【デザイン実例9選】最高級セーブルとは?マツエクの毛質を徹底解説!
マツエクの毛質の違いについて知らないお客様は意外と多いもの。最高級セーブルってなに?と聞かれたときには、アイデザイナーとしてしっかり説明する必要があります。
そこで今回は、マツエクの毛質による特徴や違いを徹底解説!
最高級セーブルをおすすめしたい人や、サロンワークで使えるデザイン実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
最高級セーブルとは?マツエクの毛質の種類は3つ
マツエクは主にセーブル・ミンク・シルクの3種類にわけられますが、原材料はすべてポリエステル樹脂。動物の毛の名前がついているものの、実際には使われていません。
それぞれ加工方法が異なるため、毛の質感をわかりやすくするために名付けられています。
なかでも「セーブル」は、3種類のうち質・値段ともに最高級の位置づけです。お客様に違いの説明ができるよう、まずは3種類の特徴について知りましょう。
毛質の種類①:セーブル
セーブルは軽くてやわらかく、3種類の中でいちばん品質が良いとされています。
その質の高さから、「最高級セーブル」と呼ばれるほど。人のまつ毛に近いやわらかさのため装着の違和感がなく、つけ心地の良さは抜群です。
エクステ1本1本が軽く、自まつ毛への負担が少ないこともセーブルの特徴です。上品さを残しながら、自然なボリュームアップが叶います。
毛質の種類②:ミンク
ミンクは、3種類の中では質・値段ともに真ん中の位置づけです。
毛先は細いものの、根元にしっかりと太さがあるのが特徴。根元に密度が出るためアイライン効果が高く、モチも良いとされています。
やわらかく軽い質感で自まつ毛になじみやすいものの、セーブルより質は劣るため価格も安くなっています。
毛質の種類③:シルク
シルクはマツエクが流行した初期から使用されており、3種類のなかで最もリーズナブルです。
つけまつ毛のようなツヤ感があり、1本1本しっかりとした硬さがあるのが特徴。カール感が弱まることなくキープされ、ボリュームを出したい方には最適です。
しかし、その硬さゆえに扱い方によっては取れやすく、つけ心地に違和感がある場合もあります。
最高級セーブルとフラットラッシュの違いとは?
「最高級セーブル」と「フラットラッシュ」の違いは形状です。
セーブル・ミンク・シルクは根元が丸く、毛先に向かって徐々に細くなっていきます。
比べてフラットラッシュは根元が楕円形になっており、中央に溝があります。溝にグルーが溜まることで密着度が上がり、持続力もアップ。セーブルよりも軽くやわらかいため、フワッとしたつけ心地になっています。
ただし、軽くて柔らかい質感から、カールが伸びやすい点はデメリットといえるでしょう。
▼フラットラッシュについてはこの記事を要check!
【120本で比較!】マツエクの種類による見え方の違い
毛質の種類によって、つけ心地はもちろん見た目も少しずつ異なります。
同じ120本で装着した画像をもとに、見え方の違いをみていきましょう。
セーブル120本
最高級セーブルで120本装着したものです。1本1本の繊細さから、上品な印象になりますね。
同じ本数を装着しても、すこしナチュラルに見えるのがセーブルの特徴です。
ミンク120本
こちらはミンクで120本装着しています。バサバサとした印象はないものの、根元の密度が高くアイライン効果があります。普段のメイクでアイラインをしっかり引く方には、ミンクをおすすめするのも良いでしょう。
シルク120本
シルク120本の仕上がりは、セーブルやミンクと比べるとよりボリューム感が出ているのがわかります。つけ心地よりもボリュームを重視しているお客様には、シルクが最適でしょう。
フラットラッシュ120本
フラットラッシュの120本です。ほかの毛質と形が大きくちがう楕円形のフラットラッシュは、毛先まで濃さが出やすいのが特徴。上記の写真を見ても、毛先にマスカラを塗ったような濃さがありますね。
最高級セーブルがおすすめな人
以下のような希望があるお客様には、最高級セーブルをおすすめしましょう。
セーブルは、つけまつ毛のようなボリュームが欲しい・できるだけ低価格で抑えたいという方には不向きです。
悩んでいるお客様に対して、デザインだけでなく希望の仕上がりに合った毛質も提案できるとよいでしょう。
最高級セーブルを使ったマツエクデザイン実例9選
1本1本がやわらかく繊細な毛質だからこそ、デザインによって見え方が変わる最高級セーブル。
ここからは、最高級セーブルを使ったデザインを紹介します。明日からのサロンワークでぜひ取り入れてくださいね。
デザイン例①:セーブル×80本
こちらはセーブルを80本使用したデザインです。セーブル×80本という組み合わせでナチュラルな仕上がりに。
マツエクが初めてというお客様や、学校やオフィスでもOKのデザインをお探しのお客様におすすめです。こちらは長さ10mmと11mm、太さ0.15mmのものを使用しています。
少ない本数を装着する場合は、お客様の自まつ毛にしっかりなじむように付ける必要があります。まつ毛の生え癖や隙間を見極めてバランス良く装着する技術が必要なため、アイデザイナーの腕の見せ所です。
デザイン例②:セーブル×100本
最高級セーブルを100本装着したデザインです。長さは9〜11mm、全体的にCカールを使用しています。
自まつ毛にサッとマスカラを塗ったような、ナチュラルな仕上がりです。自然さを残しつつも、マツエクを付けてることはしっかりとわかるのが100本。1本1本がやわらかいセーブルを使っているため、清潔感のある仕上がりになっています。
デザイン例③:セーブル×CCカール
CCカールを使用し、くるんとした毛先が目元の存在感をアピールするデザインです。セーブルを使用しているため、CCカールを選んでもやりすぎ感はありません。
自まつ毛にしっかりビューラーを当てたような派手すぎない仕上がりに。長さは10mm・11mm・12mmのものを目尻に行くほどに長さが出るように装着しています。太さはすべて0.15mmです。
デザイン例④:セーブル×Jカール
こちらは全体的にJカールを使用し、120本装着したデザインです。セーブル×Jカールは、ナチュラルな仕上がりにしたいお客様から人気。
「マツエクしてます!」感を出さないで盛りたいという方や、ナチュラルメイクを楽しみたいというお客様におすすめしたいデザインです。
ほかのカールと比較して接着面を大きく取れるので、Jカールの利点である耐久性の良さも一緒にお伝えしてみると良いでしょう。
デザイン例⑤:セーブル×Cカール
キュートかつ大人っぽく見せたいというお客様には、セーブル×Cカールのデザインをおすすめしてみてはいかがでしょうか。ほど良いボリュームとカールでかわいらしさを残しつつ、きちんと感のある大人女性の目元を演出しています。
こちらのデザインで使用したのは、セーブル120本。長さは目頭部分のみ10mmで、あとは12mmのものを使用、太さはすべて0.15mmのものを装着しています。
デザイン例⑥:セーブル×SCカール
こちらは、SCカールを使ったデザインです。「セーブルがいいけど、つけてる感も出したい」というお客様には、セーブル×SCカールがおすすめです。
しっかりカールのあるSCカールは、自まつ毛にビューラーを当てたかのようなボリューミーな仕上がりに。同じセーブルでも、カールの種類によってお顔の印象も変わってきます。
丁寧なカウンセリングを心掛けて、お客様の理想に近いデザインを提案したいですね。
デザイン例⑦:切れ長eye
こちらは切れ長の瞳が印象的なデザインです。セーブルのJカールを使用し、太さや長さを変えてバランス良く装着しています。
太さは目頭から中央までを0.1mm、中央から目尻にかけては0.15mmのものを使用。長さは9mmから12mmまでのものを、目尻に行くほどに長くなるように120本付けています。
目尻の長さを強調することで、セクシーでキリッとした目元を演出しています。
デザイン例⑧:個性派カラー
こちらは、セーブルのカラーエクステを使ったデザインです。全体的にCカールで、目尻にはアクアマリン×パステルパープルを使用。
他の人と被りにくく、一気におしゃれ感がでるのがカラーエクステの魅力です。また、上下でエクステを付けることで、華やかさもアップしていますね。
デザイン例⑨:クールビューティー
こちらは長さ9mmと10mmのセーブルを120本使用。目頭から中央部分まではCカール、目尻の部分のみブルーのエクステとJカールを使用しています。
Jカールとブルーの相乗効果でクールビューティな切れ長の瞳の完成です。「まるで自まつ毛のよう」との声も聞こえてくるセーブル。自まつ毛風でありながら、カールやカラーを組み合わせて変化をつけられることは、マツエクの特権ですね。
まとめ:セーブルとは1番最高級な種類のこと
最高級セーブルとは、マツエクの毛質のなかでも質・値段ともに1番高級な種類のことです。
マツエクの毛質は3種類に分けられますが、人気はやはりつけ心地のよい最高級セーブル。1本1本がやわらかく繊細で、上品さがあるのが最大の魅力です。
担当したお客様が毛質に悩んでいるときは、それぞれの特徴をしっかりと説明し、希望に合ったものを提案してくださいね。
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