コンプレックスを解消!「顔のカタチ別」デザイン提案の方法とは
お客様にデザイン提案をする際、顔の形を判断材料に入れていますか?顔の形によって似合うメイクや髪型があることを知っている人は多いと思いますが、実はマツエクも同じなのです。今回は顔の形の種類や、特徴、似合うデザインなどについて学んでいきましょう。ワンランク上のアイリストを目指すなら、知っておいて損はない情報ですよ!
顔の形の種類とは
お客様にデザイン提案をする際、きちんと顔の形を見極められていますか?「こんなデザインにしてほしい」「どういったデザインが似合うの?」などとお客様から要望や質問をされると思いますが、その際の判断基準に顔の形が大きく役立つのです。普段メイクをする方なら分かると思いますが、顔の形によって似合うメイクとそうでないメイクがありますよね。マツエクも同様で、顔の形によっておすすめするデザインが異なるのです。顔の形に合わないデザインを提案すると、お客様のコンプレックスを増長してしまう可能性も。逆にコンプレックスをカバーできるデザインを提案できると、お客様から「このアイリストは自分のことをよく分かってくれる!」と信頼され、リピート率を上げることも可能です。
お客様により満足していただけるデザイン提案をするために、まずは顔の形の分類や特徴を学んでいきましょう。顔の形の分類は、顔の縦横のバランスによって決められます。顔の縦幅は眉山から口まで、横幅は口を中心とした両頬までの長さを見ましょう。
卵型
理想の形と言われている卵型は、縦と横の比率が1:1。卵のように丸みがあるフェイスラインで、おでこやあごにも丸みがあり、女性らしい印象を与えます。
長所 |
立体的な顔立ちとスッキリとした美人顔が特徴。 |
短所 |
おでこが広く見えがち |
丸顔
丸型は、縦と横の比率が2:3。卵型に比べ、横が少しだけ長いのが特徴です。
長所 |
顔がふっくらして見えるため、可愛らしい印象。年齢より若く見られることも。 |
短所 |
人によってはぽっちゃりして見えたり、童顔が気になる場合も。 |
面長
面長は、縦と横の比率が3:2。横幅が狭いため、目と目の間隔が狭い人が多いのも特徴。頬に丸みがなく、細いあごがシャープな印象を与えます。
長所 |
馴染みやすい顔立ちで、可愛いよりも綺麗系な印象。大人っぽい雰囲気。 |
短所 |
顔が長く見え、間延びした印象に見られることも。 |
ベース型
ベース型は、縦と横の比率が1:2。四角型とも呼ばれます。
長所 |
おおらかであたたかみがある印象。 |
短所 |
エラが張りがちで、平坦な顔に見られることも。男性的な印象。 |
逆三角形
逆三角形は面長と同様で、縦と横の比率が3:2。あごにかけてのフェイスラインがシャープで、ハチ周りが広めなのが特徴。
長所 |
クールで知的な印象。あごのラインがシャープなので小顔に見えることも。 |
短所 |
頬骨が張りがち。顔立ちがきつく見えることも。 |
以上が主な顔の形の分類です。しかし、中にはどっちつかずな顔の形もあるでしょう。その場合は似たような形を見比べ、より近い形を参考にしてください。顔の特徴や長所、短所が分かっていると、デザインを決める際の提案材料が増えます。「顔が長いところが気になるのよね」などと言ってくれると、「こういうデザインだと縦のラインを拾わないのでおすすめですよ」と提案できますね。しかし、中には自分からコンプレックスを話せないお客様も。アイリストが顔の特徴などを理解していると、コンプレックスを自然とカバーできるようなデザインが提案できます。すると「このアイリストは私のことをよく見てくれているし、分かってくれている!」と思ってもらえるはずです。結果としてお客様からの信頼が生まれ、リピート率も上昇します。顔の特徴を知ることは、ワンランク上のアイリストになることに繋がるため、頭に入れておくとよいですね。
顔の形の分類が分かったところで、それぞれのタイプに合ったデザインを学んでいきましょう。
顔の形ごとのおすすめデザイン
ここからは、顔の形別におすすめのデザインを紹介していきます。
丸顔
おすすめデザイン |
画像 |
キュート |
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セクシー |
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ナチュラル |
丸顔は縦と横の比率が近いため、どのようなデザインでも似合う方が多いのも特徴。また、童顔に見られやすい形であるため、その可愛さを活かしたキュートデザインが似合います。童顔をコンプレックスに感じているお客様の場合は、大人っぽいセクシーデザインがおすすめです。比較的どのようなデザインでも似合うため、あまり派手にしたくない場合はナチュラルデザインもよいですね。お客様の雰囲気や要望に沿ったご提案をしてみましょう。
面長
おすすめデザイン |
画像 |
キュート&セクシー |
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セクシー |
面長は大人っぽい印象を与える形です。顔の長さをカバーできるのが、キュート&セクシーデザイン。縦と横を程よく強調し、目を大きく見せてバランスをとることができます。横幅を出すことで顔とのバランスをとるセクシーデザインもおすすめ。逆に、縦をより強調してしまうキュートデザインはおすすめしない方がよいかもしれません。
ベース
おすすめデザイン |
画像 |
セクシー |
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キュート&セクシー |
ベース型は平面的で男っぽい印象を与える形です。目の横幅を広げることで顔とのバランスをとるセクシーデザインがおすすめ。または、キュート&セクシーデザインで幅・縦幅を出し、目を大きく見せてバランスをとるのもよいですね。目が強調されて、顔の形から視線が分散します。キュートデザインはNGという訳ではありませんが、横幅が強調されないのでコンプレックスをカバーするという点ではイマイチ。
逆三角形
おすすめデザイン |
画像 |
キュート |
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たれ目 |
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セクシー |
逆三角形は知的かつきつく見えやすい形です。キツさをカバーできる、キュートデザインで可愛らしい印象にするのがおすすめ。カールを強めにし、可愛らしさを強調するものよいですね。また、タレ目デザインもきつい印象を変えることができます。目尻のカールを下げることで柔らかい印象に仕上がりますね。セクシーデザインは綺麗な印象で切れ長な目になります。元々のクールさを活かしたい人にはセクシーデザインもおすすめですが、コンプレックスに思われている場合は避けた方がよいかもしれませんね。
マツエクひとつで印象を操れることが分かっていただけましたか?デザインによって顔のバランスを変えられるのも、マツエクの魅力のひとつですね。お客様の中には「ただ目の印象が変わるだけじゃないの?」と思われる人もいるはずです。そんな人に対してコンプレックスのカバーが可能なデザイン提案ができれば、「マツエクってこんな効果もあるのね!」と感動してもらえるでしょう。
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しかし、顔の形だけではデザインを決めきれない部分があります。というのも、例えば面長でも可愛い印象の人であれば、キュートデザインが似合うこともあるからです。お客様から「このデザインにしてほしい」という要望を受けることもあるため、それを無視してまで顔の形で決めることは当然NG。あくまでも判断材料のひとつとして捉えておきましょう。最終的には、お客様の要望とお客様自身の雰囲気を見ることが大切です。
まとめ
顔の形の種類や、それぞれに似合うデザインを紹介してきました。顔の形の種類や、どういったデザインが似合うのか把握しておくことで、提案材料がグッと増えます。様々な角度からご提案をすることは、お客様自身が気付かなかった魅力を引き出すことにも繋がるでしょう。一歩先を行くアイリストを目指すなら、顔の形やそれに似合うデザインを知っておくことは大切です。ぜひ頭に入れて、お客様に満足していただけるようなご提案を目指しましょう。
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