【動画解説】グルーのとり方をマスター!上手にとれるコツをおさらいしよう
グルーのとり方は、マツエクのモチや仕上がりにも影響するポイントです。しかし、施術に慣れていないうちは、適量が上手くとれないことも多いかもしれませんね。そこでこの記事では、グルードームを作るところから、エクステに適量のグルーをとるまでの一連の流れを動画でご紹介。それぞれのポイントで注目したいコツを解説していきます。グルーのとり方に不安がある人やより技術を磨きたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
グルーの上手なとり方を40秒動画でチェック!
まずは、グルーのとり方を動画でおさらいしていきましょう。今回ご紹介するものは約40秒という短い動画ですので、ちょっとしたすき間時間の視聴にもぴったりです。次の流れで動画は進んでいきますので、気になる箇所を重点的に視聴してみましょう。
0:19 グルーをとるポイント解説
0:25 グルードームから早く抜き出す実例
0:35 グルードームから遅く抜き出す実例
動画内にも解説があるように、マツエクの仕上がりやモチを良くするためのグルーのとり方は、大きく次の3つのポイントに分けられます。
1. きれいなグルードームを作る
2. 適量のグルーをエクステにとる
3. 適切な範囲にグルーをつける
どれも、施術経験が浅いうちは難しく感じる工程かもしれません。しかし、練習や施術を繰り返していく中でしっかりと上達していく技術ですので、苦手だと感じている人も焦らなくても大丈夫です。
ただし、とり方の基本をおろそかにしてしまうと、グルーやエクステの種類が変わったときに対応できなくなってしまうため、しっかりとコツを押さえておくことが大切です。以下に、上記3つのポイントのコツをまとめてありますので、気になるところを確認してみてください。
グルードームを作るコツとは
グルーを使用する際は、グループレートのうえにドーム状に出して「グルードーム」を作ることが基本です。きれいなドーム状になれば、 グルーの理想的な状態をキープでき、施術がスムーズに行えるでしょう。
グルーの種類や季節による影響もありますが、グルードームを作るのは1人のお客様の施術で2~3回が目安です。それ以上にグルーを出しているアイラッシュ施術者は次のポイントを確認しておきましょう。
ポイント1.グルーの落とし方
きれいなグルードームを作るコツは、 表面張力を生かしながら上から「ポタッ」と落とすイメージでグルーを出すことです。グルーを落とす高さが高すぎると横に広がりやすく、低すぎるとややつぶれたドームになりがちです。また、出す量は1滴もしくは多くても2滴を目安にします。1度にたくさんの量を出してしまうと横に流れやすいため、1回の適量を意識しましょう。
ポイント2.ドームの形状
きれいなグルードームは動画のように、ぷっくりとした「高さ」があります。きれいな形状のグルードームが作れれば、つぶれた形状のものよりも長く施術に使えるため施術時間の短縮やコスト削減にもつながります。グルードームを作ることが苦手な人は、とくに 高さに意識をおきながらトライしてみると良いでしょう。
ポイント3.グループレートやシートの素材
グループレートやシートも、きれいなグルードームを作る要素の1つです。たとえば、ペーパータイプのプレートやシートの中にはグルーが自然と中心に集まる加工が施されているものがあったり、グルーが固まりにくくなる素材を使ったグループレートがあったりとさまざまです。グルードームをきれいに作るためには、こうした素材を吟味することも大切でしょう。
適量のグルーをとるコツとは
グルーの量は、多すぎると接着面が凸凹し、違和感の残る仕上がりになりがちです。一方、少なすぎると根元が浮きやすく、モチが悪くなります。仕上がりやモチは、とくに お客様の満足度にもつながりやすいポイントのため、コツをしっかりと確認しておきましょう。
ポイント1.グルードームから抜き出すスピード
「毎回適量のグルーがとれない」という施術者は、グルードームからエクステを抜き出すスピードに注意してみましょう。また、グルーの粘度によって、同じスピードで抜き出してもエクステにつく量は異なります。それぞれのサロンで使っているグルーは次のどちらなのか確認しながら、抜き出すスピードを意識してみましょう。
・グルードームから早く抜き出す →グルーのつく量が多い
・グルードームから遅く引き出す →グルーのつく量が少ない
※動画で使用しているのはこちらのテクスチャーのもの
【粘度が高くドロドロしたグルーの場合】
・グルードームから早く抜き出す →グルーのつく量が少ない
・グルードームから遅く抜き出す →グルーのつく量が多い
ポイント2.グルードームとエクステの角度
グルーをとるときには、グルードームの真上から垂直にエクステを差し込むことが基本です。しかし、人によってはエクステを寝かせたほうがつけやすいという施術者もいるでしょう。そのため、グルーをとるのが苦手という人は基本をベースにしながらも、適量がつきやすいエクステの角度と場所をいくつか試してみることをおすすめします。 自分の施術スタイルに適した、グルーのつけやすい場所や位置を見つけておきましょう
ポイント3.装着方法によっても量を変える
スライドか圧着か、エクステをどのように装着するかによっても、グルーの量の調整が必要です。スライドの場合は、エクステにつくグルーの玉を、大きめに作ることを意識します。一方、圧着の場合は、エクステにつくグルーの玉を小さめに作ったほうがきれいに装着できるでしょう。装着方法によってもグルーの量を変えていくことが大切です。
適切な範囲にグルーをつけるコツとは
グルーの量と合わせて大切なのが、エクステのどの位置までグルーをつけるかです。装着幅は、 エクステの種類やお客様の自まつげの状態によっても変える必要があります。イメージするデザインになかなか近づかない、と感じている施術者は、次のポイントを確認してみましょう。
ポイント1.グルーの玉2つ分が適切な範囲
まず基本となる接着幅は、グルーの玉が2つできる範囲です。エクステにグルーの玉が2つできていれば、根元から装着することができ、自まつげへの接着力も高まりやすいでしょう。スライドで装着する場合には、イメージする装着幅よりも少し短い位置でとどめておくときれいに仕上がります。また、グルーの玉が3つできてしまうと仕上がりの質感が硬く、1つだとモチが悪くなります。今回の動画の場合、 グルードームから早めに抜き出すシーンが参考になるでしょう。
ポイント2.エクステの種類ごとに装着幅を変える
エクステのカールの強さによっても、接着面の大きさは異なります。そのため、エクステの種類によっても接着幅を変えたほうが、モチが良くなりやすいでしょう。目安としては、次の数値が参考になります。
Jカール:約4~4.5mm
Cカール:約3~3.5mm
SCカール:約2.5mm
お客様の自まつげの角度によっても多少調整する必要はありますが、エクステのカールの強さによって接着幅を変える、という意識づけが大切です。
ポイント3.お客様の自まつげの状態で変える
接着幅を見極めるときにもう1つ注意したいのが、お客様の自まつげの状態です。とくに、次の5つのポイントに注目しましょう。
1.硬さ
2.弾力
3.水分量
4.ダメージ具合
5.太さ
たとえば、自まつげが硬いお客様の場合、グルーの量が少なすぎるとエクステがしっかりと装着できません。また、自まつげに弾力が少ないお客様だと適量のグルーであったとしても重さで下がってしまうことがあるでしょう。
このように、お客様の自まつげの状態次第でもグルーの量や接着幅の微調整が必要です。細かいポイントのようですが、しっかりと見極められるようになるとグンと技術力が上がりますので、注意してみましょう。
▽お客様の自まつげの見極めについては、以下の記事も参考になります。
まとめ
グルーのとり方は、マツエク施術の中でも基本の技術です。今回ご紹介したポイントを意識しなくてももちろん施術は行えますが、それぞれのコツを押さえておくと、グルーやエクステの種類が変わったときにも応用がききやすいでしょう。お客様の施術や練習を繰り返していく中で、1つでも多くのことを意識しながら、より良い仕上がりを目指していきましょう。211027Etm