よくあるお悩み「上のマツエクと下まつげが引っかかる…」原因と対処法は?

この記事をシェアする
サムネイル

マツエクをしていると、まばたきをしたときなどに上まつげのエクステと下まつげが引っかかってしまうことがありますよね。目尻などの端にあたる部分は特に引っかかりやすく、引っかかったままにしておくと絡まり、最悪の場合はせっかく装着したエクステが取れてしまうことも…。
このトラブルを防ぐためには、まず原因を知ることが大切。そこで今回は、エクステと自まつげが引っかかる原因、そして施術における対策やケアの仕方についても学びます。

どんな原因が考えられる?

まずは、上まつげにつけたエクステが下まつげに引っかかってしまう原因を解説します。

下まつげが引っかかりやすい角度で生えている

髪にも生え方のクセがあるように、まつげにも一人ひとり生え方に違いがありますよね。下まつげが上向きに生える傾向にある人・下まつげが逆さまつげ…とお悩みのお客様だと、上のエクステと下まつげが引っかかりやすくなってしまいます

反対に、エクステをつけている上まつげがのカールが弱い場合も、まばたきするときに上下が干渉してしまう可能性もゼロではありません。

施術から時間が経ち、エクステの根元が浮いている

上まつげにつけているエクステの根元が浮いているときも、下まつげと引っかかりやすくなります。

エクステの長さや向きなどは施術から時間が経つとばらつきが生まれ、根元が浮いて絡みやすくなるもの。すると、エクステが浮いた部分や接着面の境目に下まつげが入ってしまうことがあります。これが引っかかってしまう原因でしょう。

マスカラなどの影響

上まつげにエクステをつけている状態で下まつげにマスカラを塗ると、干渉しやすくなることがあります。もともと自まつげが長かったり、長さのあるエクステをつけていると絡んでしまったりすることも。

これらはよくある上下まつげの引っかかりの原因ですが、他にもお客様の目元・自まつげに合っていない長さのエクステを装着しているといった可能性などもあります。

必要以上にマスカラを塗りすぎると、当然その分まつげは太くコーティングされてしまいます。そのため、マスカラを塗りすぎることがないようお客様自身に気を付けていただくことによって、引っかかりを解消できる可能性があるでしょう。しかし、その他の原因についてはやはり、施術における対策が必要のようです。

サロンの施術でできる対策はある?

原因が分かったところで、次はサロンでできる対策について見ていきましょう。

エクステのカール選定に気をつける

カールの強いエクステを選ぶことによって、下まつげと引っかかりにくくする方法です。
CカールやCCカール(SCカール)、Dカールなどはしっかりとカールがかかっているため、引っかかりにくさがアップします

しかし、カールが強いエクステのみを使ったデザインだと華やかすぎる印象になる場合もあるため、ナチュラルデザインがご希望のお客様には敬遠されがち…。引っかかりやすい目尻にのみカールが強いエクステを使うなど、デザインの提案力で解決しましょう。

まつげの下の層にはエクステをつけないようにする

装着したエクステと下まつげとの距離が短いほど、引っかかりやすさ・絡まりやすさが上がってしまう可能性があります。まつげは4層になっており、それぞれの層が重なるようにして生えていますが、最も眼球に近いのが1層目。そのため、できるだけ1層目へのエクステの装着は避けると良いでしょう。デザインに違和感がある場合は、下の層よりも上の層のエクステの本数を増やすなど臨機応変に対応してくださいね。

目の端は間隔を広くあけてエクステをつける

目頭や目尻のエクステは、中央部に比べて引っかかる回数が多いもの。エクステの本数が多い・密になっている状態だと、絡まる可能性もアップします。

そんなときは、目の端にあたる部分は、気持ち広く間隔をあけて装着することがおすすめです。ただし、間隔をあまりあけすぎると不自然な印象になってしまいます。適度にあけつつ、仕上がりも意識して。

エクステは根元からしっかりつける

エクステの根元がついていないと浮きや外れにつながり、上下のまつげが絡まるなどのトラブルにつながります。

▼接着幅を最適な長さでつける方法ついて過去にお伝えしています。参考にしてくださいね。

うまくつけることができない場合は、テープワークやツイザーの使い方を勉強しなおす・グルーを適量取れるようにするなど、基本に立ち返って練習してみましょう!

まつげパーマをおすすめする

上まつげが下向きに生える傾向にあるお客様には、まつげパーマをおすすめしても良いかも。まつげパーマをかけるとしっかりカールするため、上下のまつげが引っかかりにくくなりますよ。

ただし、まつげパーマはマツエクと併用することは避けたほうが無難です。自まつげに負担をかけることがないよう、提案方法や施術方法を工夫しましょう。

上下が引っかかりにくくするためのケアとは?

マツエクをした上まつげと下まつげが引っかからないようなケアについて紹介します。サロンではもちろん家でも簡単にできるため、お客様にケア方法を聞かれたときにもお伝えしてみるのも良いでしょう。

自まつげとエクステをブラシで整える

自まつげが何らかの理由によって下がってしまうと、自まつげをベースに装着しているエクステも下がってしまいます。下がっているということは、エクステと下まつげが引っかかりやすい状態だということ。引っかかりや絡まりを防止したいなら、そもそも自まつげが下がることを防ぐ必要があります。
自まつげの下がり防止には、まつげ用のスクリューブラシを使うのがおすすめ毛の流れを整えることが、下がり防止と絡まり防止に役立ちます

なお、使い方にはちょっとした注意が必要です。下側からだと、ブラシがエクステの根元に引っかかり取れてしまう可能性があります。そのためスクリューブラシを使う際は、まつげの下側から指を添え、スクリューブラシはまつげの上側にあててとかしましょう。

以下の関連記事も参考にしてくださいね!

マツエクを綺麗にキープする

マツエクのモチに影響があることは、エクステと自まつげが引っかかる原因にもなることがあります。例えば、ばらつきが気になり目元を触ってしまう・洗顔時にシャワーを顔面にかけてしまうなどです。
ばらつきについてはアイリストの技術的な問題が大きく関係しますが、目をこすってしまう・シャワーを使ってしまうといったことはお客様自身のクセや生活習慣による部分が大きいため、すぐに直すことは難しいかもしれません。

しかし、アドバイスすることで、意識していただくことはできます。「できるだけ触らないようにしていただくと、絡まりが防げますし、モチも良くなりますよ」など、ケアの必要性とメリットをお伝えし、日々の生活でもマツエクを綺麗に保つケアを心掛けていただくようにしましょう

まとめ

上まつげに装着したエクステと下まつげが引っかかってしまうことはよく起こるトラブル。そのため、お客様から「どうしたら良いの?」と相談されたことがあるアイリストも多いでしょう。
原因が分からないと慌ててしまうかもしれませんが、どんなことが影響しているのかを知っておくと落ち着いて対処できます。施術で解決できること・ケアによって解消できることについても熟知し、しっかりと対応できるアイリストを目指しましょう!210328Eiy

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

この記事をシェアする