マツエクサロンの「自社アプリ」「オウンドメディア」の需要とは?お客様は何を期待している?
マツエクサロンの新しい集客方法として注目を集めている、「自社アプリ」や「オウンドメディア」。新しいツールを導入することで、集客率アップや集客できる層も広がる可能性があるため、興味を持っているサロンも多いことでしょう。
今回は、自社アプリやオウンドメディアの概要やメリットについて紹介。“自社アプリって?”・“オウンドメディアって?”という方にも分かる よう、マツエクサロンとの関係についても解説していきます。
今注目のサロンアプリとは?
“自社アプリ”や“オウンドメディア”という言葉を聞いて、みなさんはどのようなものを想像しますか?予約に特化したものや集客に特化したものなど、なんとなくのイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
まずは、それぞれの特徴をチェックすることからスタートしていきましょう。
「自社アプリ」「オウンドメディア」はサロンを知ってもらうための手段
自社アプリやオウンドメディアと行ったツールは、どちらもサロンをたくさんの人に知ってもらうためのひとつの手段です。
ひと昔前までは、チラシなど紙媒体の広告を使ってお店の情報を発信しているところがほとんどでした。しかしネットが普及した現代では、アプリやメディアを使って情報発信をしているところがほとんど。自社アプリやオウンドメディアは、お客様と直接接する時間の長い美容系サロンにおいて、欠かせない存在となってきているのです。
美容ポータルサイトのブログ機能はオウンドメディアに入らない
HotpepperBeauty やインスタグラム、ツイッターなどを使ってサロンの情報を発信しているというところも多いでしょう。しかし、厳密に言うとこれらの媒体を使っての情報発信は、オウンドメディアの活用とは言えません。
オウンドメディアの定義は、そのサロンが完全オリジナルで立ち上げているメディアかどうかというところで大きく変わってきます。HotpepperBeautyや楽天ビューティーなど、別の企業が運営しているものについては「ペイドメディア」という名称を使うのが正式です。一方、インスタグラムやツイッターなどのSNSは、「アーンドメディア」という部類に分けられるもの。オウンドメディアと混同しないよう、注意しておきましょう。
【クロスメディア】で探す傾向!オウンド・ペイド・アーンドの3種類は連動して機能している
オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアの3つは、連動することで機能を果たしているものでもあります。具体的な流れとしては…
①ポータルサイトなどで他のサロンとの比較などを行い、行きたいサロンを絞る【ペイドメディア】
②インスタでマツエクのデザインをチェック【アーンドメディア】
③サロンのホームページでお店の雰囲気をチェック【オウンドメディア】
④ホームページにある予約ボタンを押す【オウンドメディアからペイドメディアへ】
⑤予約ボタンの先にあるHotpepperBeautyなどの予約管理系メディアから予約を完了【ペイドメディア】
HotpepperBeautyなどのポータルサイトなどで最初の発見から最後の予約までを完結する人も多いですが、最近ではクロスメディアで探す人も増えています。
最近主流なのは、マツエクデザインなどの情報をアーンドメディアで知ったお客様は、その後オウンドメディア・ペイドメディアを経てサロンへの予約を完了させるという仕組みになります。
3つのメディアはそれぞれ母体に違いがありながらも、切っても切れない関係にあります。オウンドメディアを立ち上げるのはもちろん、アーンドメディアやペイドメディア内の情報も充実させておくことが大切なのです。
具体的なコンテンツ例は?
では、自社アプリやオウンドメディアを立ち上げる場合、どのようなコンテンツを盛り込めばいいのでしょうか。具体的な内容を、チェックしていきましょう。
【情報収集・発信・満足度向上】この3点を重視することが大切
まずは自社アプリにせよ、オウンドメディアにせよ、立ち上げる目的を明確にすることが大切です。「技術力のあるサロンだと知ってもらいたい」や、「居心地の良いお店だと知ってほしい」などアプリやオウンドメディアで伝えるメッセージを決めることが大事です。ここをしっかりと考えておくことが、集客につながるツールになるための近道です。
コンテンツで大切にしたいのは、
・情報収集
・発信
・満足度向上
の3つのポイントをおさえるようにしましょう。
“情報収集”に関しては、お客様の基本情報や来店履歴、行動の情報などを、リピートにつなげられるように集約しておくことが重要です。“発信”に関しては、集めた顧客情報をもとに分析を行い、お客様ひとりひとりのニーズに合う情報が発信できるように工夫しなければいけません。ニュースやクーポンを配信することはもちろん、プッシュ通知やタイムラインの配信なども行えるとベストでしょう。
“満足度向上”に関しては、来店のたびにスタンプを集められるような機能や、それまでに試したデザインを見返すことができるアルバムのような機能をつけるのが最適。自社アプリ・オウンドメディアには、サロンのファンになってもらえるような工夫をプラスしておきたいものです。
サロン側のメリットも多い
一からサロン独自のアプリやメディアを立ち上げるのには、時間もお金も労力もかかりそうなイメージを持っていませんか?でも実は、アプリやオウンドメディアに注目が集まっている理由として大きいのは、立ち上げの労力以上にサロン側にメリットが大きいからなのです。
自社アプリのメリット
自社アプリを開発することのメリットは、アプリができる前よりもサロンがより身近な存在になれるということ。
アーンドメディアやペイドメディア上でサロンの情報を検索しないといけなかったものが、スマホ上のアイコンからすぐにつながれるので“近くにあって当たり前”の存在になることができます。サロンから発信する情報に気づいてもらいやすくなったり、お客様もプッシュ通知を受け取ることができるので、予約忘れや離脱防止の効果も期待できます。
お客様とサロンがアプリで繋がっているということは、お客様にとってもサロンにとっても多くのメリットがあるのです。
オウンドメディアのメリット
アーンドメディアやペイドメディアを活用しているサロンは数多くありますが、オウンドメディアを立ち上げているサロンはまだまだ少ないのが事実。しかし、これから増えるであろうオウンドメディアの立ち上げは、サロンにとってもメリットの多い集客方法でもあるのです。
オウンドメディアは、運営に関するコストが低い上に、メディア内の自由度もかなり高め。そのサロンの雰囲気に合う客層へアピールするために、非常に有効な集客手段です。アーンドメディアやペイドメディアと違って、サイト内に広告などが表示されないので、サロンの情報をストレートに伝えられます。また、アーンドメディアやペイドメディアにある、“運営元の都合で情報が削除されてしまう”という心配もありません。
分かりやすくサロンの魅力を伝え集客したいという方にとって、オウンドメディアはなくてはならないものになっていくことは間違いないでしょう。
まとめ
自社アプリもオウンドメディアも、サロンの希望に合わせてカスタマイズできるもの。他の企業が運営しているサイトでは、出せる情報の量や発信方法に決まりがあるケースも珍しくありません。
より自由に、より効率的に集客を見込むなら、自社アプリ・オウンドメディアの活用が有効。まだ導入していないというサロンは、一度検討してみる価値ありだと言えます。191110Eue