2021年話題をさらった「パリエク」失敗しないためのポイントとは?

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2021年はパリジェンヌラッシュリフトとマツエクを組み合わせた「パリエク」がヒット!パリエクは、パリジェンヌラッシュリフトで根元から立ち上げたまつげにマツエクでデザイン性をプラスするメニュー。パッチリした印象的な目元を演出する魅力的な技術ですが、その反面、目元が強調されやすく自然な仕上がりにするには絶妙なさじ加減が大切、といった側面もあります。今回はこのパリエクについて失敗しないコツをご紹介していきます。

パリエクでやりすぎ感が出やすい理由とは?

パリジェンヌラッシュリフトとマツエクを組み合わせた「パリエク」は、目元をボリュームアップさせたいお客様や、まつげパーマで毎回マスカラをつけるのが面倒といったお客様から人気のメニュー。自まつげを立ち上げてからエクステを装着するので、自まつげの生えグセを気にされているお客様にもおすすめです。しかし、パリエクは印象的な目元を演出するのに適している、というメリットがある反面、 目元が濃く見えてやりすぎ感が出やすいといった声も上がっています。その理由を考えていきましょう。

理由①通常のマツエクの感覚で施術するとまつげに長さが出すぎてしまう

パリエクではパリジェンヌラッシュリフトを施したまつげにマツエクをつけていきます。パリジェンヌラッシュリフトは、まつげを立ち上げるため長さを強調できる施術です。そのため、パリジェンヌラッシュリフトの施術後に、通常の感覚でマツエクの施術をしてしまうと、まつげに長さが出すぎてしまいます。先端が眉毛にまで達してしまうケースもあり、それではやりすぎですよね。パリエクでは エクステの長さ選定に注意が必要となります。

理由②通常のマツエクの感覚で施術するとカールが強く出すぎてしまう

パリジェンヌラッシュリフトを施したまつげは、マツエクを施す前からすでに80度立ち上がった状態です。つまり、目元はかなりパッチリとした状態。そこへ通常のマツエクの感覚でCCカールなどのしっかりとカールがついたエクステを施すと、まつげの先端がまぶたの方向へ向いてしまいます。場合によってはエクステがまぶたに接触してしまうこともあり、それでは不自然なだけでなく、マツエクのモチにも悪影響をおよぼします。パリエクの場合は立ち上がったまつげにエクステを施すことを考慮し、 カールが強すぎないエクステを選定することが大切です。

そのほかにも、エクステが太すぎる、本数が多すぎる、といった理由でも目元が濃くなり、パリエクにやりすぎ感が出てしまうことがあるので気をつけましょう。

やりすぎ感のないパリエクにしたい!エクステ選定のコツとは

パリエクでやりすぎ感のない仕上がりを目指すには、エクステの選定が重要です。

長さは自まつげプラス1mm~2mmがおすすめ

長さは自まつげプラス1mm~2mmがおすすめ出典:@my_sweet_salonさん

パリエクでやりすぎ感のない目元をつくるにはエクステの長さが重要。派手な仕上がりを回避したい場合は、長すぎるエクステは避けましょう。エクステの先端と眉毛の距離感に注目し、バランスを見ながら選定するのがポイントですエクステの先端が眉毛に達するようであれば長すぎです。

お客様の目元には個人差があるので、一概に「○mmの長さがおすすめ!」とお伝えすることは難しいですが、パリエクで派手さを出したくないというお客様へ施術する場合は、「 自まつげプラス1mm~2mmのエクステを選ぶとナチュラルに仕上がる」と覚えておくと良いでしょう。パリジェンヌラッシュリフトにマスカラを塗ったような、やりすぎ感のない仕上がりに見える長さとなります。もしも自まつげが濃いお客様に施術する場合は、自まつげと同じ長さのエクステを選んでもOKです。

カールはJカールが自然

パリジェンヌラッシュリフトでまつげがきちんと80度立ち上がっているなら、基本的にエクステはJカールがおすすめです。ただし、パリジェンヌラッシュリフトのかかりがややゆるいと感じるとき(60度以下など)や、お客様の目元によってはCカールの装着もアリなので、お客様のまつげの立ち上がりを見て判断しましょう。

具体的な目安を分かりやすくご紹介

数値で示すのが難しいとはいえ、もう少し具体的に長さの目安を知りたいというアイラッシュ施術者のために、パリエクの事例をご紹介しましょう。

ふだんCカール11mm-12mm-13mmのお客様なら

たとえば、ふだんのマツエクでCカール11mm-12mm-13mmのデザインで施術しているお客様の場合、パリエクならJカール6mm-7mm-8mmのデザインでも十分ボリュームをプラスすることができます。パリジェンヌラッシュリフトを施した状態でまつげの立ち上がりがややゆるいと感じる場合(60度くらい)は、Cカールのエクステを使用するのもアリです。その場合はエクステの長さも7mm-8mm-9mmというように1mmほど長くとっても自然さを損なわずに仕上げることができるでしょう。

ふだんCCカール13mmのお客様なら

「目元を適度に強調したい」「カールを強調したい」といったお客様のご要望がある場合もあることでしょう。ふだんCCカール13mmのエクステを装着しているような華やかな目元が好みのお客様の場合は、同等のボリュームをパリエクで出すならエクステの選定はJカール8mm~9mmが目安となります。

太さや毛質にも注目!エクステの種類にこだわるなら

さらに、やりすぎ感の出ないパリエクにこだわるなら、太さや毛質にも注目しましょう。太さは1.0mmほどかそれ以下を選ぶとやりすぎ感が出にくくなります。また、シングルラッシュやフラットラッシュを使用するとナチュラルな仕上がり近づくので覚えておきましょう。ボリュームラッシュはボリュームがある目元になってしまうので、やりすぎ感を避けたい場合、あまりおすすめはできません。デザインにもよりますが、ダークブラウンなどのやわらかい色味のカラーエクステを使用してナチュラル感を演出するのも良いですよ。エクステの本数は80本くらいが目安です。

カール後のバランスを見ながらマツエクを選定するのが失敗しないコツ

カール後のバランスを見ながらマツエクを選定するのが失敗しないコツ出典:@___hinaeyeさん

パリエクでおすすめのエクステの目安を数値にして表すと、長さや太さなどが控えめに感じるかもしれません。ですが、それだけ「パリジェンヌラッシュリフトのまつげを立ち上げる技術が素晴らしい」とも解釈できます!エクステの長さやカールを決める際のポイントは、施術前の段階でエクステの長さやカールを限定しないことです。カウンセリングでお客様とデザインのイメージを共有することは大切ですが、エクステはパリジェンヌラッシュリフトで 上がった状態のまつげを見て、眉毛との距離やカールのバランスを考えながら決定しましょう。

パリジェンヌラッシュリフトだけでもお客様の目元をパッチリと演出できますが、お客様の自まつげがいつも均一に、綺麗に生えそろっているとは限りません。パリエクでは、短いまつげや薄い部分があれば、エクステで補い美しく演出していくことが可能です。単にボリュームを出すだけでなく、お客様のまつげを補いながらデザインをつくっていけるのが、パリエクの強みであり魅力でしょう。アイラッシュ施術者はお客様の目元のバランスを見ながら、お客様のまつげが美しく整う長さや太さのエクステを足して、お客様の理想の目元をつくることが大切です。そこは腕のみせどころですね。

まとめ

パリエクはパリジェンヌラッシュリフトで立ち上げたまつげにマツエクを施すため、華やかさがでやすいメニュー。やりすぎ感をおさえてナチュラルに仕上げるには、エクステ長さやカール選定が重要です。長さはお客様の眉毛とのバランスを考慮しながら自まつげプラス1mm~2mmの範囲、カールはJカールで選定すると自然に仕上がるでしょう。とはいえ、長さやカールの最終決定はパリジェンヌラッシュリフトで立ち上がった状態のまつげを確認してからがおすすめです。211121Esm

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