【動画解説】まつげ美容液の塗り方|基本とトレンドの「束感まつげ」の作り方
マツエクやまつげパーマなどでダメージを受けたまつげのケアには、まつげ美容液が欠かせません。健やかなまつげに導いてくれるため、お客様のホームケアアイテムや、アイメイクの仕上げ用としても需要があります。そこで今回は、上手なまつげ美容液の塗り方を、動画と一緒に分かりやすく解説しましょう。まつげ美容液とはどういうものなのか、基本の塗り方とトレンドの束感まつげを作る塗り方をまとめてご紹介します!
まつげ美容液とは?
まつげ美容液とは、マツエクやまつげパーマなどの施術やビューラーの使い過ぎなどで受けたダメージをケアしたり、まつ育目的で使用したりなど、さまざまな用途で活躍します。
他にも、まつげ美容液でケアすることで、マツエクやまつげパーマのモチの向上が狙えたり、まつげをより美しい状態に整えたりなど、多くの魅力がギュッと詰まっているアイテムです。
まつげ美容液は、メーカーやブランドによってさまざまな商品がラインナップされています。まつげの乾燥予防に特化したもの、ダメージ補修に特化したものなど、その特徴はさまざま。自店に店販商品として取り入れる場合は、通っていただいているお客様のニーズを把握し、どんなまつげ美容液が喜ばれるか検討して商品選びをすると良いでしょう。
まつげ美容液の効果的な塗り方もおさらい
まずは、まつげ美容液の効果的な塗り方をおさらいしておきましょう。
まつげ美容液を塗るのはまつげを清潔に整えてから
まず、まつげ美容液を塗る際は、まつげを清潔に整えておくことが重要ポイントです。メイクの汚れなどがまつげに残ったまま、まつげ美容液を塗布すると、せっかくの成分が浸透しにくくなります。クレンジングや洗顔を行った後、スキンケアする前に塗布するよう心掛けましょう。
塗るタイミングは寝る前がおすすめ
美肌を目指すためにはゴールデンタイムが重要!とよく言われますよね。それと同様にまつげにもゴールデンタイムがあり、この時間帯に備えてまつげ美容液を塗ることで、成分がしっかり浸透すると言われています。このゴールデンタイム、具体的には眠りについてから3時間までの時間帯なのだとか。この3時間の間により良い睡眠をとるために、寝る前にリラックスタイムを設けたり、就寝前のアルコール摂取を控えたりといった、工夫をすることも大切です。
塗布する量や使用頻度を守る
まつげ美容液は、1回分の使用量や使用頻度が商品ごとに定められています。「塗れば塗るほど効果的!」と思っているお客様も多いようですが、それは間違い。定められた使用量以上にまつげ美容液を塗布すると、まつげの発育を阻害する可能性もあります。また、ときには、まつげ美容液を塗りすぎてしまったことでまぶたなどの目元周辺の肌にトラブルが発生する場合もあります。
そのため、まつげ美容液をお客様におすすめする際は、基本的な塗り方と一緒に、使用量や使用頻度もしっかりお伝えしましょう。パッケージやパンフレットなどをしっかり確認して、間違いのない内容お伝えすることが大切です。
まつげ美容液で束感まつげが作れる
出典:@___thinkeyeさん
トレンドのデザインのひとつ、束感のあるまつげ。この束感のあるまつげは、まつげを何本かひとまとめにして1本を太く見せるデザインのことを言います。束感を出すことでまつげが太く見え、目力アップが狙えるトレンドデザインのひとつです。また、まつげが強調されるため、エクステやマスカラなしでもまつげの存在感が増すのも魅力的なポイント。
そんな束感まつげは、自まつげだとマスカラを使って作ることが多いですが、実はまつげ美容液でも再現可能です。まつげ美容液で束感を作ることで、おしゃれを楽しむ観点だけでなく、まつげをケアすることも同時に叶い、一石二鳥!また、適度なボユームが感じられるのにナチュラルに仕上がるため、濃いメイクが苦手なお客様にもおすすめしやすいですよ。
【基本編】まつげ美容液の塗り方
ここからは、まつげ美容液の塗り方を動画解説していきます。まずは、基本的な塗り方からご紹介しましょう。
まつげ美容液を均一に塗るには、まつげの根元にブラシをしっかり当てて、毛先に向かってさっとひと塗りします。何度も重ね塗りをすると、かえってダマになりやすいため注意しましょう。ブラシを少し回転させるようにして塗ると、まつげ全体にムラなく均一に塗布できるはずです。
こちらが、まつげ美容液をさっと塗った状態のまつげ。しっとりと潤いのある印象で、まつげに適度なボリュームが出ています。また、まつげ美容液を塗ったことでまつげ全体の毛流れも整うため、オフの日など簡単にメイクを済ませたい日にもぴったりであることを、お客様にアドバイスとしてお伝えするのもひとつの方法です。
【応用編】トレンドの束感まつげの作り方
続いては、トレンドの束感まつげの作り方を動画で解説していきます。
こちらは、まだ何も塗っていない状態のまつげ。まつげ1本1本が細く、控えめな印象ですね。ここから美容液を塗布して、束感のあるトレンド感漂うまつげを作っていきます。
【手順1】
まずは、まつげ全体にまつげ美容液をさっと塗布して全体を整えます。このとき、基本の塗り方同様に、まずはさっとまつげ全体に美容液を塗布して毛流れを整えましょう。束感のあるまつげを作る際も、まつげ美容液を何度も重ね塗りすると、この後の工程でまつげがまとまりにくくなり、きれいな束にならないため注意が必要です。
【手順2】
まつげ全体にまつげ美容液を塗布したら、ブラシを目頭から目尻に向かって横にスライドさせて毛束を作ります。そして、ブラシの先端を使い、毛束の量やまつげとまつげの間隔を整えましょう。
多くの場合はここまでで終了ですが、より仕上がりのクオリティをアップさせるために、ツイザーを活用する仕上げの裏技テクをご紹介します。より美しい仕上がりを目指したいときにトライしてみてください。
【手順3】
ブラシで整えたまつげにツイザーを使って、さらにきれいなデザインに仕上げていきます。先ほどまつげ美容液で整えたまつげの束感がより均等になるよう、ツイザーでつまんで毛束を作りましょう。毛束が多い箇所は、ツイザーで毛束を割くようにして整えると、バランスが良くなります。反対に毛束が少ない箇所は、バランスを見ながら両サイドのまつげを寄せて毛束を太くしましょう。毛束の量と一緒に、まつげとまつげの間隔が均等になるよう、まつげの方向も意識しながら整えることも意識してみてください。きれいな放射状になるようイメージするのがコツです。
こちらが、まつげ美容液で作った束感のあるまつげの仕上がりです。まつげの毛束量と間隔が均一で、きれいな放射状に広がっていることが良く分かります。まつげの束感のおかげで目力がアップし、まるでお人形さんのようなぱっちりとした印象ですね。
横からみた様子がこちら。横から見ると、カールがより強調されているような印象です。ツイザーを使って束感と間隔がより均一になるよう仕上げているため、正面からだけでなく、横から見てもきれいに整った印象的な目元に仕上がります。
ご紹介したように、まつげ美容液とツイザーで作った束感のあるまつげは、まつげ美容液のみで仕上げるよりも、より見栄えがアップする裏技とも言える方法です。そのため、お店で運営しているSNSや動画などに束感まつげのデザインをアップする際に活用するのにもぴったり。もちろん、よりハイクオリティな仕上がりを求めているお客様に施術工程のひとつとして提供するのも良いでしょう。まつげパーマなどの施術と一緒に提供する方法もあります。
また、お客様はツイザーを持たれていないため、先端が細いタイプの毛抜きやピンセットなどで代用できることをお伝えしましょう。ただし、毛抜きやピンセットなどの先端が眼球やまぶたに触れてケガをすることのないよう注意喚起も併せて行ってください。
まとめ
まつげ美容液は、まつげをケアするだけでなく、デザインをきれいに整えることもできる優れもの。このまつげ美容液を、施術の仕上げ工程にプラスしてお客様満足度アップを図るのも良いでしょう。また、ホームケア用品としてまつげ美容液をおすすめするきっかけにするのもひとつの方法です。基本の塗り方と一緒に、トレンドの束感まつげを作る方法もマスターして、サロン運営に役立てましょう!220529Ehc