もっと上達したい!「目元の撮影」の技術向上ポイントとは?アングルや構図について詳しく調査しました
インスタはお客様に自サロンで提供しているマツエクのデザインや技術力を伝えるための大切なツールです。今回は「写真の構図がワンパターンになりがちで、困っている。」「新しいアングルが知りたい!」というアイリストからのリクエストにお応えして、目元撮影の技術向上のポイントについてまとめました。
写真を撮る目的とは?目的によりアングルや構図は異なることも
最近では、ほとんどのマツエクサロンがSNSを活用しているようです。また数あるSNSの中でも、画像を共有することに特化したインスタはサロンにとって欠かせないツールになっています。多くのサロンがインスタを利用する理由は、サロン経営にとって大きなメリットがあり、さらに無料で利用できるということに尽きるでしょう。では、どのような目的で写真を撮影し、投稿していますか?
サロンがインスタを利用するメリットは、集客アップとサロンブランディングの2つに大別することができます。どちらの目的で投稿するかによって、画像のテイストも変わってきますよね。
具体的にいうと、インスタは「ハッシュタグ機能」を用いて希望するマツエクのデザインなどを検索するというお客様も多いため、集客アップを目的として投稿する写真はマツエクのデザインやカラーが良くわかる「目元を撮影したもの」。またサロンブランディングを目的とする写真はサロンイメージを伝えるため、フォトジェニックさを追求したものといえるでしょう。事前にどちらの目的で撮影するのかを明確にすることで、アングルや構図などは決めやすくなります。
ただしインスタなどに投稿する写真は、集客目的であることが多いため、今回はそちらにスポットを当ててみましょう。
ではここで、1つのアンケート結果をご紹介します。アンケートはマツエクサロンに通うお客様100人を対象に「次の画像のうち、どの角度・どの撮影方法のものが好きですか?3つまで選んでください」という内容です。
2位:62.0%…「目を閉じている」
3位:58.0%…「片目・斜め上から」
という結果が得られました。上位にあがった構図を見るとわかるように、お客様の求める写真はイメージやニュアンスではなく、マツエクのデザインそのものがよりわかりやすいものであるといえるのではないでしょうか。特に目を開けて正面から見た写真は好まれるようです。
必見!アングルや加工別の効果を調査
実際にお客様にとってマツエクのデザインがわかりやすく伝わる写真とはどのようなものなのでしょうか?
「私もこのカラーのマツエクがしたい!」や「こっちのカールの方が自分の目に合っていそう。」など、インスタに投稿された写真を見て、お客様自身が装着時の具体的なイメージを浮かべることができる写真であることが重要です。
では、実際にインスタの投稿を見ながら、アングルや加工の効果についてみていきましょう。
わかりやすさバツグン! 正面・開眼
画像元:@yuueyelashさん
こちらは正面から開いている片目を撮影した写真です。マツエクのデザインが細部まで伝わる優れた構図といえるでしょう。また@yuueyelashさんのように、画像の中にエクステのカラーや使用したカールから本数までをさりげなく記載しておくと、お客様が保存した写真を見返すときにもわかりやすくおすすめです。
弱めのカールは閉眼で魅力を伝える
画像元:@e.koyaさん
こちらはJカールを使用したデザインです。
Jカールなどの弱めのカールを使用した場合、正面から目を開けた状態で撮影しても、エクステが見えにくいため、正面から目を閉じて撮影するのがおすすめ。Jカールならではの、ナチュラル感も伝わりやすくなります。
カラーエクステは頬を背景にして
画像元:@hale_manaさん
こちらはダークブラウンをベースに、アプリコットとワインレッドのカラーエクステを装着したデザインです。
撮影のポイントは、目を閉じたことで頬の肌色が背景代わりになり、エクステのカラーがわかりやすくなっている点です。モデルの方の肌の色が明るいほど、エクステのカラーがより映えるでしょう。
エクステのカラーを際立てる横からアングル
画像元:@iamai_0220さん
こちらはキャメルとオリーブの2色のカラーを使用したデザインです。横からのアングルで、なおかつ伏し目を撮影したことでカラーがよりわかりやすくなっています。さらに写真の質を上げるためには、なるべく明るい空間で、背景となるサロンの壁などが無地でホワイト系の場所を選んで撮影すると良いでしょう。
下からのアングルは根元の仕上がりまでくっきり!
画像元:@iamai_0220さん
こちらはドールラッシュの仕上がりを下から両目を開いた状態で撮影しています。下から撮影したことで、根元からしっかりエクステが持ち上げられている様子が確認できます。さらに斜め下からのアングルにより、奥側のカールなどがそろっている様子もわかりますね。
閉眼・上からアングルで技術力の高さを伝える
画像元:@impression.eyelashさん
目を閉じた状態で上から撮影した写真は、エクステと自まつげの接着面が見えやすく、さらに毛先のアウトラインが綺麗に揃っているかどうかも一目で確認できるため、技術力の良し悪しがわかります。またお客様はマツエクが目を閉じたときに自然に見えるかどうかを重視している人も少なくありません。
@ impression.eyelashさんのようにナチュラルで美しい仕上がりのマツエクは、上から閉眼で撮影するのにぴったりですね。
▼アウトラインのコツをまとめたこちらの過去記事も参考にしてください。
カメラ目線ではないことがポイント!
画像元:eyeplus.designさん
@ eyeplus.designさんの写真のポイントはカメラ目線ではないということです。実は両目がカメラ目線の写真を見ると、人は自然と目を合わせてしまうそうなのです。つまりエクステに目が行きにくいということ。そのため、両目の写真を撮る際には、あえてカメラ目線にしないというのも、マツエクのデザインを伝える写真を撮るコツです。
【応用編】多数の投稿の中で目を引く写真にするために!
画像元:@eyeplus.designさん
こちらは@eyeplus.designさんが投稿されたコラージュ画像です。この画像にはカメラ目線の写真に自然と目を合わせてしまうという人の習性を逆手に取った、上級テクニックが盛り込まれています。まず上部のカメラ目線の写真で目を引き、なおかつデザインの詳細は下部の写真で閉眼、開眼どちらのパターンも確認できるという優れた1枚。ここぞというときに使える手法です。
【応用編】3段階のアングルでより装着時のイメージを掴める
画像元:@kaho_0529さん
こちらは片目で正面・伏し目・閉眼と3つのパターンで撮影した写真をコラージュした1枚です。マツエクの経験がないお客様にとって、マツエクを装着した際にどのような見た目になるのかがよくわかるコラージュ方法です。この写真はこれで完璧に完成されていますが、伏し目がちな写真は正面からよりも横からのアングルで撮影すると、よりエクステが見えやすくおすすめです。
ボーテ的まとめ!目を引く写真とは?
アングルや構図により、インスタに投稿された写真をお客様がどのように捉えるかを考えてきました。やはりシンプルに目を引くのは、人の特性上、目を開いて正面から撮影した写真ではないでしょうか。これにプラスして、カールの種類やカラーに合わせた構図の写真をコラージュしたり、複数枚投稿したりすることで、デザインの特徴を伝えることができるでしょう。
またお客様の目を引くという観点において重要なポイントがもう一つあります。
「自分自身に近い目の人の写真があったから来店した。」というお客様の声を聞いたことはありませんか?このように自分との共通点を見い出しながら、デザインのイメージを膨らませるお客様も少なくないのです。そのためパッチリ二重の方ばかりではなく、一重や奥二重などさまざまな目の方で写真を撮影することも重要といえます。
同様に美しいモデルさんより、一般の方の施術写真の方が親近感が湧き、自分に置き換えやすいという場合もあります。そのためモデルさんによるフォトジェニックな写真だけでなく、日々装着しているお客様の施術後の写真も集客アップには効果的です!
その場合お肌のトーンの調整などはしっかり行い、一般の方でも綺麗に見えるよういろいろと工夫が必要かもしれませんね。
▼インスタ映えする写真の撮影方法についてまとめた過去記事も参考にしてください。
まとめ
サロンの集客力アップのためにかかせないツールであるインスタに、より効果的な写真を撮影するための構図やアングル、加工法を勉強しました。マツエクのデザインを検討しているお客様が投稿を見た際にどういう印象を持つかということを念頭に置き、ぜひ素敵な写真を撮影してくださいね。181019Euk