マツエク・美容サロンにおける新型コロナウイルス対策!お客様を守るために、いまできること
新型コロナウイルスの感染拡大による“コロナショック”は、マツエクサロンなどの美容業界にも多大な影響を及ぼしています。ウイルスの感染拡大が一旦は収束したとしても、コロナ以前と同じスタイルで営業を行うことはほぼ不可能…。そこで今回は、お客様をウイルス感染から守り、安全に営業するためにサロン内でできる対策などをまとめました。
新型コロナからお客様を守るためにサロン内でできることとは?
最近は、コロナ禍が過ぎ去ったあとを意味する“アフターコロナ”に加えて、“ウィズコロナ”というワードも耳にするようになりました。“with”、つまり今後も一定の感染リスクがある中でウイルスと過ごして行くことを意味しています。
そのため、マツエクやネイルなどの施術を行う美容サロンにおいても、安全かつ安心なサービスを提供する対策や姿勢が求められることはいうまでもありません。特にマツエクサロンは、お客様との距離が近いうえ、“密”な空間で長時間にわたって施術を行うケースが多いため、スタッフひとりひとりがウイルス感染予防に対する高い意識を持つことが大切です。
またウイルス感染から守らなければならないのは、お客様だけではありません。サロンのスタッフ自身の身を守ることも大変重要です。なぜなら、スタッフが感染してしまうことによってサロンの休業を余儀なくされたり、スタッフからお客様にウイルスを感染させてしまったりする恐れもあるから。そのような事態が絶対に起こることのないよう、しっかりと対策を講じましょう。いまサロン内でできるウイルス感染予防対策を、以下にまとめました。
3密(密集・密閉・密接)を避ける
引用元:厚生労働省HP
新型コロナの集団感染やクラスター発生を防ぐためには、3密を避けることが重要といわれています。3密=密閉・密集・密接のこと。
密閉を避ける
サロン内は定期的に換気を行い、密閉空間を作らないようにしましょう。特に施術室が個室・半個室のサロンは空気の流れが悪くなりがちなので、1時間に1回などと時間を決めてしっかりと換気を行うことが大切です。
密集を避ける
マツエクサロンでは、ひとりのスタッフがひとりのお客様のご来店からお見送りまでを一貫して担当するケースがほとんど。そのため前のお客様の施術が押した場合などは、次のお客様をお待たせしてしまうケースが多かったのではないでしょうか?お待たせするお客様が待合いに増えると、必然的に密集空間を生んでしまうことになります。
そのため、以前よりは予約を受けるスケジュールに余裕を持たせたり、事前予約いただいたお客様以外の施術はお断りしたりするなどの対策を取りましょう。
密接を避ける
お客様同士が密接することを防ぐため、待合いの椅子同士を離したり、お客様同士が向かい合わない位置に設置したりする工夫も必要です。またカウセリングなどの際にも、お客様とスタッフとの密接を避けるため充分な距離を取ることも心掛けましょう。
施術中以外もマスク着用
これまでマスクの着用は、施術中のみだったというケースがほとんどではないでしょうか。しかしこれからは、アフターコロナ・ウィズコロナの観点から業務中は常にマスクを着用する方がベター。お客様には、飛沫感染対策としてマスク着用すること、またマスクを着用することによりフタッフの声が聞き取りにくくなることなどをご了承いただきましょう。特にフロントスタッフは、マスク着用必須です!
スタッフの手洗い・うがい・手指消毒の徹底
引用元:photoAC
新型コロナに関わらず、その他のウイルスや細菌による感染予防のためにも、手洗い・うがい・除菌アルコールなどによる手指消毒の徹底は大変重要です。どの対策も簡単に実施できることなので、しっかりと習慣付けましょう。特に、入店・退店時や外出後には必ず実施して、ウイルスを持ち込まない・持ち出さないことを念頭に!“持ち込まない”により完璧を求めるなら、通勤時の服と店内で着用する服を変えるなどの努力も必要でしょう。
ちなみに、うがいをする際には衛生面を考えると使い捨て可能な小さめの紙コップなどを用いるのがおすすめ。エコの観点ではマイコップを使用した方が良いですが、清潔に使用できるよう保管には十分な注意が必要です。
サロン内設備・施術器具の消毒の徹底
待合いなどの共有スペースに設置している椅子やテーブル、雑誌などの他、店売品のサンプルなども、アルコールなどで定期的に消毒作業を行いましょう。また施術室においても、施術ベッド・お荷物入れ・ハンガー、ドアノブなどお客様が触れる部分はしっかりと消毒をしてください。もちろん施術に使用する器具においても、アルコール消毒や煮沸消毒はマスト。またお客様自身でご使用いただけるよう、店内にいくつか消毒用アルコールスプレーやジェルを設置しておきましょう。
安心してご来店いただくために…サロンの対応をお客様へ周知する方法
スタッフによってサロン内でできる対策を講じることはもちろん、サロンの対応をお客様にも知っていただくことも大変重要です。サロンで実施している感染対策について、ホームページや店内掲示物などで周知を図ることは、“感染対策に力を入れているサロン”であることをアピールすることにも繋がり、感染予防&集客UPの一石二鳥のメリットがあります。ホームページのトップ画面などの目に入りやすいところに掲載する他、店外の看板や待合いなどに掲示しておきましょう。
引用元:photoAC
また決済について、現金でのお支払いでは、どうしても手指の接触を避けることは難しいですよね。そのため、キャッシュレス決済が可能であることもお客様にとって大きな安心材料となります。まだキャッシュレス決済を導入していないサロンは、ぜひこの機会に導入を検討しましょう。
さらに言葉を介さず、お客様自身が目で確認できるよう、レジやカウンターにキャッシュレス決済へ誘導するポップなどを設置するのも有効です。ちなみにキャッシュレス決済の種類によっては、事前にチャージが必要なものもあります。そのため、サロンのホームページにもキャッシュレス決済導入店であることを明記しておくことで、お客様も事前の準備ができて安心されますよ。
そしてお客様の中には、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、ウイルスや細菌の感染に対して敏感になられている方もいらっしゃいます。そのようなお客様に少しでもご安心いただけるよう、抗菌エクステや抗菌ラッシュの導入を検討するのもひとつのアイデアです。
ご来店されるお客様へのお願いまとめ
サロンへご来店されるお客様へ、ウイルス感染予防のためにお願いしたいことをまとめました。以下の内容は、厚生労働省が発表している情報を基に記載していますが、今後の政府の対応などが変更される場合もあるので一例として参考にしてください。
以下のいずれかに該当する場合には、体調が回復してから再度ご予約いただきましょう。
- 息苦しさ・強いだるさ・高熱などの強い症状のいずれかがある場合
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
- 上記以外の方で、発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
※高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
参考:厚生労働省「国民の皆様へ(新型コロナウイルス感染症)」
- ご来店の際は、手洗い・手指消毒・マスクの着用をお願いする
- ご来店時の体調によっては、やむを得ず施術をお断りさせていただく場合がある
- 他のお客様と密着・密接をなるべく避けるようご注意いただく
上記のお願いを守っていただくことは、お客様ご本人のみならず、他のお客様ならびにスタッフをウイルス感染から守るためにも大変重要です。サロンのホームページや店内掲示板などでしっかりと周知を図りましょう。
まとめ
マツエク・美容サロンの営業をするにあたり、新型コロナウイルス対策の正しい知識を身に付け、日々実行することはマスト。サロン内でできる対策、サロンで実施している対策をお客様に知っていただく方法、そしてお客様に守っていただきたいことをまとめたので、ぜひ日々のサロン営業に役立ててください。皆で力を合わせてがんばりましょう!200504Euk