意外と知らない落とし穴!「基礎化粧品」とエクステグルーにも相性があった!

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マツエクの持続性は、お客様のホームケアに大きく左右されます。多くのアイリストがお客様に、グルーの劣化を防ぐために「オイルフリーのクレンジング」をおすすめしますが、マツエクのモチをよくするためには、乳液やクリームなどの基礎化粧品についても同様に注意が必要。今回は、つい見落としがちな基礎化粧品の注意点について、学んでいきましょう!

エクステが取れやすくなる原因は「油分」

マツエクのグルーにとって、「油分」は大敵。しっかりとグルーが硬化した状態であっても、油分がつくことで接着面がもろくなり、自まつげからエクステが離れやすくなってしまいます。そのため、多くのアイリストがお客様に「クレンジングはオイルフリーのものを使いましょう」とおすすめしていることでしょう。クレンジングの油分は、グルーに含まれる油分よりも粒子が細かいため、グルーを分解してしまう性質があるのです。

では、それ以外の基礎化粧品についてはどうでしょうか?

実は、意外と見落としがちなのが、クレンジング以外のスキンケア用品。中でも、乳液やクリームの多くは、肌をしっとりと保つための油分が豊富に含まれています。ただ、クレンジング剤のように「まつげに直接塗る」ものではないため、あまり意識しないという人も多いようです。ただ、グルーを溶かしてしまうという意味では、クレンジング剤の油分も、乳液やクリームの油分も違いはありません!同じように注意が必要です。

ただ、基礎化粧品を選ぶうえでは、肌質に合うかどうかも絶対条件ですよね。「保湿のために油分が必須!」というお客様も多いため、クレンジング以上にオイルフリーをおすすめすることが難しいという問題もあります。アイリストとして、マツエクに最適なスキンケアをおすすめするためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?

肌のスキンケアの際に気をつけること

まず、大前提として、油分がマツエクの大敵であることは、お客様にもしっかりと伝える必要があります。「オイルフリーのものが、マツエクのモチを良くするためには一番効果的です」と最初にお伝えするようにしましょう。

ただ、「乾燥肌なので、オイルフリーの化粧品は使いたくないです…」と悩むお客様には、オイルフリーを強くおすすめすることはNG。肌質に悩みを抱えるお客様は、普段使っている基礎化粧品への思い入れも強いため、マツエクに合わせて変えてみようとはなかなかならないことが多いです。

もし、オイルフリーな化粧品を使うことが難しいという方には、次のようなスキンケア方法をおすすめしてみましょう。

油分がある化粧品を使う際の注意点

乳液やクリームを目の際につけないようにする

目の際に乳液やクリームを塗ると、瞬きをしたときにまつげに油分がつきやすくなります。また、睡眠中も要注意。寝返りをした際に、目元の油分がまつげに付いてしまうこともあります。なるべく目の周りには油分がない状態にするようお伝えしましょう。

洗い流すときにまつげに油分がつかないようにする

顔に乳液などの油分が残った状態で洗顔すると、額などから流れた油分がどうしてもまつげに付いてしまいます。お客様自身はまつげに油分が付かないように気をつけているつもりでも、気づかないうちに油分がまつげに蓄積し、マツエクのモチを悪化させているということも…。目の周りだけでも、拭き取りシートで優しく拭きとる方法をおすすめしてみましょう。

油分がついた手でまつげにさわらないようにする

乳液やクリームを塗った手にも要注意!油分が残ったままの手で、ついまつげを触ってしまうという方も多いです。手についた油分をしっかりと洗い流すようにすることも大切ですが、まずはできるだけまつげに触らないようにしてもらいましょう。

以上のように、スキンケアの注意点を挙げましたが、アイリストとしてはあくまで「おすすめする」という姿勢が大切。お客様の体質や肌のコンディションはさまざまなため、アイリストがスキンケア方法を強制してしまっては、思わぬトラブルにつながることもあります。例えば、クマや目元の乾燥が気になるという方に、「目の周りに乳液を塗らない」というスキンケア方法は適しているとはいえないですよね。マツエクのモチは良くなるかもしれませんが、クマやしわなどを悪化させてしまうかもしれません。また、マツエクのモチを重視して基礎化粧品をオイルフリーに変えてもらったことで、お客様の肌が荒れてしまう可能性もあります。

クレンジング、乳液、クリームといったスキンケアアイテムは、どれもマツエクのためだけに使うものではありません。マツエクを優先させるのか、肌を優先させるのかはお客様次第ということを、常に心にとめておくようにしましょう。

オイル少なめでも目元の保湿ができるオススメアイテム

Beautéでは以下の記事のように、オイルフリーなクレンジングについても、度々ご紹介してきました。

① 「マツエクOK」のオイルクレンジング5選
② これを知ればマツエクの持続性1.5倍♪ 『自宅クレンジングの選び方』
③ 「市販のクレンジングって、何でマツエクが取れてしまうの?」プロが選ぶ、【マツエクが長持ちする】市販クレンジング5選!

そこで今回は、クレンジング以外の乳液やクリームに絞り、マツエクに優しいオイルフリーな商品をご紹介します!

■【ORBIS(オルビス)】クリアモイスチャーM(しっとりタイプ)

画像元:Amazon
「オルビス」の乳液は、肌のバリア機能を高めることで大人ニキビのできにくい健康美肌に近づけてくれます。100%オイルカットのため、自まつげへ油分がつく心配もありません。高保湿成分によって、べたつきのない潤い肌へ近づけてくれます。さらに、ポンプ式のため、雑菌が中に混入することもなく、衛生面でも安心です。

■【SOFINA(ソフィーナ)】混合肌のための高保湿ジェル乳液

画像元:Amazon
こちらは、もともと混合肌の女性のために開発されたジェル状乳液。大人ニキビや、べたつきやすいなどの悩みを改善するために、ノンオイル処方で作られました。不要な油分は抑えつつも、高保湿成分配合によりみずみずしいしっとり肌をキープ。使うたびに香る花の香りも人気の理由です。ジャータイプのメリットは、量の調節がしやすいということ。乾燥が気になる目元に、パックとして使う方法もおすすめです。

■【COSME DECORTE(コスメデコルテ)】モイスチュアリポソームMLアイクリーム

画像元:Amazon
目尻のシワやクマなど、目元に悩みを抱える女性は多いです。マツエクへの負担を抑えつつ、目元のスペシャルケアをしたいという方には、オイルフリーな「コスメデコルテ」のアイクリームがおすすめ。ジェル状のテクスチャーが肌にしっとりと馴染み、ハリ感と透明感を出してくれます。爽やかなグリーンフローラルの香りも女性に人気が高い商品です。

まとめ

今回は、マツエクのグルーと基礎化粧品の関係について、ご紹介しました。乳液やクリームは、クレンジングのようにオイルフリーをおすすめすることが難しいケースもあります。ただ、だからといってお客様に対して、何も発信しなくていいという訳ではありません。最終的にどの基礎化粧品を使うか、どのようにスキンケアを行うか判断するのはお客様だとしても、アイリストの立場から正しいスキンケア方法を提案することが大切です。そのためには普段から、お客様と日々のホームケアについて、会話できるような環境を目指していきたいですね。

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