全オフなしでも綺麗に出来る!?ポイントリペアでデザイン変更する場合のテクニックとは

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「デザイン変更したい」という場合、「全オフ」が基本ですよね。全オフをしたほうがアウトラインや横から見た際の美しさは綺麗になります。では、オフをしないでデザイン変更をすることは難しいのでしょうか?今回は、全オフしないでも「綺麗に」デザイン変更が出来るテクニックを学びましょう!

デザイン変更は全オフが基本

お客様から「前回目尻を長めにしてもらったけど、やっぱり中央が長めになるように変更したいんですけど…」「こんなデザインに変えたいけど、残ったマツエクって取ったほうがいいの?」などと相談を受けることがあるでしょう。その際、基本は全オフをおすすめすると思います。全オフはアウトラインがそろいやすく、仕上がりがきれいになるだけでなく、モチがよいのがメリットです。また、お客様の中にはポイントリペアを希望される方もいると思いますが、エクステの残り具合やどのようにデザイン変更するかによって、できるかどうか変わってきます。大胆なデザイン変更を希望される場合は、全オフをおすすめした方がよいでしょう。

しかし、自まつげが傷んでいたり、施術時間が長く確保できない場合は全オフするのが難しい場合もありますよね。そんなとき、ポイントリペアでデザインを変更できたらいいと思いませんか?「ポイントリペアでデザイン変更って難しいのでは…?」と思うかもしれませんが、結論としては可能です。もちろん、すでに作られたデザインを残しつつ、上手く隙間を埋めていく作業は難易度が高く、アイリストの技術が問われます。しかし、技術力さえあれば自まつげへの負担が少なくデザイン変更ができるだけでなく、短い施術時間しか確保できないお客様にも対応が可能です。

ただ、一からデザインを作り上げる全オフと違って、ポイントリペアはデザイン変更が可能な範囲も限られる方法です。お客様が望まれるデザインに100%沿えるわけではないということも忘れてはいけません。

では、ポイントリペアを選択する場合、アイリスト側からどのような注意点を伝える必要があるのでしょうか。

 

伝えるべき注意点

ポイントリペアをする場合、エクステの状態やデザインによって、あらかじめお客様に注意点を伝えておく必要があります。

残り本数やデザインによっては変化が分かりにくい 

ポイントリペアをする場合、お客様に現時点で残っているエクステの本数や位置をお伝えしましょう。例えば、セクシーデザインで目尻側を中心に23本残っているお客様が「キュートデザインに変更したい」とオーダーされた場合を見てみます。キュートデザインは目尻が短めのデザインのため、残っている長いエクステに、新しいエクステが埋もれてしまって変化が分かりにくくなります。短いエクステに長いエクステを足す場合はよいのですが、逆のパターンは一度全オフした方がきれいに見えます。お客様に対して「現時点で、お客様のエクステは目尻側が多く残っている状態です。ポイントリペアでキュートデザインを希望されていますが、目尻側に短いエクステをつけても変化が分かりにくいかもしれません」などとお伝えしましょう。納得してもらった上で、全オフにするか少しデザイン変更をするかお客様と相談してみてください。

日を追うごとにモチの違いに差が出る 

ポイントリペアの場合、新しくつけた箇所に比べると残った箇所が先に取れてしまいます。等間隔で残っていればあまり問題はないのですが、例えば中央だけたくさん残っていると、中央部分だけ先に取れてバランスの悪い状態になることも考えられます。あまりにもバランスが悪く残っている場合は全オフするのがよいでしょう。しかし、お客様によってはポイントリペアを強く希望される場合もあるため、エクステの残り具合と今後起こりうる状況をきちんと説明しておきましょう。

場合によってはポイントリペアではデザイン変更ができない場合もある

目尻長めのデザインが残っている状態で中央長めにしようとした場合、全体に長くなってしまうもしくは、元の目尻の長さによっては極端に中央を長くしないといけない場合があるため、できればオフした方が良いかもしれません。

以上の注意点を伝えた上で、ポイントリペアを行いましょう。では、どのような場合であればポイントリペアでデザイン変更ができるのでしょうか。次で実例を交えながら詳しくご説明します。

 

画像で解説!ポイントリペアでデザイン変更ができるケースとは

まずはポイントリペアの注意点2つについてご紹介します。

①そもそもポイントリペアでデザイン変更が可能かどうか 

先ほど注意点の中でも述べたように、場合によってはポイントリペアでデザイン変更ができない可能性も考えられます。エクステの残り具合や、どのようにデザイン変更をするかによって、ポイントリペアができるかどうか変わるからです。また、施術時間や希望される金額によって異なるため、全オフかポイントリペアにするかは、お客様の意見を尊重することを大切にしましょう。

②どのような方法でデザイン変更するか 

「全オフして新しいデザインをきれいに装着したい派」のお客様と、「混ざりながらでも徐々に変更していきたい派」のお客様に分かれるため、しっかりとヒアリングして要望を聞きだすことが大切ですね。

では、どのような場合であればポイントリペアで対応が可能になるのでしょうか。キュートデザインに変更したいというお客様を例に挙げて、写真を見ながら判断基準を学びましょう。まずは、①の観点から見てみます。

ケース1 

こちらは元がキュート&セクシーのデザイン。まんべんなくエクステが残っていますね。

ケース2

こちらは主に中央部分がなくなっているケースです。

ケース3

こちらは残っている本数は多めですが、残っているものがバラけているケースです。

3つのケースを見てもらいましたが、この中でポイントリペアによるデザイン変更ができるのは何番だと思いますか?答えはケース2です。ケース1の場合は全体的に残りすぎているため、キュートデザインに変更しても分かりづらいですよね。中央部分だけ極端に長いエクステを使用しても不自然になってしまいます。ケース3の場合は向きがバラついています。このまま付け足しても綺麗なラインにはなりません。向きによっては目に刺さってしまう危険性もあります。残り本数が多くても、全オフしたほうがよいでしょう。ケース2は主に中央部分がなくなっているため、中央に長めのエクステをつければキュートデザインに変更が可能です。

次に②の観点で見てみましょう。ケース1の場合、全体が綺麗に残っていますよね。キュートデザインに変更したと分かりやすくするためには、全オフがおすすめです。ただ、かなり綺麗に残っているので、「あまりデザイン変更が分からなくてもいいから、残っているものを活かしたい」と希望される場合も考えられます。どちらを重視されるのか、お客様としっかり相談しましょう。次にケース2の場合は中央に足すだけなので、全オフする必要はありませんね。最後にケース3の場合、先ほども述べたようにエクステがかなりバラついています。いくらお客様が「多少バラついていてもいいから、ない部分だけ足して」と言われても、バラついたエクステを放置する危険性をお伝えし、全オフするように勧めましょう。

では、そのほかにも全オフせずにデザイン変更ができる事例をいくつかご紹介します。

デザイン変更可能な事例 

ナチュラル→どのデザインでも 

ナチュラルデザインは基本的に自まつげより少し長めのエクステを使用しているため、どのようなデザインにも変更しやすいですね。ただし、あまりにも元のエクステとカールの強さが異なる場合は全オフしたほうが、カールラインが揃って見えます。

キュート→セクシー

中央が長めのキュートデザインに対し、セクシーデザインは目尻が長め。短い部分に長いエクステをつけるのであれば変化が分かりやすく、全オフしなくてもデザイン変更が可能になります。

セクシー→キュート&セクシーまたはキュート&セクシー→セクシー

セクシーデザインからキュート&セクシーデザインに変更することも可能。目尻はそのままに、中央部分に長いエクステを足せばよいからです。逆にキュート&セクシーデザインからセクシーデザインへの変更もできます。全体的に長くなってよいのであれば、目尻に長いエクステを足せばOKです。もし「全体が長くなるのはちょっと…」と言われる場合は、中央のエクステをオフする必要があります。ただし、いずれもまんべんなくエクステが残っていた場合、今までよりも長いエクステを使用しないと変化が分かりづらいかもしれません。全体が長くなってもよいか確認して、施術に入りましょう。

 

まとめ

ポイントリペアのメリットや注意点、どのような場合であればポイントリペアでもデザイン変更ができるのかについてご紹介してきました。ポイントリペアでデザイン変更をするには、残ったエクステの状態を見極める力と提案力が必要です。もちろん高い技術と経験が必要になりますが、ポイントリペアだと限られた時間でデザイン変更が可能になるため、お客様に喜ばれるでしょう。お客様のご要望に応えるためにも、どのようなパターンであれば対応できるのか、また注意すべき点を頭に入れておくとよいですね。180611Eha

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