【2023年最新】まつげパーマとマツエクどっち派が多い?同時施術の注意点も把握!
目元を華やかにするまつげパーマとマツエクですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。現在どちらを選ぶお客様が多いのか気になるところ。そこで今回は、まつげパーマとマツエクを利用する方の割合を大調査。加えて、最近注目度の高いまつげパーマとマツエクの同時施術についても確認していきます。同時施術時の注意点も解説するため、ぜひ施術の際の参考にしてみてください。
まつげパーマ派とまつげエクステ派、どっちが多い?
はじめに、まつげパーマとまつげエクステを利用する方の割合を把握していきましょう。「美容センサス2023年上期<アイビューティサロン編>」(ホットペッパービューティーアカデミー調べ)によると、2023年上期にアイサロンを訪れた15歳~69歳の女性が利用したメニューの割合は以下のようになっています。
データ出典:美容センサス2023年上期<アイビューティサロン編>
2023年現在、まつげパーマの利用が全体の67.5%、マツエクの利用が33%と、まつげパーマメニューを利用するお客様のうち約7割がまつげパーマという結果になりました。ナチュラルに目力がアップするまつげパーマの需要が高いことが分かります。また、年齢別の割合は、以下の通りです。
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まつげパーマ |
マツエク |
15~19歳 |
73.3% |
16.7% |
20代 |
77.2% |
27.2% |
30代 |
61.3% |
46.7% |
40代 |
56.9% |
29.2% |
50代 |
52.6% |
39.5% |
データ出典:美容センサス2023年上期<アイビューティサロン編>
マツエク需要が最も高いのは、子育てや仕事で忙しく時短を求める方が多い30代女性。しかし、どの年代においてもまつげパーマ需要の方が高い結果となっています。
以前は難しいとされていたまつげパーマとマツエクの同時施術ですが、カール剤の進化により同時施術も可能となりました。それを受け最近では、まつげパーマとマツエクのセットメニューを提供しているサロンも増えているよう。まつげパーマかマツエクか、という選択肢の他に、同時施術という選択も加わり始めています。
まつげパーマのメカニズムを再度確認!
出典:@__thinkeye_kurashikiさん
同時施術について把握する前に、まずはまつげパーマのメカニズムをきちんと押さえておきましょう。まつげパーマは、自まつげを立ち上げたりカールをつけたりする施術方法です。ぱっちりとした目元になり、メイク時間が短縮されます。自まつげをカールするため、違和感のない自然な目元になる点も魅力のひとつです。
まつげパーマに使用するのは、2種類のカール剤、1剤(還元剤)および2剤(酸化剤)です。1剤でまつげのシスチン結合を切り、ロッドの形状に沿わせたあと2剤でシスチン結合を再結合させてカールをつける仕組みです。これは、髪の毛にパーマをかけるのと同じ原理。
まつげパーマでまつげにダメージを与えるとされているのは、チオグリコール酸の還元力を発揮するために配合されるアルカリによるもの。アルカリ成分がまつげに入ると膨張するため、傷むというイメージにつながっています。最近はタンパク質を破壊しにくいシステアミンとチオグリコール酸の両方の成分を配合したカール剤が主流となっており、保湿成分などが配合されるなど傷みにくいようさまざまな工夫がなされています。
まつげパーマとマツエクの同時施術の注意点は?
出典:@tienie_eyelashさん
まつげパーマとマツエクの同時施術は、まつげパーマを施したうえでボリュームが足りない箇所にエクステを足したり、デザイン性を出したりと、まつげパーマのデメリットを解消できるメリットもたくさん。装着するエクステの本数も少なくて済むため、自まつげの負担も軽減できます。メリットの多い同時施術ですが、注意点も把握しておきましょう。
残留アルカリの処理が必要
まつげパーマの施術後は、まつげにアルカリ成分が残っている状態です。グルーの成分であるシアノアクリレートはアルカリ濃度が高いと粘度が高くなるという性質があります。アルカリ成分が残った自まつげにエクステを装着すると、硬化不良を起こす可能性が。そのときはついているように見えたとしても、その日の夜や翌日にはパラパラと取れてしまうこともあります。
同時施術する際は、まつげパーマのあとにアイシャンプーなどでアルカリを除去し、前処理剤で油分を取りブロアで水分を飛ばすという工程を丁寧に行い、まつげをマツエク施術ができる状態に整えましょう。
装着するエクステの長さは普段よりも短めに!
自まつげがカールした状態で普段通りの長さのエクステを装着すると、仕上がりの想定よりも長くなりすぎてしまう可能性があります。同時施術する場合のエクステは、普段装着するものより短い長さを選びましょう。自まつげと同じくらいの長さならナチュラルに、CCカールなど1~2mm長めなら華やかさが加わります。
また、しっかりしたカールのエクステは、まぶたに当たる恐れがあります。カール感が強すぎないエクステを選定することも大切です。
ロッドとエクステのカール感を合わせる
同時施術したマツエクのモチを高めるため、ロッドとエクステのカール感を合わせることも意識しましょう。自まつげとエクステの接着面を広くするためには、まつげパーマしたあとのまつげに沿うようなエクステを選定するのがベストです。お客様の希望に応じた形のロッドを選ぶことに加え、まつげパーマのあとの仕上がりを見てから装着するエクステを選ぶのも良いでしょう。
ちなみに、根元から立ち上げるデザインのまつげパーマはエクステが装着しにくい傾向にあるため、カール感のあるロッドや、根元にストレートなラインのあるLカールロッド・Uカールロッドなどを使うこともおすすめです。
▷まつげパーマとマツエクの同時施術についてはこちらをチェック!
まつげパーマとマツエクの同時施術からどれくらいあければ施術してOK?
まつげパーマとマツエクの同時施術をしたあと、次に施術できる期間は1ヶ月後です。まつげパーマの効果が持続する期間には個人差はありますが、だいたい1~1ヶ月半ほど。その期間内に再度まつげパーマをする場合は、パーマ落としの工程を加える必要があります。
まつげパーマがまだしっかり残っている場合は、マツエクのみの施術を提案しても良いかもしれません。同時施術をした次の月はマツエクのリペアのみにしておき、翌月にまた同時施術という流れにすると、きれいな状態をキープしやすいでしょう。もちろんお客様のまつげの状態によっては、もっと期間をあける方が良い可能性もあります。しっかりと自まつげの状態を見極めてから施術を行っていきましょう。
まとめ
現在人気が高いのは、自まつげを活かしたナチュラルな仕上がりが魅力のまつげパーマ。また、まつげパーマのデメリットを補えるマツエクとの同時施術も人気です。メリットの多い同時施術ですが、どちらか一方の施術よりもまつげの負担が大きくなってしまうため、注意点を踏まえて施術する必要があります。自まつげの状態を見極めつつ、お客様にとってベストな提案ができる施術者を目指しましょう。
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