【動画】上まつげパーマの基本!「1液拭き取り〜ロッド微調整」について解説
今まで上まつげパーマの解説動画をシリーズでご紹介してきましたが、1液を塗布してパーマをかけていく作業のあとは、1液拭き取り〜ロッド微調整の工程です。慣れれば流れるように作業ができるようにはなりますが、細かく見ていくと各工程にちょっとしたコツやポイントがあります。そこで今回は、上まつげパーマの動画解説シリーズの第5弾として、1液拭き取り〜ロッド微調整について詳しく解説します。
まつげパーマの1液拭き取りの基本とは?
上まつげパーマの解説動画シリーズでは、ここまでテープワーク・ロッドの置き方・1液塗布前の巻き上げ・薬剤塗布〜ペーパーの置き方までの工程を紹介してきました。まずは、1液拭き取りまでの手順をおさらいしていきましょう。
1.テープワーク
アンダーとアッパーテープを、右目アンダーテープと左目のアンダーテープを貼る。続けて、生え際から3mm程度離したところから、アッパーテープを貼ります。最後に、テープの端を折り返して、テープの端のケアをしましょう。
2.ロッドを置く
お客様の目の形やまつげの状態を良く見て、ロッドを置く位置を把握します。ロッドの形状によっても多少異なりますが、ロッドをまぶたの中心に合わせて置きましょう。このときに、まぶたのラインとロッドが平行になるようにすることがポイントです。
3.1液塗布前の巻き上げ
ロッドにグルーを塗布して、つまようじやブラシなどを使用してまつげを巻き上げます。全体を巻き上げた後に残った短いまつげは、再び巻き上げればOKです。1液を塗布する前の巻き上げでは、根元部分はしっかり綺麗に仕上げることが重要。しかし、100%の完成度ではなく80〜90%程度の完成度を目指して仕上げるのがポイントです。
4.1液塗布
まつげ全体を巻き上げたら、ロッドをテープで固定します。ハンディファンでまつげを乾かしてから、まつげを固定したら、毛流れを整えて1液を塗布。上げきれなかったまつげは、ペーパーを使用して引き上げます。
5.ペーパーを置く
1液塗布までを終えたら、目元にペーパーを置きます。ペーパーは、1液が乾いてしまうことを防ぎ、しっかりと浸透させる役割で使用。ペーパーを置く際は、まつげの生え際に置くのが基本です。このときに、つまようじなどで軽くたたき、まつげに密着させておくのがポイントです。
1~5までの工程が完了したら、1液拭き取りの工程に進みます。
軟化が確認されたら、1液を拭き取ります。拭き取りでは、まつげやロッドに1液が残らないよう丁寧に拭き取ることが基本です。つまようじやスティックなど、自身が使いやすいツールを使って拭き取りを行いましょう。1液拭き取りでは、空いた手の方にコットンなどを持っておくと作業がスムーズです。しっかりと1液が拭き取れたら、ロッド微調整の工程に進みます。
まつげパーマの「ロッド微調整」の基本とは?
先程の見出しでは、上まつげパーマの1液拭き取り前までの手順のおさらいと、1液拭き取りの基本を確認しました。1液拭き取りまで終えたら、ロッド微調整の作業になります。
特によくまばたきをされるお客様や涙の出やすいお客様の場合は、ロッドの位置がずれやすいです。そのため、2回目の巻き上げを行う前に、必ずロッドの位置を確認します。正しい位置からロッドがずれている場合は、次の巻き上げに影響が出てしまうので、必ず調整しましょう。
【動画解説】1液拭き取り〜ロッド微調整のコツについて
最後に、上まつげパーマの1液拭き取り〜ロッド微調整の基本手順とコツについて、動画で解説していきます。
【動画】上まつげパーマの基本!「1液拭き取り〜ロッド微調整」について解説
動画はアイラッシュ施術者が右利きであることを前提に作成しています。動画の内容は、以下の通りです。
0:00-0:08 拭き取る前に、つまようじなどを使用して端から1液をおおまかに取り除いていきます
0:10-0:20 【ポイント】ロッドの位置がずれないよう、左手人差し指でロッドを固定しましょう
0:21-0:29 精製水を含ませた綿棒で1液を拭き取ります
0:30-0:40 ここでもロッドがずれないよう指で支えます
0:41-0:50 1液が残らないよう念入りに拭き取ります
0:52-1:00 最後に乾いた綿棒で乾拭きをします
1:00-1:13 ここでも引き続き、ロッドがずれないよう指で支えます
1:15-1:25 もしロッドがずれた場合は、根元側に押し込むようにして元の位置に戻します
上記の動画の内容も踏まえて、詳しいコツや注意すべき点も確認していきましょう。
つまようじの側面と先を使用して1液を取り除いていくのがコツ
上まつげパーマの1液拭き取りは、つまようじやスティックなどを使用して行います。今回の動画では、つまようじを使用。まつげパーマの巻き上げをする場合と同様に、まつげの根元から真っすぐ上に向けて1液を取り除いていきます。
このときに、つまようじの側面と先を使用するのがコツです。側面ではおおまかに1液を取り除き、1液が残っている場合は、先を使用して念入りに取り除いていきましょう。
1液拭き取り作業でロッドの位置がずれないようにすることも大切
しっかりとロッドを左手人差し指で固定しておけば皮膚も動かないので、お客様も不快な思いをさせることもないでしょう。また、固定しておかなければ、皮膚とロッドの間にセッティング剤が漏れてしまう恐れもあるので要注意です。そのため、ロッドを押さえながら1液を取り除くことをしっかり意識しておきましょう。
ロッドに綿棒を当てて拭き取るのがコツ
ここからさらに、精製水を含ませた綿棒を用意し、1液を拭き取ります。綿棒での1液拭き取りの際にも、しっかりとロッドを固定しておくことが大切。また、1液の拭き取りはpH(ペーハー)を戻す作業なので、少しでも1液が残っているとNGです。綿棒は何本も用意することはありません。綿棒を使用して念入りに拭き取ってください。
1液拭き取り後に水分が多すぎるのはNG
1液の拭き取りで精製水を使用します。水分が多すぎる状態だと次の工程のグルーが貼りつかなくなるので要注意。少し湿っている程度なら良いのですが、水分が多いのは問題なので、拭き取りの仕上げに乾いた綿棒で乾拭きをしておきましょう。
ロッドがずれていないか必ず確認し微調整
最後は、ロッドがずれてしまった場合の対処法も紹介しています。ちょっとしたずれであれば、動画のようにまつげの根元側に押し込むようにすればOKです。または、まぶたを押さえながらロッドの間にツイザーを入れて微調整することも可能。しかし、大きくずれてしまった場合は、1度完全にロッドを外して置き直しても良いでしょう。
まとめ
上まつげパーマの施術の中でも、1液拭き取り〜ロッド微調整の工程はしっかり基本を押さえて作業を進めないと次の工程に影響が出てしまう場合があります。1液拭き取りは、pHを戻す作業なのでしっかりと念入りに拭き取ることが重要です。拭き取りの際は、つまようじの側面と先を使い、仕上げに精製水を含めた綿棒で綺麗に拭き取ります。1液拭き取り後は、水分が多すぎるとグルーが貼りつかなくなるため、必ず最後に乾いた綿棒で乾拭きすることが大切です。今回紹介した1液拭き取り〜ロッド微調整の動画解説を参考に、美しい仕上がりの上まつげパーマでお客様の満足度を高めましょう。
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