【目の横幅の平均は1:1:1:1:1】アイリストが知っておくべき目を大きく見せる目幅の平均と目の黄金比率の効果
これまでにもBeauté(ボーテ)の記事では何度かふれてきましたが、「日本人の目の横幅の平均」を知っていますか?
目元を美しく見せるためには、平均値を理解することが重要です。目の横幅の平均と現状との差を埋める施術ができるアイリストは技術力の高いアイリストとして認められるでしょう。
今回の記事を参考に、目元の美を追求するアイリストとしてさらに知識やスキルをレベルアップさせてください!
目の横幅の平均を検証
日本人の目の横幅について解説します。
顔全体のバランスに影響されるため、明確な基準を出すことは難しいのですが、理想となる基準を把握することがポイントとなるでしょう。
ここでは理想とされる目の横幅の平均を紹介します。
日本人の目の横幅の平均
日本人の目の横幅は平均約3cmです。
目の横幅が平均的な人でも、目と目の間隔や、目尻から輪郭までの幅により目の印象は変わります。
正確な目の横幅を把握するための計測方法を確認しましょう。
目の横幅の平均を知るための目幅測定の方法とは?
理想的な目の横幅を知るために、正確な目の横幅の測定を行います。正確に目幅を測定する方法は、以下の通りです。
①正面を向いて鏡の前に立つ
②下まぶたに定規を当てる
③目頭から目尻までの長さを計る
上記の方法で正確に目の横幅を出します。
理想的な目の横幅の平均とは?
理想的な目の横幅とは、顔全体の幅の5分の1と言われています。
どのくらいを目安にすれば良いかは以下を参考にしてください。
◆顔のはしから目尻までの長さが1
◆目の幅が1
◆目と目の幅が1
上記の比率で顔全体の平均値を把握するようにしましょう。
1:1:1:1:1の理想的な目の横幅が備わっているバランスの取れた目の配置が目の黄金比率といわれています。
それぞれが1:1:1:1:1の幅が理想的な幅ですが、実際には目と目が離れていたり、目が大きすぎたりで、顔全体のバランスが1:1:1:1:1になる方はあまり多くないでしょう。
目の横幅の平均と黄金比率の関係
人の顔にも存在する黄金比率を数値で表すと、1:1.618。
宇宙空間でもっとも美しく見える比率がこの黄金比率です。
「黄金比率」とは不変の美しさを示す基準で、特に顔の黄金比率で重視されるパーツは目です。
下記の大手美容整形外科が調査したアンケートでは顔で重視されるパーツが目であることがわかります。
出典元:湘南美容クリニック
目の横幅の平均と顔全体の黄金比率を詳しく解説
顔の黄金比率を綺麗に出すために、目の横幅の平均と顔全体のバランスについて解説します。
①全体で見たときのバランス
顔全体で考える黄金比率は「顔の横幅が目幅の5倍」です。
②両目の位置
両目の位置関係から計算される黄金比率は、「目頭から目尻までの幅が、両目の間隔と同じ」です。
③目の縦横バランス
目の縦と横の幅の黄金比率は、目の幅が「縦:横=1:5」です。
上記のように顔全体のバランスから黄金比率を理解するとまつげへの施術に生かすことができます。
まつげと黄金比率の関係を解説
次に、目の横幅とまつげの黄金比率を紹介します。目を大きく見せる効果が期待できるまつげの施術です。
◆まつげの生え際:まつげの生え際~まゆげまでの上まぶた=1:1.618
◆まつげの1番長い部分:瞳の直径=1:1.618
アイリストが、施術に慣れるまでは凝ったデザインを提供することはなかなか難しいかもしれません。
今後、技術力が向上し、ワンランク上のデザインを提供を目指す際は、ぜひ参考にしてください。
目の横幅の平均と黄金比率を生かして目を大きく見せる方法
お客様の目の横幅には個人差があります。
しかし目の黄金比率を理解しておけば、エクステの長さやカール・太さなどを調整し、理想的な印象に近付けることができるでしょう。
ここでは、お客様の目の横幅や両目の間隔が平均と異なる場合、どう施術すれば良いかを紹介します。
目の横幅が狭いお客様
目の横幅が平均の3cm未満のお客様には、横幅が長く見えるデザインがおすすめです。
これから紹介する方法を取り入れて施術すると理想の目元が作れます。
◆黒目の上部から目尻までに長いエクステを装着
◆目を大きく見せる
◆太く長い毛でボリュームを出さない
◆自然な仕上がりを意識し、顔全体のバランスとエクステに不自然さがないかチェック
まだエクステ施術に慣れていない方も上記の方法を参考にするとスムーズに施術できるようになるでしょう。
目の横幅が広いお客様
目の横幅が平均より広く、切れ長の目をされたお客様には、目の縦幅を強調したデザインがおすすめです。
具体的には以下の2点に注意して施術しましょう。
◆エクステの素材を厳選
◆黒目の外側に装着するエクステは長く、目尻へ行くにしたがってやや短くする
この施術では魅力的なアーモンド型の目をより印象強くすることができるでしょう。
両目が離れているお客様
両目が離れているお客様におすすめなのは目の中央から目頭を強調したデザインです。
目の中央を境にして、マツエクのカールの種類・太さ・長さ・装着本数を変えます。
これから紹介するエクステの種類や、施術方法を取り入れてください。
・カールが強いCカールを使用
・長く太めのエクステを装着
・目尻には短くて細いJカールを使用
・目尻は目頭よりも少ない本数を装着
・エクステの向きをやや内向きにする
・目頭の先端ギリギリまでエクステを装
・黒目の上部分にエクステを密集させる
上記の方法で施術すると、ボリュームのある目頭とスッキリした目尻になるでしょう。
さらにエクステの効果で瞳が内側に寄り、目の縦幅も広がったように見えて、両目が離れている印象がやわらぎます。
施術に使うエクステの具体的な長さを紹介します。
・目頭~黒目の内側と黒目の外側~目尻:9mm、黒目の上部:10mm
・目頭~黒目の内側と黒目の外側~目尻:2分割して内側から10・11mm、黒目の上部:12mm
上記がおすすめです。
▼「両目が離れている方へのデザイン」については、こちらの記事もおすすめ!
両目が近いお客様
左右の目頭が目の横幅の平均より狭い場合は、目尻側の印象を強めて目の横幅を出します。
顔全体の黄金比率である「顔の横幅:目幅=5:1」に見せるためには以下の方法を取り入れてください。
・目頭には短くて細いJカール
・目頭の先端からではなく目の中央寄りから装着
・目幅と目頭の間の差が6mmある場合は8mm空ける
・目尻にはカールが強く太いもの
・目尻の端までしっかりとつける
上記の方法で施術すると視線が目尻に行くため、顔全体のバランスが黄金比率に近づいて見えます。
エクステの具体的な長さを紹介します。
・目頭~黒目の外側:9mm、黒目の外側~目尻:10mm
・目頭~黒目の外側:9mm、黒目の外側~目尻:3分割して内側から10・11・12mm
上記がおすすめです。
さらに、目頭よりも長くして横に流すと、目幅が外側に広がったような印象になります。
▼「両目が近い方へのデザイン」については、こちらの記事もおすすめ!
目の横幅の平均と下まつ毛のマツエクで小顔効果を期待
マツエクで目の横幅の平均を理解した上で黄金比率に沿った施術ができれば、小顔効果が期待できる施術をしてみましょう。
小顔効果が期待できるのは下まつ毛のマツエクです。
小顔に見えるポイントは下まつげの位置からアゴラインまでの距離が短いことです。下まつ毛を活用すると下まつ毛からアゴのラインまでの距離を短く感じさせ、小顔効果が期待できます。
目の横幅の平均を理解し、アイリストとして技術向上を目指す
目の横幅の平均を知ることと、目の黄金比率はアイリストとして理解しておくべき大事なポイントです。
アイリストが目の横幅の平均を理解し、黄金比率の知識を持っていれば仕上がりが劇的に変わります。
また、カウンセリングでお客様のご希望を聞くときに、理想に近付けるために具体的なデザインの提案もできるでしょう。
専門知識と高い技術力を兼ね備えたアイリストは、お客様にご満足いただけ、今後のリピートや口コミでの評価向上につながります。
この機会に、顔の黄金比率をマスターし、サロンでの施術に生かしていきましょう。