セーブルマツエクとは?エクステの毛質を徹底解説!デザイン例&おすすめ商品も

マツエクの毛質の違いについて知らないお客様は意外と多いもの。セーブルマツエクってなに?と聞かれたときには、アイデザイナーとしてしっかり説明する必要があります。そこで今回は、セーブルを含むマツエクの毛質による特徴や違いを徹底解説!セーブルをおすすめしたい人や、サロンワークで使えるデザイン実例も紹介します。
セーブルとは?マツエクの毛質の種類は3つ
マツエクに使用するエクステは主にセーブル・ミンク・シルクの3種類に分けられます。動物の名前がついているものもありますが、実際はすべてポリエステル樹脂を原材料として使用。それぞれ加工方法が異なり、毛の質感を分かりやすくするために名付けられています。
なかでもセーブルマツエクとは、3種類のうち質・値段ともにトップの位置づけです。お客様に違いの説明ができるよう、まずは3種類の特徴について知りましょう。
毛質の種類①:セーブル
セーブルは軽くてやわらかく、3種類の中でいちばん品質が良いとされています。その質の高さから、「最高級セーブル」と呼ばれることもあるほど。人のまつげに近いやわらかさのため装着した際の違和感が少なく、マツエクとしてのつけ心地の良さは抜群です。エクステ1本1本が軽く、自まつげへの負担が少ないこと、カールキープ力に長けていることもセーブルの特徴。上品さを残しながら、自然なボリュームアップが叶います。
毛質の種類②:ミンク
ミンクは、3種類の中では質・値段ともに中間の位置づけです。毛先は細いものの、根元にしっかりと太さがある点が特徴。根元に密度が出るためアイライン効果が高く、モチも良いとされています。やわらかく軽い質感で自まつげになじみやすいものの、セーブルより質は劣るため価格も安い傾向にあります。
毛質の種類③:シルク
シルクはマツエクが流行した初期から使用されており、3種類の中で最もリーズナブルです。つけまつげのようなツヤ感があり、1本1本しっかりとした硬さがある点が特徴。カール感が弱まることなくキープされ、ボリュームを出したい方には最適です。しかし、その硬さゆえに扱い方によっては取れやすく、つけ心地に違和感がある場合もあります。
セーブルとフラットラッシュの違いとは?
セーブルを使ったマツエクとフラットラッシュの違いは形状です。
セーブル・ミンク・シルクは断面が丸く、毛先に向かって徐々に細くなっていきます。それに比べてフラットラッシュは断面が楕円形になっており、中央に溝がある点が特徴です。溝にグルーが溜まることで自まつげとの密着度が上がり、マツエクの持続力もアップ。セーブルよりも軽くやわらかいため、フワッとしたつけ心地です。ただし、軽くてやわらかい質感から、カールが伸びやすい点はフラットラッシュのデメリットといえるでしょう。
中にはセーブルとフラットラッシュの良い部分をミックスした、フラットセーブルというエクステもあります。フラットラッシュのように断面は楕円形になっており、やや浅めのくぼみがあります。そのため、マツエクのなかでも安定性がありモチが良い傾向。加えて、セーブルの良さであるカールキープ力に長けている点も特徴です。
▼フラットラッシュについてはこの記事を要check!
【120本で比較!】マツエクの種類による見え方の違い
マツエクはミンクやセーブルといった毛質の種類によって、つけ心地はもちろん見た目も少しずつ異なります。同じ120本装着したマツエクデザインの画像をもとに、見た目の違いをみていきましょう。
セーブル120本
セーブルを120本装着した例です。エクステ1本1本の繊細さによって、上品な印象に仕上がっています。同じ本数を装着しても、少しナチュラルに見える点がセーブルの特徴です。
ミンク120本
こちらはミンクを120本装着しています。バサバサとした印象はないものの、根元の密度が高くアイライン効果があります。普段のメイクでアイラインをしっかり引く方には、ミンクをおすすめするのも良いでしょう。また、あか抜けた印象を手に入れたい方にもぴったりです。
シルク120本
シルク120本の仕上がりは、セーブルやミンクと比べるとよりボリューム感が出ていることが分かります。つけ心地よりもボリュームを重視しているお客様には、シルクが最適でしょう。
フラットラッシュ120本
フラットラッシュの120本です。フラットラッシュは、毛先まで濃さが出やすい点が特徴。上記の写真を見ても、毛先にマスカラを塗ったような濃さがありますね。他の毛質と形が大きく異なり断面が楕円形になっているため、接着面も広く安定性に優れている点も魅力です。
セーブルがおすすめな人
以下のような希望があるお客様には、セーブルをおすすめしましょう。
セーブルは、つけまつげのようなボリュームが欲しい・できるだけ低価格で抑えたいという方には不向きです。悩んでいるお客様に対して、デザインだけでなく希望の仕上がりに合った毛質も提案できると良いでしょう。 1本1本がやわらかく繊細な毛質だからこそ、デザインによって見え方が変わるセーブル。ここからは、セーブルを使ったデザインを紹介します。明日からのサロンワークでぜひ取り入れてみてくださいね。 セーブルのCCカールを使ったマツエクデザインです。しっかりとしたカール感がありながら、セーブルならではの繊細な見た目から、ナチュラルでふんわりとしたかわいさを演出できます。120本を装着し、目尻部分は12mm、それ以外は11mmを使って、目の横幅も強調。ぱっちりとした自然な目元を希望するお客様や、韓国アイドル風のデザインにしたい方などに提案してみてください。 オールカラーのセーブルエクステを使ったデザインは、透明感あふれる外国人風の印象に仕上がります。こちらは、オレンジブラウンとカーキブラウンをミックスし、肌になじむ色合いに。個々のお客様の肌や好みに合わせたカラーを選んで、抜け感たっぷりな目元に仕上げてみてください。目頭に10mm、目の中央部分に11mm、目尻に12mmを装着。目尻に向かって徐々にエクステを長くすることで、目の横幅を強調できます。 こちらも先ほどと同様に目頭に10mm、目の中央部分に11mm、目尻に12mmのセーブルエクステを装着したデザイン。ブラックのエクステを使用しているため、カラーエクステを使ったデザインよりもメリハリのある見た目が特徴のマツエクデザインです。目の横幅を強調するとともに、セクシーさとかわいらしさが感じられます。セーブルならではの繊細な印象をベースに、印象的な目元を目指しているお客様に提案したいデザインです。 トレンドのナチュラルに盛れる「ナチュ盛り」を意識したデザインを希望するお客様には、全体に10mmのセーブルを使うのがおすすめです。まるで自まつげのようなマツエクデザインで、自然なボリューム感を演出します。Cカールのセーブルエクステを120本装着し、ぱっちりと仕上げているのも印象的。セーブルならではのやわらかい質感が、目元に透明感もプラスしてくれますよ。もちろん、80本~100本前後と少ない本数でよりナチュラルさをアップさせたデザインも素敵です。 最後に、サロンで使いたいおすすめのセーブルエクステを3つご紹介しましょう。 くっきりとしたカールと軽さ・やわらかさを兼ね備えたフラットセーブルです。J・B・C・Dの4種類のカールを展開し、さまざまなデザインに対応可能。カール感が強めのエクステであるため、ぱっちりとした目元に仕上げたいときにぴったりです。コスパも優れており、セーブルの毛質を好むお客様が多く通うサロンにもおすすめです。 やわらかい毛質を採用した、美しいシルエットが特徴のセーブルエクステです。施術時、エクステにシートの粘着が残りにくく取りやすい加工を施し、アイデザイナーをサポートします。長さや太さにほとんどムラがなく、お客様の目元を美しくデザインします。形状を安定させる加工が施されており、モチが良い点も魅力のひとつ。I・J・C・Dカールを展開しており、キュートからクール系まで対応できます。 美しい光沢が特徴のセーブルエクステです。毛先に向かって細くなっており、上品かつナチュラルなデザインに仕上がります。カールの持続性にも長けているため、モチを重視したいサロンにもぴったりです。J・C・Dカールを展開し、太さも0.10・0.15・0.20の3種類。さまざまなカールや太さを導入して、お客様が理想とするデザインをセーブルで作ってみてください。 マツエクの毛質は3種類に分けられますが、つけ心地の良いセーブルは人気の毛質のひとつ。1本1本がやわらかく繊細で、上品さがある点が最大の魅力です。セーブル以外にも、アイライン効果が高いミンクやしっかりとしたボリューム感を演出できるシルク、密着度に優れたフラットラッシュがあります。担当したお客様が毛質に悩んでいるときは、それぞれの特徴をしっかりと説明し、希望に合ったものを提案してくださいね。 ※本記事の内容や価格はすべて、2025年7月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
セーブルを使ったマツエクデザイン実例9選
CCカールでキュートな目元に
オールカラーで抜け感たっぷりなデザイン
目尻長めでパッチリとした印象に
短めのエクステでナチュ盛りデザイン
おすすめのセーブルエクステ3選
【LASHPRO】クイーンセーブルフラット
【Lash Collection】プレミアムセーブル
【AMBER LASH】セーブルラッシュ
まとめ
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