ラッシュリフトとパリジェンヌ:どちらをおすすめする?次世代まつげケアの魅力と違い
ラッシュリフトとひと言でいっても、種類はさまざまです。そこで、今回はラッシュリフトとパリジェンヌラッシュリフトの違いを解説。パリジェンヌラッシュリフトが似合う目元の特徴や、施術後のケアなどもまとめています。思い通りの仕上がりにならないなど、後悔しないためのポイントも説明しているので、パリジェンヌラッシュリフトを検討している人は参考にしてください。
ラッシュリフトとパリジェンヌの違いは?
アイサロンでよく見かける、「ラッシュリフト」や「パリジェンヌ」。どのような違いがあるのか、チェックしていきましょう。
パリジェンヌはラッシュリフトの1種
パリジェンヌは、さまざまあるラッシュリフトのうちのひとつです。パリジェンヌの正式名称は「パリジェンヌラッシュリフト」。一般的なラッシュリフトとは異なり、毛先にカールをつけるのではなくまつげを根元から立ち上げることから、「次世代ラッシュリフト」と呼ばれています。
パリジェンヌラッシュリフトは、下がりまつげになりがちな日本人に合わせて開発された施術方法です。パリジェンヌのように、健康的で美しい目元を作り出すラッシュリフトのひとつとして知られています。
パリジェンヌの特徴と施術方法
下がりまつげになりがちな日本人の目元は、まつげが白目を覆ってしまい、印象が暗くなりがち。そんな日本人の目元に合わせて開発されたパリジェンヌラッシュリフトは、まつげの毛先ではなく根元から80度に立ち上げます。根元からまつげを立ち上げると白目に光が入り、目の印象が明るくなるのです。
パリジェンヌラッシュリフトの施術方法は以下の通り。
1. 上まぶた・下まぶたを保護するためのアンダーテープを貼る
2. 上まぶたにロッドを固定してグルーを塗布し、まつげを巻き上げる
3. セッティング剤(1剤)を塗り、時間をいてまつげを軟化させる
4. 1剤を取り除き、再度グルーを塗布してまつげを巻き上げて整える
5. カールを定着させるセッティング剤(2剤)を塗布
6. 時間をおいて2剤を取り除き、後処理をして完成
このように、パリジェンヌラッシュリフトと一般的なラッシュリフトに手順の差はありません。
パリジェンヌの仕上がりと持続期間
パリジェンヌラッシュリフトは根元から立ち上げる施術です。自まつげを最大限長く見せるだけではなく、目頭から目尻まで全体のまつげを立ち上げるため、目元のリフトアップ効果も期待できます。
パリジェンヌラッシュリフトのモチは個人差がありますが、およそ4~6週間が目安。まつげが生え変わる毛周期や毛質、自まつげの長さ・太さなどによって異なります。
パリジェンヌと一般的なラッシュリフトとの違い
一般的なラッシュリフトの場合、施術の際に使用するロッドは、好みのデザインに合わせてさまざま。一方、パリジェンヌラッシュリフトで使用するのは、まつげを80度に立ち上げる専用ロッド1種類のみ。この専用ロッドで、さまざまな人に合う目元を提供できます。さらに言えば、パリジェンヌラッシュリフト専用のセッティング剤を使用するため、講習を受ける必要がある点が大きな違いと言えるでしょう。
ラッシュリフトとパリジェンヌの選び方
それでは、ラッシュリフトとパリジェンヌラッシュリフトでは、どっちがいいのでしょうか。
目的別おすすめポイント
前述の通り、パリジェンヌラッシュリフトは、まつげを立ち上げるだけではなく、目元のリフトアップ効果も期待できます。そのため、以下のような人におすすめです。
- ナチュラルメイクが好み
- ビューラーをしてもカールが持続しない
- まぶたの重みが気になる
- 年齢とともにまぶたが下がってきた気がする
反対に、毛先にカールをつけたデザインを優先したいのであれば、一般的なラッシュリフトのほうが向いていると言えます。なりたい印象や目元の悩み、好みのデザインに合わせて、ラッシュリフトかパリジェンヌラッシュリフトかを選ぶと良いでしょう。
まつげの状態による適性
パリジェンヌラッシュリフトは根元からまつげを立ち上げる施術であるため、奥二重や一重、まぶたが厚い人は、施術後の効果が分かりにくいかもしれません。反対に、二重やまぶたが薄い人は、パリジェンヌラッシュリフトが似合う顔と言えるでしょう。
また、自まつげの状態によっても向き不向きはさまざま。ただし、自まつげが長い人ではなくても、まぶたのリフトアップ効果やアイライン効果は期待できるでしょう。
価格と施術時間の比較
ラッシュリフトとパリジェンヌラッシュリフトの料金相場は以下の通りです。
施術方法 |
ラッシュリフト |
パリジェンヌラッシュリフト |
料金相場 |
約5,000~7,000円 |
約6,000~10,000円 |
一般的なラッシュリフトはロッド式とビューラー式があり、施術方法によって金額が異なります。それぞれ、取り扱うサロンやメニューによって幅はありますが、ラッシュリフトよりもパリジェンヌラッシュリフトのほうが施術費用は高くなる傾向です。
施術時間は、ロッド式のラッシュリフトとパリジェンヌラッシュリフトで大きな差はありません。カウンセリング時間を含めると、1時間から1時間半ほどになりますが、サロンによってカウンセリング時間も異なるため、気になる場合は事前に問い合わせて確認してください。
施術前後の注意点とケア方法
次に、ラッシュリフトやパリジェンヌラッシュリフトを受けるときの注意点やケア方法など、確認していきましょう。
事前準備と施術当日の注意事項
パリジェンヌラッシュリフトなどのラッシュリフトの施術でサロンに行くときには、自まつげへのメイクはNG。マスカラをしたままでは施術ができないため、アイメイクをしている場合は施術前にメイクオフすることになります。また、マスカラやクレンジングの油分や水分が残っていると、セッティング剤をはじいてしまう可能性も。仕上がり・モチに影響するため、施術当日は朝からマスカラをしないのがベストです。アイラインやアイシャドウも施術でヨレてしまう可能性があるので、アイメイクはしないのが無難といえるでしょう。
パリジェンヌラッシュリフトを含むラッシュリフトのカールが定着するまでには、少なくとも3~4時間かかります。そのため、施術当日はまつげに負担になるようなマスカラはもちろん、手で触るのも避けるのがベター。また、水濡れにも弱いため、お風呂やシャワーも3~4時間経ってからから入るようにしてください。
思い通りの仕上がりにならなかった場合の対応
「パリジェンヌラッシュリフトで後悔した」「自分の目元に似合わない」「まつげが上がりすぎている」という口コミもなきにしもあらず。その理由のひとつとして、思い通りの仕上がりにならなかったことが挙げられるでしょう。ラッシュリフトをかけ直すこともできますが、1回の施術でまつげに負担がかかっているため、まつげの健康状態によって、いつからかけ直せるのかは異なります。施術履歴などを確認して、かけ直すかどうかやタイミングは、アイデザイナーとしっかり相談しましょう。
アフターケアのポイントとおすすめ商品
ラッシュリフトやパリジェンヌラッシュリフトのカールが定着した翌日以降も、アフターケアに気を使うと長持ちします。目元をゴシゴシこするのも、まつげに負担がかかるのでNG。まつげに負担なくアイメイクを落とせるクレンジングを選びましょう。
まつげのカールを持続するためには、まつげ美容液やコーティング剤を使うのもおすすめです。ここからは、カールを持続させるおすすめ商品をご紹介します。
【BL Lashes】クリスタルドロップコーティング
サロン帰りのきれいなまつげが長持ちするコーティング剤です。保湿成分であるヒアルロン酸やパンテノール、ビオチンなどが配合されているので、自まつげのケアにもぴったり。さらっとした塗り心地でありながら、外部刺激から自まつげを守ってくれます。
【松風】コーティングエッセンスまつげ美容液
まつげコートと美容ケアに適した、まつげ専用のコーティング美容液です。保湿力のある吸着型ヒアルロン酸をはじめ、まつげのコンディショニング剤であるWidelash(ビオチノイルトリペプチド‐1)を配合。まつげ1本1本のキューティクルを整えながら、傷んだまつげの補修を助けてくれます。
【CKL】ミラクルラッシュジェル
ラッシュリフトのカールキープ力がアップするまつげ美容液です。養毛成分であるパンテノールをはじめ、毛髪補修成分であるヒアルロン酸褐藻エキスや、うるおい成分のアミノ酸を配合。ホームケアとして、きれいなまつげを保つトリートメントとしておすすめです。
【EPORASHE】モイストクレンジング
ダブル洗顔不要で、ゴシゴシしなくてもやさしく目元を洗い上げるクレンジングです。保湿成分の高いジェルで洗うので、まるで美容液で洗っているかのよう。香料やタール系色素、鉱物油などを含まない、肌に配慮された成分なので、成分にこだわる人にもおすすめです。
【Mediproduct 】アイシャンプーロング
眼科クリニックとの共同研究によって開発されたまつげシャンプー。まつげの根元まできれいに洗い上げて目元を清潔にし、健やかなまつげを保ちます。
トラブル防止と対処法
前述の通り、「パリジェンヌラッシュリフトが自分に似合わなかった」「まつげが上がりすぎて不自然」など、思い通りの仕上がりにならないこともあるでしょう。そのため、失敗やトラブルを防止するためには、カウンセリングの段階で理想とするデザインや施術履歴について、アイデザイナーとしっかり相談しておくことが大切です。コミュニケーション不足によって失敗するケースが多いため、事前に希望をしっかりと話し合い、不安を解消しておきましょう。
ラッシュリフトの最新トレンド
ラッシュリフトのトレンドは日々変化しています。ここからは、ラッシュリフトの最新トレンドをチェックしていきましょう。
韓国風ラッシュリフト
2024年ごろから注目され始めたのが、韓国風ラッシュリフト。韓国の女性アイドルをイメージさせるラッシュリフトのデザインで、束感のあるお人形のようなパッチリとしたデザインが特徴です。パリジェンヌラッシュリフトのように根元からまつげを立ち上げながら、毛の中央部分からゆるやかなカールをつけるデザインも可能。
パリジェンヌラッシュリフトには不向きとされていたまぶたが重めの人は、韓国風ラッシュリフトのほうが自然に仕上がるでしょう。韓国風ラッシュリフトであれば、まつげの中間からカールが始まるため、まぶたが重めな人もカールアップを持続しつつ、ナチュラルに仕上がります。
ケラチンラッシュリフト
もうひとつ、近年台頭してきているのがケラチンラッシュリフト。ヨーロッパで生まれた施術方法で、海外セレブや著名人、そして世界的に注目されるようになりました。
ケラチンラッシュリフトは、髪の毛やまつげの主成分である「ケラチン」をセッティング剤に配合して、自まつげを根元からしっかりと立ち上げる施術です。ケラチンを配合することで、自まつげやまぶたへの負担が少なく、傷みがちなまつげも内側から修復し、ケアできるというのも大きな特徴のひとつと言えるでしょう。
まとめ
パリジェンヌラッシュリフトは、まつげが下に向きがちな日本人の目元に合わせた施術方法。まつげを根元から立ち上げると、瞳に光が入り、パリジェンヌのような健康的で美しい瞳を演出できます。ただし、パリジェンヌラッシュリフトは向き不向きや仕上がりの好みもあるラッシュリフトです。パリジェンヌラッシュリフトの仕上がりが好みでなければ、より幅広いデザインが実現できる他のラッシュリフトを検討すると良いでしょう。今回の記事を参考に、自分の目元や好みに合ったまつげのデザインを探してください。
※本記事の内容や価格はすべて、2024年9月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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