エクステ初心者にもアドバイスしやすい!「マツエクホームケアの方法」
マツエクをキレイな状態でより長く楽しむためには、適切なホームケアを行うことが重要です。しかしマツエクに不慣れなお客様からは、ホームケアの方法がわかりにくいという声も聞かれます。そこで今回はホームケアの方法をその理由とともにわかりやすくまとめてみました。お客様のホームケアに対する疑問を解決し、納得した上でケアを行ってもらうためのアイデアもご紹介します。
キレイに長持ちさせるために大切なアフターケア
マツエクのモチを良くするためにお客様ができることは、施術前・施術後のそれぞれケアにポイントがあります。
まずは施術前。マツエクの施術を控えているお客様には、メイクのオフや洗顔をしてから来店いただくことをお願いしていますよね。この理由はご存知のとおり、目元の皮脂やメイクに含まれる油分がグルーとエクステの接着力を弱めてしまうことを防ぐためです。
しかし例え、お客様がメイクをして来店されても、サロンでメイクをオフすることができます。さらにアイリストが入念に前処理も行いますよね。そのため施術前のお客様のケアが十分でない場合でも、マツエクのモチに対して大きな影響はありません。もちろん施術時間およびお客様の拘束時間を少しでも短縮するためには、お客様に来店時の注意事項を守っていただくことは重要と言えます。
施術前に対して施術後のケアは、マツエクのモチに大きく関わります。なぜなら、施術後はお客様自身のセルフケアに頼らざるを得ないためです。日常生活の中には皮脂・メイクなどの油分や擦る・触るなどの物理的な刺激、入浴や汗などで濡れることなど…マツエクの大敵だらけですよね。それらのファクターをお客様に認識してもらい、きちんとしたアフターケアで対策を取ることがマツエクをキレイに長持ちさせる重要なポイントと言えます。
施術後~日常生活で気をつけること
アフターケアについては、施術直後から日常生活の中での注意することを一連の流れでお伝えすることが大変重要です。アイリストとっては当たり前のことであっても、初めてマツエクをする人や不慣れな人がいることもしっかりと認識し、常に丁寧でわかりやすい説明をすることを常に心掛けましょう。
では、アフターケアを一連の流れで見ていきます。
<施術後5時間まで>
- エクステの状態…グルーの表面が乾く。
- ケア…エクステは絶対に濡らさない。洗顔や汗をかくこともNG。
- 理由…外見上は乾いたように見えても、グルーの内部がまだ乾いていない状態。目元を触ってしまうとマツエクの向きが変わったり、根元浮きの原因になったりするため。さらにグルーが乾くときに発生する「ホルムアルデヒド」という気体が目元の水分に溶け、皮膚を刺激しアレルギー反応を起こす可能性があるため。
<施術後24時間まで>
- エクステの状態…徐々に硬化が進み、施術後24時間が経過するとグルーが内部まで乾く。完全硬化。
- ケア…シャワーや入浴など濡らすことは控える。どうしても必要な場合は洗顔をしても良いが、なるべく短い時間で行う。また洗顔後はドライヤーの冷風を少し遠めから当て、目元をすばやく乾かす。
- 理由…グルーの硬化は進んでいるが、まだ半乾きの状態。途中で濡れてしまうと硬化が妨げられたり、グルーの接着力が弱まったりするため。
<日常生活>
エクステの状態…グルーは完全に硬化しているが、時間の経過とともにグルーが劣化し接着力が低下する。
ケアのポイント①
- ケア…擦らない。触らない。ビューラーは使わない。なるべく仰向けの姿勢で寝る。
- 理由…エクステは摩擦に弱く、接着点の力学上とくに横方向の力に弱い。エクステに力が加わることで取れやすくなったり、向きがバラバラになったりするため。
ケアのポイント②
- ケア…エクステが濡れたら、タオルなどで早めに乾かすorドライヤーの冷風で乾かす
- 理由…濡れた状態が長時間続くことで、グルーの劣化が進みエクステと自まつげの接着力を弱めてしまうため。
ケアのポイント③
- ケア…美容液やコーティング剤を使う。塗布の際はマツエクの向きをキレイに整える。
- 理由…美容液で自まつげを健康に保ち、コーティング剤でマツエクを保護することで、マツエクが取れやすくなることを防ぐため。
ケアのポイント④
- ケア…クレンジングや洗顔方法はマツエクに適した方法で行う
- 理由…マツエクは摩擦や油分、水分に弱いため、通常の方法で洗顔などを行うと大ダメージを与えてしまうため。
洗顔方法については、お客様にとって一番わかりにくいポイントでもあるため、実際のやり方を詳しくお伝えするのが適切と言えます。
洗顔の仕方のポイント
マツエクを装着している限り、マツエクに適したクレンジングや洗顔を行うことは必須です。
まず、洗顔方法の流れはこちらの過去記事で詳しく紹介しているのでご確認ください。
とくに気を付けたい5つのポイントをご紹介します!
①マツエク対応のクレンジング剤を使用する
まつげエクステメーカーが推奨するマツエク対応のクレンジング剤を使用しましょう。
目元は指のはらを横方向に動かし、優しくメイクをオフします。こすりすぎには要注意!
②シャワーは直接当てない
シャワーの水圧は思った以上に強いため、シャワーを直接エクステに当てるのは止めましょう。洗い流す際は、手のひらまたは洗面器に溜めたお湯を使うのがおすすめです。
③目元を洗うときはエクステに直接触れない
エクステを擦ると負担がかかってしまうため、直接触れないようまぶたの上からなでおろすように洗います。またマツエク対応のアイシャンプーを使用すれば、しみることなく丁寧に洗うことができます!
④洗顔後はすぐに乾かす
洗顔後すぐにタオルドライまたはドライヤーの冷風を使って乾かします。タオルを使うときは、こすらず上から押さえるように水分を吸収させます。コットンでマツエクを挟んで乾かすと、よりマツエクにかかる負担を少なくできます。
⑤化粧水は指を使ってなじませる
コットンの繊維がエクステに絡んでしまうことがあるため、目元に化粧水をつける際は指先でなじませましょう。
マツエク初心者のお客様には、洗顔方法のポイントをわかりやすくまとめたカードなどをお渡しするのも良いアイデアでしょう。今回の記事はケアの方法やその理由をポイントごとにまとめているため、お客様にも端的に伝えられる内容になっています。ぜひお客様にお渡しするカード作成の参考にしてください。
▼セフルケアに役立つ情報を紹介しているこちらの過去記事も参考にしてください。
まとめ
意外なことに長期マツエク愛用者でも、アフターケアが完璧にできていないというケースもあります。リピーターのお客様は聞き飽きたことだろうと思い込み、ホームケアについてきちんとした説明ができていないことが原因かもしれません。施術後にホームケアのポイントをまとめたカードなどをお渡しすれば、全てのお客様に平等に情報提供ができるのでおすすめです!180915Euk