【デザイン提案知識】逆に目が小さく見えてしまうマツエクデザインに注意!

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目を大きく演出したいという目的を持って施術しているはずなのに「マツエクをすることでかえって目が小さく見えるかも…」ということはありませんか?施術後に「なんだかしっくりこないな」と感じるときには相応の理由があるものです。本来マツエクは目元を美しく魅せてくれる素晴らしい技術。ここではマツエクで逆に目が小さく見えてしまうNGパターンからその原因をひも解き、目が大きく見えるデザイン例をご紹介していきます。

マツエクで逆に目が小さく見えてしまう理由って?

せっかくマツエクをしているのに目が小さく見えてしまう理由には、瞳に光が入らないことや、囲み目デザインになってしまっていることなどが挙げられます。

目が小さく見える注意したいNGパターン2つ

それぞれのパターンを詳しく解説していきましょう。

パターン1:マツエクで瞳に入る光を遮ってしまう

瞳に光が入ると目元はきれいに見えます。瞳が光を反射して、目は美しく大きく見えるでしょう。逆に瞳に光が入らないと、目元が陰り、暗く、小さく見えてしまいます。マツエクでそういった印象になってしまうデザインの特徴をチェックしていきましょう。

目に光が入らないマツエクデザインの特徴

  • 本数が多すぎてすき間がない
  • エクステが長すぎて影ができてしまう
  • エクステが太く濃密すぎる
  • カールがお客様の目元に合っていない

これらによって目元に光が入らず影ができてしまうと、マツエクをしているのに目が小さく見えてしまうことも…。濃すぎたり、重すぎたり、やりすぎ感のあるマツエクデザインには注意が必要です。

パターン2:囲み目デザインでエクステばかりが強調されてしまう

囲み目メイクが流行っていた時代もありますが、囲み目は「目はここまで」と範囲を限定してしまうようなもの。目をくっきりとさせることはできますが、大きく見せることはできません。
上下のアイラインが濃すぎるアイメイクだと目が狭まって見えてしまうように、マツエクでも上下ビッシリ濃密なデザインだと、かえって目は小さくまとまって見えてしまいます。エクステで囲み目をしてしまうと、エクステばかりが強調され、お客様の目元本来の魅力が目立たなくなってしまうのです。

意識したいのは適度な抜け感!

瞳に光が入らない、囲み目デザインになってしまっている、…これらに共通するのは抜け感のなさ。長さも本数も太さもカールも濃密に…と欲張ってしまうと、マツエクの長所を逆に潰してしまいかねません。長さをとるなら本数控えめですき間を作る、しっかり本数をつけるなら長さやエクステのカラーでバランスをとる、など 引き算をして適度な抜け感を演出していきましょう。

目が小さく見えてしまうデザイン紹介

目が小さく見えてしまうデザインの例をご紹介していきましょう。

上下エクステばっちりデザイン

上まつげ、下まつげにたっぷりとマツエクをすき間なく施すようなデザインは囲み目になってしまい、逆に目が小さく見えてしまう代表例です。適度な本数であれば下まつげのエクステは目ヂカラアップにおすすめなので、カウンセリングの際にマツエクが過度に目立たない本数をお客様に提案すると良いでしょう。お客様の目元には個人差があるのでベストな本数を明記するのは難しいですが、上まつげ、下まつげどちらの場合も適度にすき間ができる、 マツエクが密集しない本数や太さが目安です。

エクステが多すぎる、長すぎる、太すぎるデザイン

マツエクを長い期間続けているお客様の場合、普段通りでは物足りなさを感じてしまうことがあります。「より本数を増やしたい」、「より長いエクステをつけたい」といったオーダーを受けることもあるでしょう。しかし本数も長さも太さもマックスの濃いデザインは、かえってマツエクだけが悪目立ちして目が小さく見えてしまうことも…。バサバサなマツエクデザインが好みのお客様もいるかもしれませんが、注意が必要です。

まつげが瞳にかかってしまうデザイン

まつげが瞳にかかってしまうと、どうしても目に影が入りやすくなります。まつげが立ち上がりにくいお客様の場合はCCカールやLカールなど、カールが強いエクステで施術したり、ラッシュリフトなどでまつげを上げてからマツエクを施したりするのもおすすめです。

目が大きく見えるデザイン紹介

ここからは、目が大きく見えるデザイン例をインスタの画像を参考にご紹介していきましょう。

上下に適度なエクステで縦幅強調デザイン

上下に適度なエクステで縦幅強調デザイン出典:@tienie_eyelashさん

まずご紹介するのは、下まつげにエクステを施したデザインです。こちらのモデルさんは、上まつげにフラットラッシュ100本、下まつげに片目10本ずつエクステをつけています。マツエクのカラーはブラック。上下にエクステを施すことで目の縦幅が強調され、目が大きく見えますね。まつげはやりすぎ感のない本数であることがポイントです。

幅広デザインで目元を大きく演出!

幅広デザインで目元を大きく演出!出典:@eyeplus.designさん

こちらは幅広デザインで横幅アップの例。Cカールのシングルラッシュ120本を使用し、9mm-10mm-11mm-12mmと目尻に向かって長さが出るデザインで施術しています。目尻に適度なボリュームを作ることで目の横幅が強調され、瞳が大きく見えますね。大人っぽいデザインで目を大きく見せたいお客様におすすめのデザインです。

少し長めのエクステをつけたいときはフラットラッシュが◎

少し長めのエクステをつけたいときはフラットラッシュが◎出典:@haruka._.eyelashさん

こちらは太さ0.15mm、長さ9mm-10mm-11mmのCカールフラットラッシュを120本施した例。目元をくっきり見せるために長さのあるエクステを本数しっかりとつけたい場合は、適度に軽さがあるフラットラッシュがおすすめです。重たい印象にならずに目元にボリュームをプラスできますよ。

カラーエクステで抜け感プラス!本数多めでもやりすぎ感ナシ

カラーエクステで抜け感プラス!本数多めでもやりすぎ感ナシ出典:@tienie_eyelashさん

次はカラーエクステで上手に抜け感を演出している例をご紹介。こちらはCCカールのフラットラッシュ120本を使用して、縦幅を意識した目元パッチリデザインとなっています。しっかりとカールがついたエクステでもやりすぎ感が出ないのは、肌なじみの良いダークブラウンとナチュラルブラウンのエクステで抜け感を演出しているから。カラーエクステで自然さを演出するのもアリです!

一重さんはバランス重視!アイライン効果を生かして目ヂカラアップ

一重さんはバランス重視!アイライン効果を生かして目ヂカラアップ出典:@eyeplus.designさん

こちらは太さ0.15mm、長さ10mmのフラットラッシュ80本を使用した例。目頭から目尻に向けて、CカールからJカールと、まつげが自然に流れるようなデザインとなっています。本数が少なめでも目が大きく見えるのは、モデルさんの目元のタイプに合ったデザインによるもの。一重さんはエクステの根元が見えにくく濃密な部分が目立つので、マツエクによるアイライン効果が得られやすいのが特徴。盛るよりも適度な抜け感を演出したほうがきれいに見えるケースの代表的な例です。

ネイビーエクステでナチュラルに盛るのもおすすめ

ネイビーエクステでナチュラルに盛るのもおすすめ出典:@tienie_eyelashさん

こちらはネイビーのエクステを使用した例です。ブラックよりも透明感が出るのがネイビーの魅力で、自然さを演出できます。こちらのモデルさんはボリュームラッシュ140本をCCカールメイン、目尻に向けてCカールで施術していますが、つけすぎ感を全く感じないのは色味による要因が大きいでしょう。一重さんはしっかりとカールがついたエクステをつけると目に影が入りにくいですよ。

奥二重さんはあえての短めエクステを取り入れて目ヂカラアップ

奥二重さんはあえての短めエクステを取り入れて目ヂカラアップ出典:@haruka._.eyelashさん

こちらは太さ0.15mmのCカール抗菌シングル120本を使用したデザインです。ポイントは8mm-9mm-10mmと短めエクステでナチュラルに仕上げているところ。奥二重さんは目頭側のまぶたがかぶっている部分のエクステを短めにすると自然な印象になります。そこをベースに盛りすぎないデザインを作ると、おのずと目力がアップしますよ。

まとめ

マツエクをしているのに逆に目が小さく見えてしまう原因として、瞳に光が入らないデザインになっていることや囲み目デザインになっていることなどが挙げられます。それらを防ぐキーワードはズバリ「抜け感」!お客様の目元にはそれぞれ個性があるため「何本のエクステがベスト」、「長さ何mmのエクステがおすすめ」…と一概には言えませんが、本数を多くするならカラエクで透明感を出す、長さを強調するなら本数を控えめにする、など引き算をしながら上手にバランスを調節していきましょう。アイラッシュ施術者の腕の見せどころですね。210929Esm

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