細くて短い自まつげのマツエク攻略法!お客様に満足いただける個性を生かしたご提案とは?

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人それぞれ見た目や性格が違うように、まつげにも“個性”があります。クセがあったり長さが違ったりして当然であり、アイリストはお客様のまつげの個性に合わせて、最適なマツエクをつけることが一番の仕事です。

とは言え、お客様のまつげを見て“きちんとつけられるだろうか”と不安になってしまうようなケースがあるのも事実。今回は、苦手意識を抱く人が多い「細くて短い自まつげ」への攻略法について、ひとつずつ解説していきます。

自まつげの長さ・太さは人それぞれ

髪の毛などの体毛と同じく、まつげにも個人差があります
生まれつき長いまつげの人もいれば、短いまつげの人もいるのは自然なことです。

日本人のまつげの平均は?

どんな職業に就いている人よりも、人のまつげを見る機会が多いアイリストたち。経験豊富なアイリストの中には、“お客様の顔を見るだけで自まつげの特徴がわかる”という人もいることでしょう。

今回は、“細くて短い自まつげ”の攻略法についてご紹介しますが、まずは余談から。
普段まつげを見る機会がアイリストのみなさんですが、日本人のまつげの平均値を意識したことはありますか?

日本人のまつげの平均値は…

  • 長さ:6.8ミリほど
  • 本数:片目の上まつげで100本程度、下まつげで40本程度
  • 太さ:0.1ミリ程度

とされています。

ナチュラルな仕上がりになるマツエクは、長さ9ミリ・太さ0.12ミリあたりのものが定番そのエクステよりも少し短くやや細いくらいが、日本人の平均的なまつげなのです。

日本人に比べ、外国人の平均は全て値が大きい
外国人のまつげは、日本人のものに比べて長いイメージがあります。実際に長さの平均値も長さ8.1ミリあり、カールの角度については102度ほどもあるのです。
海外のお客様に施術をするときの注意点としてや、お客様との話のネタとして頭の片隅に置いておくといいでしょう。

まつげの特徴には“遺伝”が大きな影響を与えている

まつげの長さは、生まれつき人によって違いがあるものです。もちろん、メイクなどのダメージを受けて短く細くなってしまう場合もありますが、元々の長さは親から遺伝したケースがほとんどだと言われています。

まつげが長い場合だけでなく、実は“短い”場合や“細い”場合も遺伝の影響を受けている可能性が大。両親のまつげが長くて濃い場合は、その子どもも同じようなまつげに。反対に、両親が短くて細いまつげだった場合は、子どもも同じようなまつげで生まれてくるケースが多くなるのです。
日本人と西洋人のまつげの平均値が違うのも、まさに“遺伝”のせいであると言えます。

生まれつき?それとも「ダメージ」?見極めが大切!

人によって異なる自まつげですが、それぞれに見られる違いは、先天的なものと後天的なものと2種類に分けられます。もともと生まれつき細くて短いまつげなのか、それともダメージを受け続けた結果、今の状態になったのかを、しっかりと見極めなければいけません。
この見極めができるかどうかが、細くて短いまつげの施術をするための攻略法とも言えるのです。

もともとなのかダメージなのかはヒアリングでしっかり見定める

細くて短いまつげのお客様が来店された場合、なぜ自まつげがこのような状態になっているのかを確認するためには、“ヒアリング”が大変重要な役割を果たします。ヒアリングでお客様の自まつげが今のような状態になっている原因を探るために、効果的な質問をピックアップしました。

マツエクの経験はありますか?

生まれつき自まつげが細くて短いのかどうかを判断するためには、まず「マツエク経験の有無」について質問することからスタートしましょう。この時点で「無し」という回答が得られれば、生まれつきまつげが細くて短い可能性が高くなります。また、「マツエク経験はあるが、前回からかなり間があいている」という回答が返ってきた場合も、生まれつきである可能性が高いと言えるでしょう。

メイクのときにビューラーを使っていますか?

マツエク未経験であったとしても、普段のメイクでビューラーが欠かせない人なら、自まつげが大きくダメージを受けてしまっている可能性も否めません。アイメイクの手順を聞いてみるのも一つの方法。まつげがダメージを受けてしまうようなメイクをしていないか確認できれば、おのずとなぜ自まつげが細くて短い状態になっているのかの答えが導き出せます。

まつげ美容液を使ってケアしていますか?

自まつげのセルフケアをしているかどうか確認するのも、有効な質問であると言えます。普段からケアの意識が高い人は、自まつげを大切にできる人。普段からしっかりケアに力を注いでいるにも関わらず、まつげが細くて短い場合は生まれつきである可能性が高いと言えます。

どんなケアアイテムを使っているのか、どんなふうにケアしているのかというところまで確認できるとベスト。“生まれつき”なのか“ダメージ”によるものなのかを、よりしっかり見極めることができるようになります。

まつげの抜け方をチェック

自まつげの状態をチェックしたときに、一カ所だけゴソっと抜けているような場所があれば、まつげ全体がダメージを受けている可能性大。自まつげが細くて短いのも、ダメージの影響であると考えられます。

一方、まつげが細かくまばらに抜けてしまっているような場合は、外的なダメージの影響ではなく、生まれつきまつげが細くて短い可能性あり。どのようにまつげが抜けているかチェックすることも、“なぜ?”を知るための大きなヒントとなります。

提案次第でお客様満足度はUP!

自まつげが長くて太い人に比べて、細くて短いまつげにはマツエクをつけにくいのは事実として受け止めなければいけません。しかし、しっかりと見極めを行えば、自まつげが細くて短いと悩んでいるお客様にも、マツエクの施術によって満足いただけるのは確か
悩みを抱えるお客様にも安心して施術を受けていただくために、意識しておきたいポイントを確認していきましょう。

自まつげにかかる負担を極力まで減らす

細くて短いまつげは、長くて太いまつげに比べて強度が劣ると言われています。

細くて短い自まつげの人は、自分のまつげのボリュームに自信がないからとマツエクサロンに足を運ぶ人も少なくありません。しかし、ボリュームアップだけを目的にしてしまうと、自まつげが大きなダメージを受けてしまう可能性も。そうなってしまえば、元も子もないのです。自まつげの現状を見ながらお客様の悩みを解決するためには、自まつげにかかる負担を極限まで抑えることが大切。マツエクの長さや太さ、カールの角度を抑えるのはもちろん、“どのようなマツエクを使うのが最適なのか”まで考えることが、アイリストの仕事だと言えます

細くて短いまつげの人には、軽くてボリュームアップ効果も期待できる「ボリュームラッシュ」がおすすめ。通常のマツエクよりも軽くて自まつげへの負担が軽減できる上に、ファンのボリュームによってまつげ同士のすきまを埋めることも可能です。
他の人よりも繊細な自まつげを持つお客様に対して、どの商材を使うのがベストなのかを考えることが、お客様の心を満たすためのポイントだと言えます。

ケアの方法についても一緒に考えていく

アイリストは、マツエクをつけるだけでなくまつげのプロであるとも言える職業です。自まつげが細くて短いと悩みを持つお客様は、わらにもすがる思いでマツエクサロンへ足を運んでいます。お客様に「相談してよかった!」と感じていただくには、お客様のまつげの状態にあったマツエクをつけるのはもちろん、プラスαの情報を提供することも大切です。

お客様の悩みに寄り添うためには、まず“ケアの方法”について一緒に考えることが大切。生まれつきまつげが細くて短い人に対しても、ケアの方法を教えてあげることは有効な手段であると言えます。生まれつきまつげが細くて短い人も、ケアに力を入れることで、今の状態をキープor今よりもまつげの強度をアップさせることができるようになるのです。

マツエクをつけて終わり…ではなく、“細くて短いまつげとうまく付き合っていくにはどうすればいいのか”の道筋を立ててあげることが、アイリストの仕事だと言えます。

まとめ

生まれつきの人にとっても、ダメージを受けた結果そうなってしまった人にとっても、まつげが“細くて短い”というのは悩みの種。その悩みを解決すべく、みなさんマツエクサロンへと足を運んでくださいます。

お客様の“なんとかしたい”という気持ちに寄り添えるかどうかが、一番大切にしなければいけないポイントです。細くて短いまつげに対して苦手意識を持つのではなく、“どうすればお客様の悩みを解決してあげられるのか”に重点を置いて、お客様と向き合っていきましょう。200305Eue

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