目が大きく見える黄金比とは?目の横幅との関係と目を大きく見せる方法

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目が大きく見える黄金比を知っていますか?目元を美しく見せるためには、顔全体の黄金比率と理想的な目の横幅や瞳の大きさなどについて理解しておくことが大切です。今回は、目の横幅と瞳の大きさの黄金比について徹底解説!目を大きく見せる具体的な方法もご紹介します。今回の記事を参考に、目元の美を追求するアイデザイナーとしてさらに知識やスキルをレベルアップさせてください!

日本人の平均的な目の横幅は?

目 黄金比

まず、目の横幅の基準を把握しておくことが大切です。

日本人の目の横幅は、平均約3cm。ただし、目の横幅の平均値はあくまで目安。実際には目と目の間隔や目尻から輪郭までの幅によって顔の印象は大きく変わります。

理想的な目の横幅と黄金比率の関係

目 黄金比

目の横幅は、顔全体の印象に大きな影響を与えます。日本人の平均的な目の横幅を知った上で、理想的な目の横幅比率と顔全体に対する黄金比を確認してみましょう。

顔の黄金比率には目が重要?

「黄金比率」とは、不変の美しさを示す基準のこと。世界的な顔の黄金比率は【横幅:縦幅=1:1.618】で、宇宙空間でもっとも美しく見える比率とされています。一方、顔の縦幅が短い日本人は、【横幅:縦幅=1:1.46】が黄金比率。国や人種によっても、違いがあるようです。

そして、顔の黄金比率の中でも、特に重視されるパーツは目。大手美容クリニックが10~60代女性にとったアンケートでは、「なりたい顔に近づくために重要なパーツは?」という問いに対し、約7割の方が目だと答えました。このことからも顔で重視されるパーツは目であることが分かります。

理想的な目の横幅比率は?

理想的な目の横幅比率は、顔全体の幅の5分の1。この比率を超えると、「目が大きい」と感じられやすくなります。
さらに、顔幅と目の配置のバランスは、以下が理想です。

◆顔の端から目尻までの長さが1

◆目の幅が1

◆目と目の距離が1

このように顔の端から端までで1:1:1:1:1となる目幅や目と目の距離が、美人の黄金比率といわれています。

日本人の目と目の間の距離は平均3~3.4cm。これは目幅の平均3cmとも近い値で実際には目と目が4cm以上離れている、目が大きすぎるといった方もいて、顔全体のバランスが1:1:1:1:1になる方はあまり多くないでしょう。

目の横幅はどこからどこまで?目の大きさや比率の測り方

目 黄金比

そもそも、目の横幅とはどこからどこまでのことを指しているのか正確に理解できているでしょうか?目の横幅と目の黄金比の測り方をご紹介します。

目の横幅の測り方

理想とされる基準と自分の横幅を比較するためには、正確に目の横幅を測定することが大切です。正しい目幅の測定方法は、以下のとおりです。

①正面を向いて鏡の前に立つ
②下まぶたに定規を当てる
③目頭から目尻までの長さを測る

まずは、上記の方法で正確に目の横幅の長さを測りましょう。

目の大きさの比率を測るにはアプリを活用する手も

瞳の黄金比率や顔全体に対する目の比率を確認したいときには、アプリを活用するといった方法もあります。アプリを使えば、目の大きさや横幅が顔全体にどのように影響しているか確認しやすくなるでしょう。

・Beauty Scanner:
「Beauty Scanner:」は、顔の構造や対称性、黄金比を活用して美しさを測定するアプリ。目だけでなく、鼻や口とのバランスも確認できます。

・FaceScore
「FaceScore」も「Beauty Scanner:」と同様に顔のパーツと全体的なバランスを分析し、美顔度を診断するアプリです。目や鼻、口などのパーツのバランスがどのくらい黄金比に近いのかが分かります。

目の横幅と黄金比率を活かして目を大きく見せる方法

目 黄金比

目を大きく見せるためには、目の横幅だけでなく目とまつげの黄金比率まで知っておくことが大切です。

◆まつげの長さ:まつげの生え際~眉毛までの上まぶた=1:1.618

◆まつげの1番長い部分:瞳の直径=1:1.618

マツエクデザイン提案の際には上記の比率を意識すると、お客様により喜んでいただけるでしょう。アイデザイナーが、施術に慣れるまでは凝ったデザインを提供することはなかなか難しいかもしれません。今後、技術力が向上してワンランク上のデザインを目指す際は、ぜひ参考にしてください。

それでは、お客様の目の横幅や位置に合わせた目を大きく見せる方法をそれぞれご紹介しましょう。

目の横幅が狭いお客様

目の横幅が顔の幅の5分の1未のお客様には、横幅が長く見えるデザインがおすすめです。これから紹介する方法を取り入れて施術すると理想の目元が作れます。

◆黒目の上部から目尻までに長いエクステを装着

◆太く長い毛でボリュームを出さない

◆自然な仕上がりを意識し、顔全体のバランスとエクステに不自然さがないかチェック

まだマツエク施術に慣れていない方も上記の方法を参考にするとスムーズに施術できるようになるでしょう。

目の横幅が広いお客様

目の横幅が大きく見えやすく、切れ長の目をされたお客様には、目の縦幅を強調したデザインがおすすめです。具体的には以下の2点に注意して施術しましょう。

◆カールが上向きになるように装着する

◆黒目の外側に装着するエクステは長く、目尻へ行くにしたがってやや短くする

この施術では魅力的なアーモンド型の目をより印象強くすることができるでしょう。

両目が離れているお客様

両目が離れているお客様におすすめなのは、目の中央から目頭を強調したデザインです。目の中央を境にして、マツエクのカールの種類・太さ・長さ・装着本数を変えます。これから紹介するエクステの種類や、施術方法を取り入れてください。

・目頭側はカールが強いCカールを使用
・目頭側は長く太めのエクステを装着
・目尻には短くて細いJカールを使用
・目尻は目頭よりも少ない本数を装着
・エクステの向きをやや内向きにする
・目頭の先端ギリギリまでエクステを装着
・黒目の上部分にエクステを密集させる

上記の方法で施術すると、ボリュームのある目頭とスッキリした目尻になるでしょう。さらにマツエクの効果で瞳が内側に寄り、目の縦幅も広がったように見えて、両目が離れている印象がやわらぎます。

施術に使うエクステのおすすめの長さを紹介します。

・目頭~黒目の内側と黒目の外側~目尻:9mm、黒目の上部:10mm
・目頭~黒目の内側と黒目の外側~目尻:2分割して内側から10・11mm、黒目の上部:12mm

▼「両目が離れている方へのデザイン」については、こちらの記事もおすすめ!

両目が近いお客様

左右の目頭が目の横幅の平均より狭い場合は、目尻側の印象を強めて目の横幅を出します。顔全体の黄金比率である「顔の横幅:目幅=5:1」に見せるためには以下の方法を取り入れてください。

・目頭には短くて細いJカール
・目頭の先端からではなく目の中央寄りから装着
・目頭から8mm程度離れた場所から装着する
・目尻にはカールが強く太いものをつける
・目尻の端までしっかりとつける

上記の方法で施術すると視線が目尻にいくため、顔全体のバランスが黄金比率に近づいて見えます。

エクステのおすすめの長さを紹介します。

・目頭~黒目の外側:9mm、黒目の外側~目尻:10mm
・目頭~黒目の外側:9mm、黒目の外側~目尻:3分割して内側から10・11・12mm

さらに、目頭よりも長くして横に流すと、目幅が外側に広がったような印象になります。

▼「両目が近い方へのデザイン」については、こちらの記事もおすすめ!

目を黄金比に近づけるその他の工夫は?

目 黄金比

最後に、目を黄金比に近づけるその他の方法もチェックしておきましょう。

下まつげのマツエクをつける

目の横幅を理解し、黄金比率に沿った施術ができるようになったら、小顔効果が期待できる施術にチャレンジしてみましょう。

小顔効果が期待できるのは下まつげのマツエクです。小顔に見えるポイントは、下まつげの位置からアゴのラインまでの距離が短いこと。下まつげにマツエクをつけると、アゴのラインまでの距離が短くなったように感じられます。より目元が強調されることで目が大きくなったようにも見えるため、小顔効果も期待できるでしょう。

カラコンをつける

顔や目の黄金比に近づける方法としては、カラコンをつけるという方法もあります。

瞳の黄金比率は、白目:黒目:白目=1:2:1。黒目が両サイドの白目の2倍となる計算です。日本人の瞳の平均的なサイズバランスは白目:黒目:白目=1:1.5:1カラコンで少し黒目を大きく見せるだけで黄金比に近づけられるのです。瞳の黄金比率まで考慮することで、顔全体のバランスも整いやすくなります。

まとめ

目の黄金比率は、アイデザイナーとして理解しておくべき大事なポイントです。アイデザイナーが目の横幅の平均的な長さと黄金比率の知識を持っていれば、仕上がりが劇的に変わります。カウンセリングの際には、お客様の理想に近づける具体的なデザインも提案しやすくなるでしょう。専門知識と高い技術力を兼ね備えていることは、顧客満足の向上につながります。この機会に顔の黄金比率をマスターし、サロンでの施術に活かかしていきましょう。

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