焼け止めには、「80分間テスト確認済み」というような表記をしているものも。このような表示のあるものは、化粧品会社独自の基準だけでなく、きちんとした試験を受けているものとなります。 

 

「ウォータープルーフも落とせるマツエク専用クレンジング」ってどういうメカニズムなの?

しっかり密着する印象の、ウォータープルーフメイク。「ウォータープルーフも落とせる」という文言を見るだけで、そのクレンジングが結構強力だという印象を受けます。一方で、オイルクレンジングなど、しっかり落とせるタイプのクレンジングはマツエク装着中では使用不可という常識があります。では、なぜ世の中には「ウォータープルーフも落とせるマツエク専用クレンジング」が存在しているのでしょうか。

クレンジングの原理 

オイルやジェル、クリームやリキッドなど、さまざまな種類のあるクレンジング。それぞれ、クレンジング力の高さや洗い上がりの肌に、違いが見られます。注目したいのは、使用感の違いだけでなく、クレンジングに含まれている成分です。クレンジングには、基本的に油分が含まれています。その油分が鉱物系の油なのか、それとも水分に近い油脂なのかによって、クレンジングの作用が変わってくるのです。油は油にもっとも溶けやすい性質を持っています。クレンジングのメカニズムは、メイクに含まれる油分がクレンジングに含まれる油分に溶け出すことです。この作用によって、メイクをきれいにオフすることができます。メイクをしっかり落としたいなら、メイクに含まれている油分と、似たような油分が配合されているクレンジングを使うことが重要です。

ウォータープルーフが落ちる原理

ウォータープルーフのメイクアイテムには、シリコンのほかに鉱物系の油が含まれています。中でもウォータープルーフマスカラは、油の性質が特に強いオイルが主成分に。油の性質が強いということは、水になじみにくいということにつながります。水になじみにくく、さらには水をはじくような加工がなされているので、一般的なクレンジングではなかなか落とすことができません。そのため、ウォータープルーフマスカラを落とすには、主成分と同じような鉱物油がクレンジングにも含まれている必要があるのです。

マツエクに悪影響を与えないクレンジングの原理

施術を受けたお客様へは、必ずクレンジングについての注意喚起を行いますよね。たいていの場合が、「オイル系のクレンジングは使わないように」とお伝えしているかと思います。マツエクに使用するグルーは、油分と触れ合うことで接着力が弱まってしまうもの。オイルのクレンジングを使用してしまうと、グルーに油分がしみ込んでしまい、モチが劇的に悪くなってしまいます。マツエクの施術を受けたお客様には、マツエク専用のクレンジングをご利用いただくのがベストですが、普通のクレンジングとは何が違うのでしょうか。一番の違いは、植物由来のものや100%天然のものなど、オイルに石油系界面活性剤が含まれていないものを使用していること。植物由来のものや100%天然のものでも、できるだけ油分が少ないものを選ぶのがベストです。商品の成分表示欄に、石油系オイルの表示が一番に来ている場合は注意が必要。先頭にオイル系の表示がある場合は、クレンジング内のオイル含有量が多いことを意味しているので、使用は避けたほうがいいでしょう。ウォータープルーフに対応しながらもマツエクを大切にするには、水クレンジングなどの“石油系ではない界面活性剤”を使用しているものがベスト。界面活性剤でウォータープルーフのメイクを落としながらも、マツエクを大事にできるので、マツエク愛好家からも支持されています。

 

マツエクのモチに影響を与えるのは、「石油系の界面活性剤」・「油分」。石油系以外の界面活性剤が使われていても、界面活性剤の量が多すぎると皮膚やまつげの油分を、必要以上に奪ってしまいかねません。うるおいも残しつつ、ウォータープルーフタイプのメイクもしっかり落とすには、サロンで開発されたアイテムを使用するのもひとつの手。「トランプコスメティックパリ」が発売している「eyelash cleansing gel(アイラッシュクレンジングジェル)」なら、敏感肌のかたでも使える優しいアイテムです。マツエクを長く続けていただくためにも、アイリストが納得できるようなクレンジングをおすすめするようにしましょう。

 

おすすめのクレンジング5選

DECENCIA スキンアップリキッドクレンズ 

リキッドタイプのクレンジングで、水のような肌なじみが特徴。敏感肌でも使える優しさと、ウォータープルーフメイクもすっきり落とす強さを兼ね備えたクレンジングです。保湿力に優れており、透明化アップやエイジングケアにも効果が期待できます。オイルフリー処方なので、マツエクにも安心して使えるアイテムです。

ファンケル マイルドクレンジングオイル

オイルタイプのクレンジングを嫌うマツエクですが、しっかりメイク派の人にとっては、オイルタイプできちんとメイクオフしたいもの。そんなかたには、ファンケルが販売しているマイルドクレンジングオイルがおすすめです。シアノアクリレート系の一般的なグルーを使用している場合であれば、マツエクをしていてもクレンジングが可能。グルーが溶けない仕組みになっているので、安心して使うことができます。

ちふれ クレンジングリキッド

リキッドタイプのクレンジングも、マツエク愛用者にはおすすめ。ちふれのクレンジングリキッドは、ダブル洗顔不要なところがポイントです。洗い流した後も、肌がつっぱらないので、目元の乾燥が気になるかたにもおすすめ。濡れた手でも使える手軽さが、人気の秘訣です。

肌ナチュール 炭酸クレンジング オイルフリーバージョン

オイルは完全にシャットアウトしたいというかたにおすすめなのが、肌ナチュールから発売されている炭酸クレンジング オイルフリーバージョン。クレンジングとしてだけでなく、炭酸パックとして使えるのもうれしいポイント。美容成分もたっぷり含まれているので、しっかりと潤いを残したいかたにおすすめです。

ロゼット クレンジングリキッド

洗顔・クレンジング・毛穴ケア・化粧水・導入液・角質ケアの役割を全て果たしてくれる、うれしい1本。美容成分がたっぷりと配合されているので、みずみずしい洗い上がりになります。コットンになじませて拭き取るだけで、しっかりメイクもすっきりオフ。マツエク にも優しい配合なので、モチに影響を与えることもありません。

まとめ

マツエクを大事にすることも大切ですが、お肌にとってはメイクをしっかりオフすることも重要。どちらも守るためには、優しいだけでなく、マツエクを労わりながらメイクオフもきちんとできる、優秀なクレンジングを選ばえらばなければいけません。クレンジング選びにお困りのお客様がいらっしゃったら、適切なアドバイスができるよう、知識を蓄えておきましょう。180703Eue

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