【動画解説】まつげパーマの巻き上げに使うつまようじとヘラの違いとは?
まつげパーマの仕上がりに大きく影響する工程の1つが、巻き上げです。まつげが根元から1本1本重ならずに巻き上げられると、美しい仕上がりになります。つまようじやヘラなどを使って巻き上げることが多く、ツールによっても使い方は異なります。そこでこの記事では、つまようじとヘラの巻き上げ方の違いを動画で解説。記事後半では、巻き上げに使えるおすすめツールも紹介していきます。巻き上げのツール選びに迷っている方はぜひご覧ください。
つまようじとヘラの違いとは?
まつげパーマの巻き上げは、つまようじやヘラを使っているサロンが多いでしょう。中には、ツイザーを使っているサロンもあるかもしれませんね。いずれの場合も、まつげパーマ用のグルーを使って、ロッドに貼りつけていくことが基本動作になっていきます。
これらを踏まえ、まずは簡単につまようじとヘラの違いについて見ていきましょう。
つまようじの特徴
つまようじは、低コストで導入できることから、まつげパーマを行うサロンでも多く導入されているツールの1つです。まつげパーマの巻き上げにおいてつまようじは、次のような特徴があります。
持ち替え手間がない
とがった先端部分だけでなく、 側面も効果的に使えるつまようじは、巻き上げ時にも便利なツールです。まつげ全体をロッドに貼りつけるときには側面を使い、重なってしまったまつげの修正は先端部分が活用できます。まつげに対して面であてられる部分と、点で調整できる部分が備わっているため、持ち替えの手間がありません。
キューティクルを傷つけにくい
巻き上げ時に余分な圧がかかりにくいつまようじは、まつげのキューティクルを傷つけにくい特徴があります。とくに、まつげパーマの1剤後はキューティクルを軟化させているため、施術によるまつげの傷みも気になるもの。つまようじは、こうした傷みのリスクを軽減することが可能です。もちろん、つまようじを使った巻き上げができるようになるまでは時間が必要ですが、習得しておいて損のない技術でしょう。
細かい修正がしやすい
先端部分がとがっているため、細かい箇所の修正がしやすいのもつまようじの特徴です。とくに、仕上がりを決める2剤前の巻き上げでは、いかにまつげが重ならずにロッドに貼りつけていくかが重要です。先端の細いつまようじであれば、絡まっているまつげやクセの強いまつげでも、丁寧にほぐして整えやすいでしょう。
ヘラの特徴
まつげパーマのニーズが高まるにつれ、さまざまな巻き上げ用のツールも登場し始めました。ヘラもその1つ。ここからは、そんなヘラの特徴を見ていきましょう。
まつげパーマ初心者でも使いやすい
つまようじと比べて、 巻き上げの技術取得に時間を必要としないのがヘラの特徴です。まつげパーマを初めて行うアイラッシュ施術者でも、何度か練習すればメニューに導入できるでしょう。
短いまつげまで巻き上げやすい
ヘラはロッドにしっかりと沿わせながらまつげを挟み込むため、短い毛でもしっかりと巻き上げることができます。とくに目頭や目尻などの長さがあまりとれない箇所で、貼りつけやすさを感じやすいでしょう。なお、施術中はできるだけ1回で巻き上げられるようスキルを磨き、何度もまつげを挟み込まないことが大切です。
施術時間が短縮される
ヘラは何本かのまつげを一気に巻き上げることができるツールです。ロッドとの密着度も高いため、より手早く施術を行えます。そのため、まつげパーマの施術時間を短縮するときにも役立つでしょう。
動画でチェック!つまようじとヘラを使った施術方法の違い
ここからはつまようじとヘラを使った、まつげパーマの施術方法の違いについて動画で解説していきます。それぞれの動画は 約1分程度ですので、まつげパーマのツール選びに迷っている方などは、どちらもチェックしてみてくださいね。
つまようじを使ったまつげパーマの巻き上げ
動画内で解説されている内容は、以下のとおりです。
1. グルーをつけたら根元から真っすぐ上に向けて巻き上げていく
2. つまようじの面と先を使用し、まつげが重ならないよう1本1本巻き上げていく
つまようじで巻き上げるときにはまずまつげ専用グルーを塗布し、側面を使っていきます。つまようじを少し寝かせてロッドに沿わせながら、根元からまつげを巻き上げていきましょう。動画でも行われていたとおり、まつげが重なっている箇所は、先端を使ってほぐしていきます。目頭や目尻のまつげは巻き残しがでやすいため注意しましょう。慣れないうちは、硬化速度がゆるやかなグルーを使うと焦らずに巻き上げが行えます。 スキルに応じたグルー選びも大切なポイントです。
ヘラを使ったまつげパーマの巻き上げ
動画内で解説されていた内容は、以下のとおりです。
1. グルーをつけたら根元から真っすぐ上に向けて巻き上げていく
2. スティック(ヘラ)の面の溝部分を毛に沿わせ、まつげが重ならないように巻き上げていく
ヘラで巻き上げていくときにはまずまつげ専用グルーを塗布し、溝の部分に毛を沿わせながらロッドに貼りつけていきます。動画でも分かるように、ヘラを使うとまとまった本数のまつげを一気に巻き上げ可能です。施術時間の短縮になることがよく分かるでしょう。ヘラを使うときのポイントは、 まつげに余分な圧をかけすぎないこと。重なってしまった部分は何度もヘラで挟み込むよりも、つまようじなどを使ってほぐしたほうがまつげへの負担が軽減します。巻き上げが完了したら、目頭や目尻に巻き残しがないかも確認しましょう。
まつげパーマの巻き上げに使えるおすすめツール3選
つまようじやヘラだけでなく、まつげパーマの巻き上げ用ツールの幅は広がっています。ここからは、アイラッシュ施術者からも人気が高い巻き上げ用のツールを紹介していきます。
ラッシュリフト コーム付スティック/beaupro(ビュプロ)
「ラッシュリフト コーム付スティック」は 先端がとがったスティックとコームが1つになった巻き上げ用のツール。コーム部分は二層の歯で構成されており、まつげをしっかりとコーミングしながら巻き上げられます。まつげが重なってしまったときには、とがった先端部分で調整が可能。まつげの向きが真っすぐになりにくい目頭や目尻なども整えながら、セットできます。スティック部分の先端がL字になっているため、ツイザーで巻き上げを行っているアイラッシュ施術者からも「使いやすい」という声があがっています。
重量:10.2g
素材:スティック部分/ステンレス、コーム部分/プラスチック
色:マットシルバー
ラッシュリフト ブラシプレート/beaupro(ビュプロ)
「ラッシュリフト ブラシプレート」は、 Y字型のブラシタイプの巻き上げ用ツール。片方が溝の入ったコームブラシタイプ、もう片方がフラットな形状になっていることが特徴です。コームブラシ側でまつげを巻き上げ、フラットな方はなでつけるときに便利。同ツールを使用するアイラッシュ施術者からは「施術の時間が短縮した」という声もあがっています。ワゴン上でも目立つ色のため、施術中に探す手間も省けるでしょう。なお、施術後は洗浄し繰り返し使用できますが、部類としては消耗品のため刃こぼれした場合などは買い替えが必要です。
素材:プラスチック
色:グリーン
PERSH 巻き上げスティック/tecnico(テクニコ)
「PERSH 巻き上げスティック」は、素材にステンレスとアルミを使っているため「重さを感じさせない」という声を集める巻き上げ用のツールです。持ち手部分が細く軽いため、 施術中の負担を軽減できます。また先端部分には角度がついており、目頭や目尻の細かな産毛もしっかりと巻きつけが可能。万が一先端にクリアグルーがついてしまっても、ツイザーよりも取れやすいことも特徴です。
重量:11g
素材:先端部分/ステンレス、持ち手部分/アルミ
まとめ
つまようじやヘラを使って行う、まつげパーマの巻き上げ。つまようじは、先端と側面を組み合わせながら、持ち替えなしに細かい調整がしやすいところが魅力です。ヘラは、使いこなすまでにあまり時間を必要とせず、施術時間の短縮にもつながる点がメリットでしょう。どちらを使って施術を行うかはサロンの方針にもよりますが、それぞれの特徴を知っておけば選択肢は広がります。つまようじとヘラ、どちらの特徴も兼ね備えたツールも登場しているので、自分たちのサロンに合ったものを選んでいきましょう。220430Etm
※本記事の内容や価格はすべて、2022年4月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。