【動画解説】アンダーテープの貼り方2パターンを紹介!テープの種類もチェック
アイラッシュ施術者にとって習得必須の技術の1つ、テープワーク。基本中の基本ではありますが、貼り方によっては施術に支障をきたす場合もあります。そこで今回は、テープワークを極めて施術効率を上げたいと考えるアイラッシュ施術者のために、アンダーテープの貼り方を2パターン紹介します。動画解説つきで紹介しますので、技術力アップに役立つこと間違いなし。ぜひ参考にしてください。
下まつげに貼るアンダーテープの役割と貼り方のポイント
アイラッシュ施術者ならもちろんご存知だと思いますが、まずはアンダーテープの役割とポイントについておさらいしましょう。
アンダーテープの役割
アンダーテープの役割は、以下の通り。
- 下まつげにグルーが付着するのを防ぐ
- 皮膚や目の保護
- 上まつげとエクステを見えやすくする
役割を再確認すると、よりアンダーテープの大切さが分かりますね。しかし、コツをつかむまでは難しく感じる方も多い、アンダーテープのテープワーク。次は貼り方のポイントをおさらいしてみましょう。
アンダーテープの貼り方のポイント
アンダーテープを貼るときは、下まつげが1本も飛び出さないように下まぶたの形に沿わせて貼るのがポイント。また、下まぶたの粘膜に触れた状態では、お客様に痛みや違和感を与える可能性があるので、必ず下まぶたのフチから2~3mm程度離して貼るようにしましょう。
▼詳しいアンダーテープテクニックはこちらの記事も参考にしてみてください。
【動画解説】アンダーテープの貼り方
アンダーテープの役割と貼り方のポイントのおさらいが完了したので、ここからは早速実践編!まずは動画をご覧ください。
※動画・解説は利き手が右手の場合を想定しています。
※動画は0.5倍速でスロー再生しています。
いかがでしたか?ご覧のように、今回紹介する貼り方のパターンは2通り あります。「今までパターン1しか知らなかった」「それぞれの違いを知りたい」という方もいるのではないでしょうか? できるだけ、今回紹介する2パターンのテープワークを習得して、お客様の目元の状態に合わせて使い分けられるようにすることがおすすめです。それでは、それぞれのコツと使い分けのポイントについて詳しく紹介していきましょう。
【パターン1】下まぶたを引き下げる方法
まずは1つ目のアンダーテープの貼り方の手順を紹介します。
<アンダーテープの貼り方・パターン1>
1.右手でテープを持った状態からスタート
2.上まぶたを左手で軽く引き上げ、右手の中指を使って、下まぶたを引き下げます
3.下まぶたを引き下げている右手の中指はそのままで、目頭の方から下まぶたの角度に沿ってテープを置きましょう
4.右手の親指でテープのまぶた側のみを固定し、下側はそのまま沿うように貼ります
5.右手に2枚目のテープを持ちます
6.同じく右手中指で下まぶたを引き下げて、目の中央あたりから目尻の角度に合わせてテープを置き、まぶた側のみ固定し、そのまま沿わせて貼ります
1パターン目は、下まぶたを軽く引き下げてアンダーテープを貼る方法です。そうすることによって、下まつげの向きがある程度揃った状態でテープを貼ることができます。さらに、まつげのキワやまぶたの形、粘膜までが見えやすくなるのがポイント。正しい位置にテープを貼りやすくなるでしょう。
【パターン2】下まぶたを引き下げない方法
次に2パターン目のアンダーテープの貼り方の手順を見ていきましょう。
<アンダーテープの貼り方・パターン2>
1.パターン1同様、右手でテープを持った状態からスタート
2.上まぶたを左手でしっかりと引き上げ、下まぶたは引き下げずに目頭側からテープを貼っていきます
3.右手の親指でテープのまぶた側のみを固定し、下側はそのまま沿うように貼ります
4.右手に2枚目のテープを持ちます
5.同じく上まぶたのみを左手でしっかり引き上げて目の真ん中あたりから目尻の角度に合わせてテープを置き、まぶた側のみ固定し、そのまま沿わせて貼りましょう
2パターン目の場合、下まぶたは引き下げずに行うため、アンダーテープを貼ったときのツッパリ感や圧迫感が最小限で済みます。また、下まぶたを引っ張ることで皮膚にシワが寄ってしまうので、そのままテープで固定すると皮膚に跡がついてしまう可能性があります。しかし、パターン2のやり方なら皮膚に線がつきにくいので、長時間の施術も安心です。
パターン1・パターン2の違いは?
動画にて紹介した2つのアンダーテープの貼り方の違いは、下まぶたを引き下げるかどうか。それぞれの使い分けについて、軽く説明します。
パターン1がおすすめのケース
下まつげが短い・生えグセがあるお客様の場合は、パターン1がおすすめです。理由は、パターン1の方が下まつげの毛流れを整えやすくなり、飛び出さないようにテープを貼りやすいから。
また、下まぶたが盛り上がっているお客様や、下まつげの生え際がまぶたで隠れている方にもこちらの方法がおすすめです。
パターン2がおすすめのケース
下まつげが長い・下まぶたを引き下げなくても下まつげが見やすいお客様に関しては、パターン2のやり方が適しています。理由は前述の通り、パターン2のやり方なら下まぶたの皮膚に線がつきにくく、圧迫感を与えにくいから。下まぶたには直接触れないので、施術の際に与える摩擦も最小限に抑えられるでしょう。
テープの種類と上手な使い方について
アンダーテープを貼ることは、お客様の目元を保護するのはもちろん、 アイラッシュ施術者自身が施術をしやすくするために必要な作業です。しかし、テープの種類によっては“あること”が原因で、逆に見えにくくなってしまうのをご存知でしょうか?ここからは、施術の際に使うテープの種類と、実際の施術ではどのように使い分ければ良いのかを説明していきます。まずは、施術に欠かせないテープの種類を見ていきましょう。
スキナゲート
1つ目に紹介するのは、定番の「スキナゲート」です。スキナゲートは、適度な伸縮性がある低刺激のテープ。皮膚への刺激を最小限に抑えられるうえ、剥がすときは痛みを感じにくいので、テープワーク用として広く用いられています。
優肌絆(ゆうきばん)
表面が不織布の「優肌絆(ゆうきばん)」も、多くのアイラッシュサロン御用達のアイテムです。不織布は毛羽立ちしにくいため、アイラッシュ施術の際にツイザーが引っかかってしまう心配が少ないのが特徴。また優肌絆の特性は、剥がすときの刺激が少ない粘着力。さらに、簡単に手でカットできるのでハサミが不要な点もメリットです。
それぞれのテープの上手な使い方
上記で紹介したスキナゲートと優肌絆ですが、写真を見て決定的な違いが1つあることに気がつきましたか?それは、スキナゲートには「通気穴」があること。この通気穴は、通気性を高めるためにあるものですが、まつげ1本1本を細かく見ながら装着していくマツエクの施術においては厄介な存在。なぜなら、無数の通気穴によって、エクステを装着する際に施術箇所が見えにくくなってしまうからです。そこでおすすめの使い方はこちら!
上記のようにすることで、通気穴が隠れてまつげが見えやすくなります。さらに、万が一グルーが垂れてしまったときに、より保護性を高められるというメリットも。ここで、「優肌絆だけを使って下まつげを止めれば良いのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、優肌絆はスキナゲートに比べて伸縮性が高くないため、皮膚に角が食い込みやすく、直接肌に貼るとお客様に不快感を与える可能性があります。そのため、上記のように2層に分けてテープを貼るのがおすすめです。ちなみに、上に貼る優肌絆は、スキナゲートからはみ出さないように貼るようにすることも大切なポイントです。
まとめ
今回は、動画を用いてアンダーテープの貼り方2パターンを紹介しました。アンダーテープのテープワークは、前半で紹介した2パターンをお客様に合わせて使い分け、さらにテープはスキナゲートと優肌絆など種類の異なるテープを組み合わせるなどし、よりお客様に快適な施術環境を提供できることが理想です。上手なテープワークは、お客様の満足度に直結します。ぜひこの記事と動画を自店の技術発展に役立ててください。
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