知っておきたいまつげと食事のメカニズム!「食事改善だけでふさふさまつげは手に入る?」

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知っていますか?まつげの成長と食事は一見関係がなさそうに見えますが、実は食事によって左右されるんです。忙しくて栄養バランスが偏っているというお客様も多いでしょう。施術中、お客様から「自まつげを育てるにはどうしたらいいですか?」と聞かれたら「実はまつげには食事も関係しているんですよ」などと伝えられるといいかもしれませんね。今回は、なぜまつげの成長に食事が関係するのか、まつげを伸ばすための食品やレシピ、美容液と食事の関係についてご紹介します。

 

まつげの成長と「食事」って関係あるの?

アイリストなら知っている人も多いかもしれませんが、まつげを構成する主成分は、ケラチンというたんぱく質です。たんぱく質は体の大部分を構成しており、筋肉、骨、皮膚、髪、爪、血液などありとあらゆる部分がたんぱく質からできています。そのため、食事内容が偏っていたり規則な食事を繰り返すことで、血液中の栄養バランスが崩れ、まつげが成長しにくくなってしまうのです。また、血流にのって栄養素が運ばれるため、まぶたの血行が阻害されていると健康なまつげが育ちにくいのも事実。血行をよくすることも、まつげの成長に必要な要素と言えるでしょう。

食べるとまつげが伸びるものとは?おすすめレシピも♪

まつげの成長に必要な栄養素は、たんぱく質、ビタミンB2、B6、その他のB群、A、C、E、亜鉛の8種類です。それぞれの働きや多く含まれている食品を詳しく見ていきましょう。

【たんぱく質】

たんぱく質は、まつげの主成分です。肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。

【ビタミンB2】

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を維持する働きがある栄養素です。レバー、卵、うなぎ、納豆などに多く含まれています。

【ビタミンB6】

ビタミンB6は血液が作られるときに役立つ栄養素。まつげの成長に欠かせない血流促進を助けます。多く含まれている食品は、まぐろ、かつおなどの魚類、肉類、バナナなど。

【その他ビタミンB群】

その他のビタミンB群も皮膚の健康維持を助ける働きがあります。

【ビタミンA】

ビタミンAは、肌の健康維持や発育を促進する栄養素です。レバー、うなぎ、緑黄色野菜などに多く含まれています。

【ビタミンC】

ビタミンCは、たんぱく質の一種であるコラーゲンを生成するのに不可欠な栄養素。鉄の吸収を促進する働きもあるため、まつげを伸ばしたい方は積極的に摂取したいですね。野菜や果物に多く含まれますが、熱に弱い性質のため生食がおすすめ。

【ビタミンE】

ビタミンEは血管を拡張する作用があるため、栄養素がまつげまで届きやすくなります。多く含まれている食品は、アボカド、ナッツ、かぼちゃなど。

【亜鉛】

亜鉛は新陳代謝に欠かせない栄養素です。まつげの生まれ変わりを助けます。多く含まれている食品は牡蠣、うなぎなどの魚介類、肉類、海藻類など。

まつげの成長に必要な8種類の栄養素についてまとめてみました。施術中のお客様に、豆知識として伝えてみてはいかがでしょうか。では、これらの栄養素が効率よく摂取できるレシピにはどんなものがあるでしょうか?2つご紹介します。

・うな玉丼

まつげの新陳代謝を高め、健康なまつげを生えやすくする食材を取り入れました。

うなぎはビタミンA、E、亜鉛、たんぱく質など、まつげの成長に欠かせない成分がたくさん含まれています。さらに卵をプラスすることで、たんぱく質やビタミンB2などを補うことが可能です。
材料
・ごはん 茶碗1杯分
・うなぎのかば焼き 50g
・卵 1個
・三つ葉か万能ねぎ 適量
・だし汁 大さじ2
・醤油 大さじ1/2
・みりん 小さじ2
・酒 大さじ1/2
作り方
1.うなぎのかば焼きを一口大に切る。
2.鍋に調味料を入れ、沸騰したらうなぎと溶き卵を加えて固まるまで待つ。丼にごはんをよそい、2をかけたら三つ葉か万能ねぎを散らして完成。

 

・鶏肉とかぼちゃのグラタン

まつげを作る成分と、血行を促進する食材を使ったレシピです。たんぱく質とビタミンA、Eが主に摂取できます。鶏肉にはたんぱく質、かぼちゃにはビタミンA、Eが多く含まれています。さらに牛乳とチーズでたんぱく質を強化。

材料
・鶏肉 50g
・かぼちゃ 40g
・玉ねぎ15g
・塩こしょう 適量
・ホワイトソース 大さじ3
・シュレッドチーズ 大さじ1
・油 適量
作り方
1.鶏肉は一口大に切り、かぼちゃは2cm角に切ってレンジで柔らかくしておく。玉ねぎは薄切りにする。
2.熱した鍋に油をしき、鶏肉を色が変わるまで炒める。次に玉ねぎを加えてしんなりするまで炒め、塩こしょうをふっておく。
3.柔らかくしたかぼちゃとホワイトソースを2に加える。
4.耐熱皿に3とシュレッドチーズを乗せ、オーブンで焼き目が付くまで加熱したら完成。


おすすめレシピを2品紹介しました。

ぜひ作ってみたり、お客様に伝えてみてください。もちろん必ずしもこのレシピでなければならないわけではありません。「この食材はまつげの成長にいい食材だ」と意識できるかどうかは、前提となる知識があるかないかで変わってきます。接客中などであれば、ここまで細かなレシピを伝えるのは難しいかもしれません。その場合は代表的な食材である「“鶏肉やチーズ”などを料理に使用してみては?」といった、少しの知識でも、お客様にお伝えできるといいですね。

塗る美容液×食事改善で美まつげを手に入れる

まつげの成長のためには、バランスがとれた食事は欠かせませんが、食事だけでは効果が弱いことも事実。そこで、まつげに塗る美容液も取り入れましょう。まつげ美容液を塗ることで、自まつげを健康に育てたり、ハリやツヤをアップさせることができます。まつげ美容液は、成分によって植物由来系、副作用系、グロスファクター系3つのタイプに分けられますね。副作用系のまつげ美容液は、効果がとても強いかわりに、まつげが異常に伸びたり、産毛が増えてしまったりすることもあります。デメリットが大きいため、普段使いの美容液としてはオススメできません。その他の2種類について、それぞれの成分と効果、そして取り入れたい栄養素についてご紹介します。

<植物由来系>

成分と効果:植物エキス配合の美容液で、まつげにハリやツヤを与えるタイプ。まつげの質を高めたいときにおすすめですが、人によっては効果が得られにくいこともあるようです。内側からの変化を促す補助的な美容液という捉え方がいいでしょう。
取り入れたい栄養素:植物由来系を用いる場合は、育毛成分というよりは、自まつげそのものの強化によってハリやツヤが生まれます。そのため、自まつげを育てるためにバランスよく多くの栄養素を取り入れるのがベスト。たんぱく質、ビタミンB群、A、C、E、亜鉛を含む食事を摂るといいですね。

<グロスファクター系>

成分と効果:たんぱく質の一種である細胞増殖因子を配合した美容液。まつげの細胞を活性化するタイプです。自まつげを健康に育ててくれる効果が期待できます。
取り入れたい栄養素:グロスファクター系を用いる場合、まつげが育つ環境を整えてくれる効果が期待できますが、よりまつげの活性化をサポートするための方法として、たんぱく質を中心とした食事を取り入れるのがおすすめ。その効果に拍車がかかるでしょう。

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まとめ

お客様のまつげを見て、「自まつげが弱っているな」と感じた際、アイリストの皆さんであれば毛周期の乱れなどを考え、美容液をおすすめしがちではないでしょうか。美容液はもちろん効果がありますが、長く通っていただいているお客様であれば「少しお疲れなのかな」「お肌の調子も荒れ気味だな」などの信号を感じることがありますよね。
そんな時は、今回取り上げたように、食事のバランスや、まつげと食事の関係性について話題にしてみてもいいかもしれません。健康なまつげを伸ばすためには、バランスのよい食事が不可欠。特にたんぱく質はまつげの主成分のため、積極的に取り入れたいですね。その他のビタミンやミネラルは全てをバランスよく摂るのが難しい場合もあるため、そのようなときはサプリメントを上手に活用するとよいことを、お客様に伝えしてみてはいかがでしょうか。きっと「食事とまつげが関係しているなんて知らなかった」というお声も多いはずですが、食事はすべての資本ともいえます。改めて、「健康な体、健康な自まつげあっての、美しいマツエク」だということを、お客様と会話するきっかけにしてみてください。

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