【湿気からマツエクを守る】マスクのお客様を施術するときのお悩み解決方法!
近年は感染症対策の観点から、お客様にマスクをしていただいた状態での施術がスタンダードです。そこで悩みの種となるのが、マスクのすき間から漏れてくる息による湿気ではないでしょうか。実際に、「グルーが思うように硬化しない」「仕上がりに影響がある」と感じているアイラッシュ施術者もいるようです。そんなお悩みに応えて、本記事ではマスクをつけた方へエクステを装着する際の湿気対処法をリサーチ。ぜひ施術の参考にしてください。
【SOS!】湿気でマスクをしたお客様にマツエクを装着しにくい…
お客様への施術の際に、「マツエクのグルーが固まりにくい」と感じることはありませんか?もしかしたら、その原因はマスクを装着していることにあるかもしれません。
マスクによりグルーが硬化しにくくなる理由
マスクをした状態で施術のために横になっていただくと、目の下に隙間ができ、お客様の息が漏れ出やすくなります。これにより目元の湿度が局所的に上がり、グルーが固まりにくくなることがあるようです。
マスクから漏れる息は、眼鏡がくもってしまうことがあるほど湿気を含んでいます。一般的にグルーの硬化に適した条件は、温度20~25℃・湿度40~70%といわれていますが、目元にかかる息がグルーの硬化しやすい環境を乱してしまっている可能性があるのです。
グルーが硬化しにくいことで起こる不都合
グルーが思うように硬化しないと以下のような不都合が生じてしまうことも…。
- 隣同士のエクステがくっついてしまう
- 施術に時間がかかる
グルーの硬化が遅いと、施術中に隣り合うエクステ同士が根元でくっついてしまうことがあります。満足がいくデザインに仕上げにくくなりますし、エクステ同士がくっつかないよう時間をとると、トータルの施術時間が伸びてしまうことも…。こうした背景から、マスクをしたお客様の施術は「マツエクが装着しにくい…」と感じてしまうようです。
ちなみに、ここ数年マスクをした生活が当たり前となったことで、お客様の目元の湿度は日頃から高い状態になっているのだとか。「お客様のマツエクのモチが悪くなった…」と感じているアイラッシュ施術者もいるようです。
マスクのマツエクへの影響は軽視できません。グルーの硬化速度やタイミングが乱れることで、施術のテンポが崩れてしまうアイラッシュ施術者もいることでしょう。なんとかこの施術中のマスクのお悩みを解決する術はないものでしょうか…。
【裏ワザ】マスクと目元の間に圧縮コットンを置いて湿気をブロック
マスクからの息が目元に流れてこないよう工夫すれば、目元の湿度上昇を防ぐことができ施術中のストレスを軽減できます。今回はアイラッシュ施術者が実際にやっている「裏ワザ」として、圧縮コットンを活用した方法をご紹介しましょう。
この方法では、テープワークの際にお客様のマスクと目元の間に圧縮コットンを立てるように装着します。下まつげの保護テープの上に、圧縮コットンをマスクに立てかけるように置き、新たなテープで固定するのがコツです。
こうするとお客様のマスクから漏れ出る息による湿気を目元でブロックできます。コットンがマスクに当たり違和感を覚えるお客様もいるため、「保護用のコットンをつけますね」など声を掛けてから行うと安心していただけるでしょう。
圧縮コットンはサロン用に販売されているアイテムを活用して大丈夫です。普段からサロンワークでよく使う身近なアイテムで解決できるので、とてもお手軽ですよ。ぜひ以下の商品も参考にしてみてください。
【BL】圧縮コットン800枚入り
『BL Lashes(ビーエル・ラッシュ)』の「圧縮コットン800枚入り」は、厚みが抑えられ、毛羽立ちしにくい上質な商品。今回の裏ワザ利用の他、通常の施術での下処理やリムーブなどで活躍します。大容量でたっぷり使えるのも嬉しいポイントです。
【リリーベル スズラン】アイラッシュコットン1000枚
『リリーベル スズラン』の「アイラッシュコットン1000枚」はとてもソフトな商品で伸びやすく、目元の形に合わせやすいのが特徴です。独自技術のウォータージェット加工で毛羽立ちが抑えられているため、お肌に繊維が残りにくいところがポイントです。
【こんなアイテムも】マスクのすき間専用の商品も販売されている!
マスクのすき間から漏れ出てしまう息をブロックする専用アイテムも商品化されています。
マスクからの湿気が原因でマツエクのモチが悪いと考えられるお客様へ日常的な使用をご提案してみても良いかもしれません。
【ONE×ONE】ノーズパッド
出典:Amazon
こちらはマスクによる眼鏡のくもりを防止する「ノーズパッド」です。鼻筋にピッタリとフィットするため、施術中に装着していただけばマスクから息が目元に上がってくるのを防げます。50個入りの大容量ですがリーズナブルな価格帯です。
【Kameya】マスクっと!
出典:Amazon
こちら「マスクっと!」はマスクの上部に装着することでマスクのフィット感をアップさせ、マスクと顔の間のスペースを埋めることができる商品。素材は抗菌樹脂です。
【こんな方法も】エクステ1本装着ごとに風を送って湿度を調節
ここまではマスクから流れてくる湿気をブロックする方法をご提案してきましたが、別の角度からも対策ができます。
それが、施術中にこまめに目元に風を送って、湿気を飛ばして湿度を調節する方法です。グルーの揮発成分を飛ばすときに使用する施術用のブロアーやエアーコンプレッサーを活用して、グルーをこまめに乾かしながら施術してみましょう。
本来、ブロアーやエアーコンプレッサーを使用するペースや頻度はアイラッシュ施術者それぞれですが、湿度調節が目的ならエクステを1本装着するごとに意識的に活用するのがおすすめです。こうすることで、より快適に施術できるようになるでしょう。
ブロアーやエアーコンプレッサーにはさまざまな種類がありますが、電動タイプを選ぶと作業しやすく便利です。ぜひ以下の商品も、導入検討の際に候補にしてみてはいかがでしょうか。
【Rich Lash】ラッシュファン
『Rich Lash(リッチラッシュ)』の「ラッシュファン」は、USB充電式のハンディタイプの電動ブロアーです。スイッチを押すだけで簡単にオンオフでき、手軽に目元に風を送ることができます。良心的な価格も魅力。多くのアイラッシュ施術者から「適度な風力で使いやすい」といった口コミが寄せられている商品です。
【EYELASH GARAGE】マツエク専用エアコンプレッサー
『EYELASH GARAGE(アイラッシュガレージ)』の「エアコンプレッサー」はピンポイントで狙った部分に風を送りやすいツイザー装着型の商品です。フットスイッチで操作するため手元でスイッチを押す必要がありません。ツイザーでまつげをかき分けながら送風できるので、作業効率を重視するアイラッシュ施術者におすすめです。
まとめ
お客様への施術の際に、「グルーが硬化しにくい」「エクステを装着しにくい」と感じるときは、マスクから漏れ出る息に原因があるかもしれません。目元の湿度を調節する方法としては、圧縮コットンを立てかけるように置いてお客様の息をブロックするのが手軽でおすすめです。目元にこまめに風を送りながらエクステを装着する方法もあります。ご自身の取り入れやすい方法やアイテムで対応してみましょう。本記事がみなさまのお悩み解決の糸口となりますように。
※本記事の内容や価格はすべて、2023年2月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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