パリジェンヌラッシュリフトとは?まつげパーマと違いはある?施術例やおすすめのまつげ美容液も紹介
自まつげを活かして、目元の存在感をアップできるラッシュリフト(まつげパーマ)は、幅広い世代から支持される人気メニュー。今ではさまざまな技術や商材も登場し、ますますデザインの幅が広がっています。今回は、立ち上げ系デザインの“元祖”ともいえるパリジェンヌラッシュリフトに注目!まつげパーマとの違いや施術例、あわせてご提案したいまつげ美容液もご紹介します。
パリジェンヌラッシュリフトとは?
出典:@anna_eyelash_molekさん
パリジェンヌラッシュリフトとは、専用セッティング剤と専用ロッドを使い、まつげを根元から80度の角度で立ち上げるアイラッシュ技術。日本人に多い下向きまつげを想定して開発されており、まぶた全体をリフトアップさせる効果が期待できます。
パリジェンヌラッシュリフトのメリット
パリジェンヌラッシュリフトのような立ち上げ系ラッシュリフトには、次のようなメリットがあります。
- 自まつげの長さが際立ち、華やかな印象になる
- ナチュラルなアイライン効果が発揮される
- クセのあるまつげや逆さまつげをまっすぐ上向きに矯正できる
- まぶたのリフトアップ効果で若々しく見える
- 白目にまつげの影ができず、目元が明るく見える
パリジェンヌラッシュリフトによる“80度”の立ち上がりは、まつげの長さが自然と際立ち、美しく見える角度。横からのアングルも、スッと上向きに伸びたまつげが目を引きます。
また、マツエクと違ってクレンジングや洗顔に気を使う必要がなく、お手入れが楽な点も嬉しいポイント。パリジェンヌラッシュリフトだと、施術から時間が経つにつれて隙間が目立ったり、向きがばらついたりするなどの違和感も少ないため、リペアの頻度を減らせる点も人気の秘訣といえるでしょう。
パリジェンヌラッシュリフトのデメリット
一方で、パリジェンヌラッシュリフトには、次のようなデメリットもあります。
- 自まつげが少ないと映えにくい
- まぶたに厚みがあると根元から立ち上がりにくい
- マツエクに比べるとボリューム感が出にくい
これらはパリジェンヌラッシュリフトに限らず、すべての立ち上げ系ラッシュリフトにいえること。ただ、“パリエク”というメニューがあるように、パリジェンヌラッシュリフトをはじめとするすべてのラッシュリフトは、マツエクと組み合わせることが可能。そのため、自まつげの量や長さはそれほど気にする必要はないでしょう。
アイラッシュ施術者によっては、パリジェンヌラッシュリフトが指定する商材が使いづらいという声も。また、新たに導入するには、公式が開催する技術講習を受講する必要があるため、すぐにメニュー化したいというサロンには不向きかもしれません。
パリジェンヌラッシュリフトとマツパの違い
アイラッシュ施術者のみなさんは、お客様から「まつげパーマとパリジェンヌラッシュリフトってどう違うの?」と聞かれたことはありませんか?最近では、まつげパーマのことを“ラッシュリフト”と呼ぶサロンも多く、ますます混乱される方が増えているかもしれません。
正しくお伝えするなら、まつげパーマとパリジェンヌラッシュリフトを比べることはできない、というのが答え。なぜなら、パリジェンヌラッシュリフトは、「まつげパーマ(ラッシュリフト)デザインのひとつである“立ち上げ系”の代表的なブランド(技法・技術)」という立ち位置だから。まつげパーマという大きなカテゴリの中に、パリジェンヌラッシュリフトがあるのです。
まつげパーマのデザインは大きく分けて次の2つ。
- カール系デザイン
- 立ち上げ系(ストレート)デザイン
このうち、立ち上げ系デザインを世に広めたのがパリジェンヌラッシュリフトです。このような経緯から、お客様の中にはパリジェンヌラッシュリフトをまつげパーマの総称のようにとらえている方もいるんだとか。
また、パリジェンヌラッシュリフトが登場した当時、画期的な技法として注目を浴びたラッシュリフトとマツエクの同時施術もより進化して定番化。今では、施術者の中に「立ち上げ系だとエクステが装着しづらいから、カール系と組み合わせる方が良い」という認識も広まりつつありますが、いまだにお客様からは“パリエク”としてオーダーを受けることも少なくないようです。
ちなみに、お客様によってはラッシュリフトとまつげパーマを別物としてとらえている方もいるようですが、この2つはまったく同じもの。もしお客様から、まつげパーマとの違いやラッシュリフトとの違いについて問われたら、
- まつげパーマ=ラッシュリフトである
- パリジェンヌラッシュリフトはまつげパーマ(ラッシュリフト)の立ち上げ系デザインを代表するブランド(技法・技術)のひとつ
とお答えすると良いでしょう。
パリジェンヌラッシュリフトの施術例をチェック!
ここからは、実際にパリジェンヌラッシュリフトを施した仕上がりをチェックしましょう。まぶたやまつげの特徴によっても印象が変わります。ぜひご提案の際の参考にしてみてください。
【二重の方の施術例】縦幅を強調した王道・立ち上がり系デザイン
出典:@rina_eyelash30さん
二重のお客様だと、パリジェンヌラッシュリフトならではの美しい立ち上がりデザインがより際立ちます。根元からしっかりと立ち上がることで自まつげの長さが強調され、まつげの密度が薄い方でも目力を出すことが可能に。横から見ても、80度の上向きまつげがとても印象的な目元をつくりだしています。まつげの生え際の粘膜が見えることで縦幅が強調されるので、目も大きく見えるでしょう。
【二重で自まつげが多い方の施術例】アイライン効果でぱっちり感がアップ!
出典:@eyeplus.designさん
二重で自まつげがもともと多い方だと、よりぱっちりと華やかな印象に。施術前と比較すると、黒目部分が際立って生き生きとした印象になっています。自まつげの密度が濃い方だと、アイライン効果も高まります。パリジェンヌラッシュリフトだけだとボリュームが不足しているように感じられる方の場合には、積極的にパリエクをおすすめしましょう。
【奥二重の方の施術例】まぶたが薄いとぱっちり感が出せることも
出典:@___hinaeyeさん
奥二重や一重のお客様には無理に立ち上げ系をご提案するよりも、カール系をおすすめした方が喜ばれるでしょう。ただし、まぶたが薄く、自まつげが長い方だと、パリジェンヌラッシュリフトならではのぱっちり感が得られることも。目の縦幅が強調され、ナチュラルな目力を演出できます。
パリジェンヌラッシュリフト導入サロン必見!おすすめのまつげ美容液7選
パリジェンヌラッシュリフトの施術では、自まつげの量や長さが仕上がりの質を左右します。そのため、お客様へ“まつ育”を促すアイラッシュ施術者も多いことでしょう。
ラッシュリフト(まつげパーマ)の施術後はセッティング剤の影響で毛が乾燥しやすくなるため、保湿成分に注目して選ぶことがポイント。保湿することで切れ毛が起こりにくくなり、モチも良くなります。そこで今回は、まつげの保湿効果が期待できるまつげ美容液を集めました。
【Miss eye d’or】アイドール ラッシュセラム
『Miss eye d’or(ミスアイドール)』の「アイドール ラッシュセラム」は、“補修・整える・守る”の3つのケアが叶うアイテム。保湿成分である加水分解ケラチンやパンテノールに加えて、保湿効果の期待できるオタネニンジンエキスや肌環境の活性化に効果のあるセンブリエキスなど自然由来成分も配合。目元の肌環境が整うことで、健やかなまつげへと導きます。また、目元ケア成分も配合されているので、目周りのエイジングケアをしたい方にもぴったり。1本で約6ヶ月もつコスパの良さも人気です。
【松風】アイラッシュメッド まつげ美容液
ナノテクノロジー分野で培われた技術や経験、ノウハウをもとに開発された『松風』の「アイラッシュメッド まつげ美容液」。毛穴の200万分の1サイズの“PLGAナノカプセル”が肌の角質層に浸透し、健やかなまつげを育てる土台づくりをします。保湿成分であるキャピキシルをはじめ、美容成分も多数配合。着色剤・香料・シリコン・鉱物油・エタノールが無添加で、安心して使いやすい点も嬉しいポイントです。
【PREANFA】まつ毛美容液 モアプラス
『PREANFA(プリアンファ)』の「まつ毛美容液 モアプラス」は、植物性タンパク質や植物混合エキス、フィトケラチン(肌や髪の主成分に近いアミノ酸組織)など、5つの保湿成分を配合。強くて太く、長い健康毛へと導く美容成分ワイドラッシュも含まれています。抗炎症作用と保湿効果が期待できるツバキ油、美白成分ビサボロールも配合されているため、目元のエイジングケアを始めたい方にもおすすめです。
【HAWRYCH MD LASH】まつげ美容液
『HAWRYCH MD LASH(ハウリッチエムディーラッシュ)』のまつげ美容液は、美容先進国アメリカで、ベストコスメ10冠など数々の受賞歴を持つ実力派アイテム。まつげケア成分を厳選して配合しているため、肌トラブルのリスクも低く、安心しておすすめできます。PCA-Naやオタネニンジン根エキスなど、天然保湿成分も贅沢に配合。ハリとコシを高め、潤いのあるまつげへと導いてくれます。
【Odette】フェニックス アイラッシュサポートジェル
『Odette(オデット)』の「フェニックス アイラッシュサポートジェル」は、アイラッシュ施術者が開発したまつげ美容液。プロ目線での扱いやすいブラシやテクスチャーにこだわり、まつげを美しく整えます。ダメージ補修や保湿効果が期待できるセラミド、加水分解ケラチンなどを配合。ワイドラッシュやキャピキシルといった6種の美容成分も含まれており、まつげにまつわるさまざまな悩みにしっかりとアプローチします。
【BL】ラッシュエッセンス
14種類もの自然由来エキスが配合された『BL(ビーエル)』の「ラッシュエッセンス」は、“潤う・育てる・整える・守る”の4つの働きを持つオールインワンまつげ美容液。1本で約6ヶ月もつ大容量サイズなので、コスパの良さも人気の理由です。配合成分の中には、抗酸化作用や抗炎症作用、抗菌効果、美白効果などが期待できる成分も。まつげに関するあらゆる悩みをトータルで改善したいという方におすすめです。
【CKL】ミラクラッシュジェルEX
『CKL(シーケーエル)』の「ミラクラッシュジェルEX」は、再生医療でも注目される“ヒト幹細胞培養液”配合のまつげ美容液。ヒト幹細胞培養液は、エイジングケアや発毛対策にアプローチする成分として話題となっています。ヒアルロン酸を増生する作用があるため、保湿効果も期待できるでしょう。シリコンや合成界面活性剤などが無添加である点もポイント。目に入っても沁みにくく塗りやすい設計なので、肌がデリケートなお客様にもおすすめです。
まとめ
ラッシュリフト人気の火付け役として、施術者はもちろん、お客様の間でも高い認知度を誇るパリジェンヌラッシュリフト。マツエクとの同時施術という画期的な技法を先駆けて実現し、“パリエク”ブームを生み出しました。今後も、パリジェンヌラッシュリフトを含め、ラッシュリフト人気はまだまだ続く予感。“まつ育”が常識となった今、まつげ美容液の需要もますます高まっていくでしょう。ぜひ今回ご紹介したまつげ美容液もチェックしつつ、ラッシュリフト施術や店販品のさらなるブラッシュアップを目指していきましょう。
※本記事の内容や価格はすべて、2023年11月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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