多め?少なめ?日本人の自まつげの平均数とは?自まつげって増やせるの?
定額料金で何本でもつけられる、マツエク本数つけ放題。つけ放題と言っても自まつげの本数や状態によるので、つけられる量は限られています。そもそも日本人の平均的なまつげの本数が何本なのか気になりませんか?今回は、自まつげの本数について検証してみました。詳しく見ていきましょう。
日本人の自まつげの平均って?
多くのお客様が付け放題の時に気になる「私のまつげってどれくらい付けられるんだろう?」という疑問。「本数」「長さ」「密度」「カール」の4つの平均を知っておきましょう。
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日本人女性 |
欧米人女性 |
本数 |
上:120本 下:40本 |
上:160本 下:60本 |
長さ |
上:6.8mm |
上:8.1mm |
密度 |
1mm当たり2.6本 |
1mm当たり3.4本 |
カール |
80.9度 |
10.2度 |
まずは「本数」。上まつげ120本前後、下まつげ40本前後。これは欧米人女性と比べると、3~4割程少ない本数です。次に「長さ」。自まつげの長さには個人差がありますが、日本人女性の平均は約6.8mmです。さらに「密度」も、日本人女性欧米人女性が1mmあたり3.4本程なのに対し、日本人女性は1mmあたり2.6本程と少ないのです。最後に最も差が大きい「カール」について。自然なカールにも差があり、日本人女性が約80.9度に対して欧米人女性は約10.2度。まさにビューラー要らずの立ち上がりです。さらに成長速度も2倍の速さで、成長期を維持できるのです。
さて、平均だけでもこれだけの差がありますが、当然日本人でもまつげが長い人、短い人とそれぞれです。多い人は上下合わせて200本、少ない人では100本程度の人もいます。そのため、デザイン提案の際に、自まつげ自体が少ない人にはせめて平均に近づけるようお手入れのアドバイスも必要かもしれません。このデータが頭に入っていれば、仕上がりイメージについて「欧米人のようなふさふさ感」を求める方とのコミュニケーションの参考にもなります。
また、長さに関しては日本人女性がマツエクをつける際、自まつげより2mm長いものを選ぶと自然に見えます。ナチュラルに仕上げたい人には2mm程度長いもの、と、おススメしやすいですが、欧米人のような仕上がりを求める場合にはカールも長さもその人の自まつげの長さ次第で提案が変わりますし、デザインの「イメージと違う」が起きやすくなるので注意しましょう。
自まつげのうち実際エクステが装着できるのは何割?
自まつげの本数に加えて、まつげには『毛周期』があります。その中でも、生まれたての赤ちゃんの毛とも言える成長初期は、マツエクを避けたいところ。すぐに抜け落ちる、デザイン崩れの原因に繋がります。同様に、まつげが育っている最中の成長中期や、まつげが抜け落ちる休止期も避けた方が無難です。マツエクを装着するのに適している成長期後期から後退期のまつげを見極めると、モチも仕上がりもよくなるでしょう。毛周期を考えるとマツエクをつけられる自まつげは、約4.5割になります。「思ったよりも少ない」というトラブルを避けるため、施術前、顧客にしっかりと説明をしておく必要があります。
自まつげを育てるため必要な対策とは
冒頭で述べたように「平均」を一つの基準としたとき、また「欧米人平均」を目指すとき、それぞれ現在の自まつげの状態との比較と対策が必要です。自まつげの状態がよくない人でも「育てるための対策」をとり、健康な自まつげを手に入れられればマツエクを楽しめます。
対策には2つのステップがあります。まずは『自まつげへの負担を減らす』ことを心がけましょう。メイクを落とさずに眠る、目をこする、うつぶせ寝、栄養不足、睡眠不足など、自まつげを傷める原因でもあります。2つ目は、『自まつげを育てる』ことです。有効な対策は「まつげ美容液」です。まつげを太く、強くしてくれる成分が入っているため、まつげにハリやコシなどを与えてくれます。マスカラのように、さっとまつげに塗るだけなので手軽にケアできるのも魅力です。
さらに、美容液以外にも、まつ育に必要とされている成分入りの「まつげのサプリメント」も販売されているのをご存知でしょうか?まつげの増毛と直結しているわけではありませんが、まつげを育てるための手助けをしてくれる栄養素も積極的に摂ることをおすすめします。牛肉や牛乳、小麦粉などに含まれている「L-シスチン」。牛レバーや魚介類などに多く含まれている「ビオチン」などです。食生活だけで意識をするのは難しいですが、サプリメントなら手軽にまつげを育てることに意識を向けられると最近注目されているそうです。生活習慣を整えたあとに、美容液やサプリメントでのケアをし、自まつげを育てていきましょう。
まとめ
マツエクをつける前に自まつげの状態をしっかり見極めると、モチがよく個人にあったデザインを提案できます。自まつげが良い状態ではなかった人には、対策方法をアドバイスしてあげることが大切です。正しい対策をとると、元気なまつげが育ち、エクステをつけられる本数も増えます。困ったときにはこちらのデータを参考にしてみてくださいね。