どうして?マツエクサロンで「1回来店したきりリピートがないお客様」原因と対策とは?

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「マツエク施術を担当したお客様が、1回目の来店以降リピートしてくださらない…」と悩んでいるアイリストはいませんか?実は、「マツエクをしてみたものの、1回施術を受けてそれっきりになってしまった」というお客様は意外といらっしゃるようです。
お客様が2回目以降の来店をされない理由にはどのようなものがあるのでしょうか?今回は1回来店したきりリピートがないお客様の原因と対策について考察していきましょう。

2回目の来店をされない理由とは?

サロンにとってもアイリストにとっても、長く通ってくださるリピーターのお客様は大切な存在です。もちろん新規のお客様を呼び込むことも重要ですが、サロンの運営を安定化させるためにも、アイリストとしての自分のキャリアを磨くためにも、リピーターのお客様は欠かせない存在と言えるでしょう。
普段のケア方法や自まつげの状態、毛周期などにもよりますが、基本的にマツエクは3~4週間に1回ほどのペースでメンテナンスが必要です。そのため、通常であればはじめて来店され、施術を行った日から3~4週間後に2回目の来店があると予想できます。
しかし、3~4週間経っても再来店がない…というケースも意外とあるようです。他のサロンへ移られてしまった可能性もありますが、マツエクそのものをやめてしまったという可能性もあります。
2回目の来店をされない理由は、

  • メリットよりもデメリットのほうが大きく感じた
  • 思うようなデザインにならなかった
  • マツエクに対する興味があまりなかった
  • 続けたい気持ちはあったが理由があって続けられなかった

など、お客様によってさまざま。お客様に2回目以降もご来店頂き、リピーターとして長くマツエクを続けていただくためにはどうすればよいのでしょうか?今回は「サロンや担当したアイリストへの不満が原因の場合」と「マツエクそのものにメリットを感じられていない場合」の2パターンにわけて、対策を考えていきましょう。 

 

サロンや担当したアイリストへの不満が原因の場合

「メリットよりもデメリットのほうが大きく感じた」「思うようなデザインにならなかった」など、サロンや担当したアイリストへの不満が原因の場合は、 カウンセリングやお客様とのコミュニケーション不足かもしれません。

お客様に長く通っていただくためには「コミュニケーション」が重要

過去にBeautéでは、「マツエクサロンユーザー女性100名(過去1ヶ月以内にサロンを利用)」を対象に「長く通えるサロン」の条件を聞いてみました。その結果がこちらです。

1位は「技術の高さ」。次いで「料金体系」「スタッフの接客」「カウンセリングが丁寧」「スタッフの人柄」となっています。
全体の8割を超えるお客様が施術技術の高さを重視しているものの、2位の「料金体系」とほぼ同割合で「スタッフの接客」が選ばれており、さらに「カウンセリングが丁寧」「スタッフの人柄」という要素も半数を超える割合で選ばれていることから、お客様にリピーターになっていただくためにはお客様とのコミュニケーションが大きく関わってくると考えられるでしょう。

カウンセリングやコミュニケーション不足の場合の対策

「目元がぱっちりした」「毎日のメイクが楽になった」など、マツエクをすることでお客様は多かれ少なかれメリットを感じるはずです。その一方で「マツエクによって自まつげが弱った気がする」「派手すぎる気がする」など、デメリットを感じるお客様もいらっしゃるでしょう。
「マツエクは自まつげに良くないもの」という誤ったイメージや、お客様とアイリスト間の仕上がりイメージの相違を払拭するためには、丁寧なカウンセリングが必須。また、マツエクの扱い方やアフターケアなどの施術後のアドバイスも重要です。
また、「続けたい気持ちはあったが理由があって続けられなかった」というケースも、カウンセリングやアフターフォローによって改善できる可能性があるかもしれません。「続けたい気持ちはあったが理由があって続けられなかった」というお客様は、美意識が高い方がほとんど。美容院、コスメ、ネイル、エステ、マツエク…美容にはお金がかかるものですが、美容にかけるお金や時間を節約する際には優先度が低いと感じるものからやめていくはずです。
そんなお客様に「マツエクは続けていきたい!」と思っていただくためには、日頃からマツエクをするメリットを伝え続けていく必要があるでしょう。合わせて、料金設定のために施術メニューや来店頻度を見直すなど、お客様に寄り添った接客ができるとよいですね。

マツエクそのものにメリットを感じられていない場合

2回目以降の来店がないお客様の中には、「そもそもマツエクに対する興味があまりなかった」「メイクの好みと、マツエクが合わないと感じた」「マツエクよりもつけまつげやマスカラのほうがいいと感じた」など、マツエクそのものに対してメリットを感じられていない方もいらっしゃるでしょう。また、「定期的に通わなくてはならないのが面倒」という方も、定期的に通いたくなるほどマツエクにメリットを感じられていないと考えられます。
このようなお客様に対しては、マツエクをするメリットを強く訴求していくことが必要です。

マツエクそのものにメリットを感じられていない場合の対策

そもそもマツエクに対する興味があまりない方や、メイクの好みに対しマツエクが合わないと感じた方、定期的に通わなくてはならないのが面倒という方に対しては、マツエクを普段使いするメリットをお伝えするとよいでしょう。例えば、

  • 普段のアイメイクが○分ほど短縮できて楽になりますよ
  • 自まつげが伸びたように見せることができますよ
  • すっぴんにも自信が持てますよ
  • 丁寧にケアすれば、月1回ほどのメンテナンスでOKですよ
  • リピーター様限定の割引もありますよ

などといったメリットをお伝えすると、「続けてみようかな」と思ってもらえるかもしれません。

誤った知識を持っているお客様には、正しい情報をお伝えする

「マツエクよりもつけまつげやマスカラの方がいいと感じた」「マツエクによって自まつげが弱った気がする」というお客様の中には、「そもそもマツエクは自まつげに良くないもの」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。このような方には、つけまつげやマスカラを使用し続けるデメリットについても考えてもらう必要があるでしょう。
つけまつげはナチュラルなデザインからボリューミーなデザインまで、気分によって手軽に楽しむことができますが、実はデメリットもたくさん。

  • グルーが自まつげの根元に付着し、オフ時に自まつげが抜けてしまう
  • 繊細なまぶたに負担がかかりやすい
  • 雑菌が自まつげの毛根や目に入り、目の炎症や病気を引き起こす可能性がある

など、長期使用するにはとうていおすすめできない理由があるのです。
マスカラはまつげに優しいと思われがちですが、実はそれも誤った情報。マスカラを塗っていないときは負担がないという点はメリットですが、化学剤が含まれているマスカラを長期使用することにより、自まつげがどんどん細く、傷んでいってしまう懸念があります。
また、マスカラを塗布する前のビューラーもまつげに大きな負担をかける要因です。ビューラーを無理に使用すると、自まつげが切れたり抜けたりして、スカスカになってしまう可能性があります。「マツエクよりもつけまつげやマスカラのほうが負担が少ない!」と思っているお客様には、つけまつげやマスカラを長期使用するデメリットをお伝えしつつ、マツエクのメリットを事前にお伝えできるとよいでしょう。

2回目の来店に繋がるポイントとは?

しかし、ここまでの解説はあくまでも「2回め来店がなかった理由」に過ぎません。では、どうすれば2回目の来店につなげることが出来たのでしょうか?

お客様の目線に立って接客をする

→お客様に寄り添った丁寧なカウンセリングを。1回目の来店時にどれだけお客様から信頼してもらえるかがキー。

化学的根拠を用いて論理的に説明する

→事前に毛周期についてしっかり伝える。今あるすべての自まつげが生え変わる3~4か月の間は来店してもらえるよう促すことがベスト。

実際の経験談を話してみる

→施術の合間などに「一度マツエクするととても楽で、もうマツエク歴〇年なんです」というような、自分自身の経験を話してみる。他のお客様の経験談も◎

まつげやマツエクに対するサロンのこだわりor自身のこだわりを伝える

→「自まつげにできるだけ負担がかからないよう、毛周期を徹底的に守って施術している」など、サロンや自分がこだわっている点を伝える。

マツエクとマツエク以外のメイク方法を比較してもらう

→マツエクのメリデメだけでなく、マツエク以外のメイク方法(つけまつげ、マスカラなど)のメリデメも伝え、比較してもらう。どのメイク方法にもメリデメがあることを知ってもらい、マツエクを続けていただけるよう促す。

 

2回目の来店をしていただくためにはさまざまな要因が必要になりますが、上記の5つのポイントは特に重要と言えるでしょう。はじめて来店されるお客様を接客する際には、ぜひこのポイントを意識してみてくださいね。

 

まとめ

今回は、1回来店したきりリピートがないお客様の原因と対策について考察していきました。お客様が2回目以降も来店してくださるかどうかは、技術力はもちろん、接客力やコミュニケーション力にもかかっています。なかなか思うようにいかないことも多いと思いますが、逆を言えば2回目の来店があれば、それ以降もリピートして下さる可能性が高いかもしれません。
1度目の来店のときが本当に大切であることを意識し、ぜひ今回の記事を参考に新規のお客様のカウンセリングには気をつけてみてくださいね。

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