マツエクサロンの集客方法!新規獲得〜顧客化まで、どんなツールを使ってる?

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なかなか情報収集が難しい、マツエクサロンの集客方法。新規顧客を獲得するために便利なツールと、顧客定着化に向いているツール、それぞれどんなものがあるのでしょうか?今回は、集客に欠かせないツールの種類、またそれらの活用方法について学んでいきましょう。

マツエクサロンの集客のポイントとは

サロンの集客方法を見直すときは、「費用対効果」について考える必要があります。集客にかけられる経費は、売上の4~5%が一般的。つまり、この経費に見合う集客率を目指さなくてはなりません。

ただ、集客方法にはお金がかからない方法もありますよね。それらの方法で十分に新規顧客を呼び込めるのであれば、他の方法を検討する必要はありません。一方、費用がかかる集客ツールを導入したとしても、その投資を上回る集客が見込めれば、サロンにとって損失とはならないでしょう。重要なのは、一人のお客様にかかる集客費用がどのくらいかかっているかということ。さらに、新規顧客がどれほどの確率でリピーターとして定着してもらえているかを考える必要があります。

現在、あなたのサロンで導入している集客ツールが、思うような費用対効果を得られていないとすれば、

① そもそも集客にかかる経費がサロンの売上に見合っていない

② 経費に見合うツールを選べているが、効果的な使い方ができていない

のどちらかです。

①のように、集客にかける経費と売上のバランスが適切でない場合は、再度ツール自体を見直す必要がありますが、②の場合はどのように改善したらいいのでしょうか。

次は、新規集客におすすめのツールについて、それぞれの特徴や効果的な使い方を解説しましょう。

新規集客にお薦めのツール

新規集客のツールについては、Beautéの過去記事でもご紹介しました。集客構造についても触れているので、まだ読んでいないという方はぜひチェックしてみてくださいね。

今や、さまざまなツールを選べる時代。冒頭では、ツール選びのポイントとして「費用対効果」を挙げましたが、そもそもどんなツールがあるのか知らなくては、比較もできません。
ツール選びの前にまずすべきことは、自分のサロンの「ターゲットを把握する」ということ。ターゲットを明確化せずにツールを決めてしまっては、効果的な集客プランを見極めにくくなってしまいます。ツール選定の際には、どんな人に広げていきたいのかについて、スタッフ同士で話し合ってみましょう。
ここからは、簡単にそれぞれのツールの特徴をおさらいするとともに、ターゲット層、効果的な使い方についても解説しましょう。

①ポータルサイト

HotpepperBeauty(ホットペッパービューティー)

もはや説明はいらないほど、抜群の認知度と利用者数を誇る、日本最大級の美容系ポータルサイトです。掲載サロン数は約8万店舗で国内トップ、ネット予約数は1秒に約2.6人。このデータ(2018年8月時点)からも分かるように、現在のサロン業界では主流の集客ツールといえるでしょう。利用者層は、全世代を幅広く網羅していますが、その中でも特に20~40代が多いと言われています。HotpepperBeautyが多くのサロンに選ばれている理由は、「圧倒的な認知度」。掲載料は、最低月4.5万から。月額掲載料平均が約30~50万円と高めではありますが、それに見合う集客力が見込めるのも事実です。顧客管理ツールである「SALON BOARD」とも連携できるため、サロン全体のシステム管理も効率化が期待できるでしょう。

楽天ビューティー

「HotpepperBeauty」に次いで、利用者数の多い集客ツール。掲載店舗数は、約1万6千店舗(2017年1月時点)、総アカウント数は1億人以上(2016年12月時点)とされています。利用者層は、20~40代が半数以上。楽天ポイントも貯まるため、国内でも最大規模の楽天市場ユーザーへの訴求効果は絶大です。HotpepperBeautyとの最大の違いは、「成果課金型」の料金体系。つまり、予約件数に応じて費用が加算されるシステムとなっているところにあります。この仕組みは、HotpepperBeautyの掲載料が高すぎると感じているサロンにとっては、嬉しいポイントといえますね。

minimo(ミニモ)

近年、認知度も利用者数も急速に増えつつある「minimo」。一言でいえばアイリストによる「個人集客」ができるツールです。登録スタッフ数は2万人超、ダウンロード数は200万件を突破(2017年7月時点)。月間予約件数は40万件を超えるときもあり、かなり活発なツールであるといえるでしょう。利用者層は、約9割が10~20代と比較的若め。お客様からは同世代である若手スタッフが選ばれる傾向が高いため、新人の集客スキル向上のために取り入れているサロンも多いようです。料金体系は、楽天ビューティーと同じ「成果課金制」。初期費用や月額費用は無料で、予約件数、または施術料金に応じた手数料を支払う仕組みです。「minimo SALON TOOL(ミニモサロンツール)」という無料サービスと連動させることで、顧客管理が簡単にできるというメリットも。アイリスト個人の特徴をアピールしやすく、リピーターにも発展しやすいminimoは、新規で立ち上げた個人サロンの方にもおすすめです。

口コミ機能を活用しましょう!

ポータルサイトの最大のメリットは、口コミ機能。お客様にとって、口コミ件数の多さは安心感につながります。ツールを選ぶ際にも、口コミ機能を利用しやすいかどうかをチェックしておくといいでしょう。

②SNS

Instagram(インスタグラム)

集客やブランディングに効果的なSNS。中でもInstagramは、 視覚的な効果が高く、お店の「世界観」を伝えやすいツールです。数あるSNSの中でも圧倒的な利用者数を誇り、各世代に幅広く支持されるInstagramは、影響力も絶大。美しく、魅力あふれる写真であれば、瞬く間に注目を浴びることができるでしょう。掲載料も無料で、更新も簡単。ただし、ハッシュタグ検索が主流のツールのため、引きのあるタグをつけていなければユーザーの目に留まる可能性も低くなってしまいます。

Twitter(ツイッター)

写真よりも、投稿内容の面白さを重視するのが「Twitter」。注目度の高いツイートは、リツイート機能によって爆発的に拡散されます。拡散されやすい投稿は、ハッシュタグを2~3個程度に絞り、単純明快でキャッチーな本文をつけているのが特徴。文字数が140文字までしか投稿できないため、内容の濃い投稿にする必要があります。ターゲット層は20代が突出している傾向にあり、若い世代向けといえるでしょう。拡散度を重視したいなら、Twitterの方が優勢。目的の違いからInstagramと併用しているサロンも多くあるようです。

③地域の情報誌

都市圏と比較すると、地方サロンではネット予約が浸透しているとはいえないのが現状。そのため、地域の情報誌を見て来店されるお客様も少なくありません。地方の場合は、ポータルサイトより情報誌の方が安く掲載できることが多いため、個人サロンにとっては導入しやすいとの声も多いです。

掲載するときのポイントは、お店の想像がしやすい写真をピックアップするということ。マツエクそのものの写真だけではなく、店内写真やスタッフの写真があると、お客様の安心感も違います。明るくて活気のあるサロンに見えるかどうかを意識して、写真を選ぶようにしましょう。

④お店のHPやブログ

集客力はそこまで高くはありませんが、詳細な情報を載せておくことで「活発なサロン」「安心感のあるサロン」といった印象を与えることができます。特に、お店に興味を持ち始めたばかりの方、他店と比較検討中の方にとっては効果的な方法といえるでしょう。

ただ、HPを開設するのにも、多少のお金がかかります。個人サロンの場合は、アメブロやFacebookをお店のHP代わりとしているところもあるようですね。これらの媒体は見つけてもらうまでに時間がかかるため、集客力の高い別のツールと併用することで効果が得られるかもしれません。

顧客の定着化〜顧客管理にお薦めのツール

新規集客を呼び込めたら、次に目指すべきは定着化。新たに来店してくれたお客様がリピーターとなってくれるよう、効果的なアプローチをしていかなくてはなりません。そのためには、予約管理や顧客情報管理のシステム化が必須条件。便利で使いやすい顧客管理システムの導入が求められています。まずは、多くのサロンが導入する顧客管理システムについて知っておきましょう。

SALON BOARD(サロンボード)

このシステムの最大の強みは、国内最大級の美容集客ツールであるHotpepperBeautyと連携しているということ。HotpepperBeautyを集客のメインツールとして導入しているサロンは、「SALON BOARD」を使うことで、集客の流れを一つにまとめることができます。

SALON BOARDのポイントとしては、

  • 空き状況などの管理が即新規集客につながる(連動している)
  • 圧倒的な知名度を誇る顧客管理システムである
  • 集計分析機能付きで、売上や顧客情報(来店数やリピート率)などのグラフ化ができる
  • 分析データと連動したDM機能を集客に活用できる

 といったことが挙げられます。利用料金はHotpepperBeauty導入サロンであれば無料。初めて顧客管理システムを導入するというサロンにも使いやすいツールでしょう。

美歴

お客様とアイリストがカルテを共有できるのが「美歴」の最大の特徴。アイリスト個人で利用することもできますが、サロン単位で契約すれば、スタッフ全員のカルテ情報を一元管理することもできます。

このシステムのポイントは、

  • 最大6枚までの添付写真と施術履歴の記録
  • カルテ画面でお客様とメッセージのやり取りができる
  • 他予約システムとの連携可能

といった点が挙げられます。中でも、メッセージ機能を使えば、お客様との信頼関係を築きやすくなるでしょう。美歴アプリそのものは無料で利用できますが、サロン全体での契約となると、月額14,000円がかかります。ただ、お客様との距離を近づける美歴は、リピーター獲得には有効な手段。費用対効果が高いと感じるサロンも多いようです。

Reservia(リザービア)

HotpepperBeautyなどクーポンサイトに頼ることなく、自社集客を強化したいサロンにおすすめなのが、「Reservia」。サロンのホームページやブログからネット予約をすることができるようになります。

このシステムの特徴は、

  • 会員登録が不要で予約しやすい(LINEやTwitterなどのアカウントでログインOK)
  • 主要なクーポンサイトやPOSシステムとの連携が可能
  • 電話予約の負荷を軽減させていくことができる

といった3点。利用料金は、初期費用が60,000円、月額費用が12,000円~となっています。

近頃は、”クーポン合戦”となりやすいポータルサイトから、脱却を図るサロンも増えてきていますよね。Reserviaのようなツールに移行するためには、ホームページを充実させることと、多くの新規客を呼び込めるようなサロンの強みを発掘することが大切です。

coming-soon(カミングスーン)

予約管理や集客において、2つの特許技術を持っているのが「coming-soon」の最大の強み。その技術というのは、

  • お客様の来店サイクルを算出・学習し、プッシュ通知やDMを自動的に送る
  • 「指名なし」予約を効率的な空き時間にフィッティングさせる

といった2点。独自の自動計算アルゴリズムによって、見えない売上ロスを解消してくれます。料金体系は、初期費用30,000円、月額12,000円。他システムの予約管理では、最終的に人判断となる仕組みが多いですが、それだと判断ミスが起こってしまいがちです。効率的な判断を瞬時に行ってくれる「coming-soon」は、多くのスタッフを抱える大規模サロンにも便利なシステムといえるでしょう。

まとめ

新規集客ツール、顧客管理ツールは、どちらもサロン業務の効率化や売上アップにつながる重要な役割を担っています。知名度の高さだけで選ぶのではなく、しっかりと自店の規模やターゲット層に合わせた選定を行っていかなくてはなりません。今回ご紹介したツールは、さまざまな特色を持ったツールばかり。今回のテーマが、「自分のサロンに合うのはどの方法だろう?」と振り返るきっかけとなることを願っています。

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