【マツパ】ロッドから飛び出す短い毛に「まつげ押さえパッド」が使える!軟化専用ロッドも登場
まつげパーマで1回目の巻き上げをする際、短い毛がロッドから飛び出してしまうというのはよくある悩み。仕上がりに影響が出るため「なんとかしたい!」と気になっている方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解消してくれるのが最近注目の「まつげ押さえパッド」。また、韓国発の「軟化専用ロッド」も活用できると話題です。今回は「まつげ押さえパッド」のメリットや使い方を解説。おすすめ商品もピックアップしてご紹介します。
【まつげパーマ】ロッドに巻きつかない短いまつげ、どうしてる?
アイラッシュ施術者を悩ます「ロッドに巻きつかない短いまつげ」
まつげパーマの1回目の巻き上げを行う際、短い毛がロッドから飛び出してなかなか巻きつかずに困ったという経験はありませんか?特に、自まつげが太くてしっかりした方、生えグセが強い方への施術の際に起こりやすいようです。
これは仕上がりにこだわるアイラッシュ施術者であれば、無視できない悩みのひとつでしょう。なぜなら、ロッドから浮いてしまった毛は薬剤が浸透しきらず、軟化不足になりやすくなるから。軟化が不十分なまつげはカールのかかりが弱くなるので、どうしても不揃いな印象に仕上がってしまいます。そうならないように浮いた毛を何度もピンセットで押さえようとした結果、施術時間がいつもより長くなってしまったという方もいるかもしれません。
ロッドから飛び出す短いまつげの対処方法は?
飛び出しやすい短いまつげを固定する方法としては、ロッドに巻き上げて薬剤を塗布したまつげの上からペーパーやラップ、不織布などを被せる、というのが一般的。サロンによっては速乾性のあるグルーや粘度の高いグルーを使用したり、ブロワーで乾かしたりして、まつげが飛び出さないうちに素早く固定するところもあるようです。
最近では、まつげの上にのせて固定する「まつげ押さえパッド」というアイテムも登場。ペーパーやラップといった従来のアイテムよりもまつげをロッドにしっかり密着させやすいと、アイラッシュ施術者の間でも評判のようです。
「まつげ押さえパッド」ってどんなアイテム?
まつげ押さえパッドとは、シリコン素材でできた細くて薄い帯状のアイテム。カバーロッドやシリコンパッド、固定バンドなどとも呼ばれます。ロッドに巻き上げ、薬剤を塗布したまつげの上からペタッと貼りつけて使用します。
まつげ押さえパッドが日本で販売され始めたのは、2022年頃。まだ導入サロンはそれほど多くはないようですが、SNSを中心に話題となっており、気になっているアイラッシュ施術者も多いのではないでしょうか?
まつげ押さえパッドのメリット・デメリット
まつげ押さえパッドのメリットは、
- ペーパーやラップよりもしっかりとまつげを固定できる
- 貼りつけたときによれないので薬剤の塗布ムラが起こりにくい
- 洗って繰り返し使えるため環境にやさしい
といった点があります。特に、短い毛が何本も飛び出してくるような場合には、シリコン素材のフィット感の良さに助けられるでしょう。ペーパーやラップと違って、施術時に取り出す動作もスムーズ。薬剤が付着してもよれない素材のため、薬剤がムラなく行きわたりやすくなります。洗って繰り返し使用できるのも、エコなだけでなく、備品コストや廃棄物の削減につながるのではないでしょうか。
しかし一方で、
- 洗う手間が増える
- 薄くて小さいので他のゴミと一緒に捨ててしまいやすい
- 薬剤で滑りやすいため使い慣れるのにコツがいる
といったデメリットがあり、一度試したもののリピート購入には至らなかったというケースも。繰り返し使えるといっても、薄くて小さいので誤って捨ててしまうことも多く、かえってコストがかかったという意見もあるようです。従来のペーパーやラップとは使用感がまったく違うため、施術者によっては合わない方もいるでしょう。
そのため、まつげ押さえパッドは多くのスタッフがロッドを共有するような中~大型サロンより、個人サロンにおすすめのアイテム。もしくは、ペーパーやラップでは短い毛を固定しきれないとき専用のアイテムとして使い分けても良いでしょう。
まつげ押さえパッドの使い方
まつげ押さえパッドの使い方はとても簡単。軽く両端を引っ張ってピンと張ったまま、手前に引き寄せるようにして貼るのがポイントです。薄くて良く伸びるので、ロッドのカーブにも添わせやすいでしょう。ただし、伸ばしすぎると貼りつけるときに縮んでしまい、ロッドからズレてしまうので注意が必要です。
お試しにおすすめ!まつげ押さえパッド3選
実際に、まつげ押さえパッドにはどんなものがあるのか、おすすめ商品を3つピックアップしてご紹介します。
【Flap eyelashes】Lash press pad(まつげ押さえパッド)
シリコンパッドが3セット(6枚)入った商品。薄くて柔らかい素材のため、薬剤の上からでもズレにくく、ロッドにしっかりフィットします。目の幅よりはみ出る場合には、扱いやすい長さにカットして使うのもおすすめです。
【STYLE】イエローバンド
ロッドの丸みに添わせやすいカーブ状の断面と柔軟性のあるシリコン素材が特徴です。透明素材なので、まつげの位置や状態をパッド越しに確認しながら貼りつけることが可能。サイズ展開はショートとロングの2種類があり、ロングの方には幅細タイプと幅広タイプがセットで入っています。目頭や短毛部分などポイント使いするときはショート、目頭から目尻まで全体を覆いたいときはロングがおすすめです。
【VENUS COSME】COVER PRESS(カバープレス)
パッドの縦幅が目頭から目尻にかけてだんだんと太くなっているのが特徴。ロッドの形状に合わせてしっかりフィットします。厚みがわずか1mmで伸縮性があるシリコン素材はとても柔らかく、扱いやすいというのもポイントのひとつです。
韓国で話題!「軟化専用ロッド」も登場
韓国では1回目の巻き上げに特化した軟化専用ロッドが登場。日本のアイラッシュ施術者の間でも話題になっています。
こちらは、マツエク商材専門店「LashBox(ラッシュボックス)」から販売されている「ペラロッド」という商品。柔らかいシリコン製でかなり薄く、ロッドというよりはパッドのような見た目をしています。
軟化専用ロッド「ペラロッド」の使い方
基本的には、通常のロッドと同様、上まぶたの上に置いてまつげを貼りつけて使います。ただ、まつげの毛質や生え方によっては、下まぶたの上に置いて上まつげを下向きに貼りつけることも可能。ペラロッドの独特の形状だからこそできる方法です。
例えば、コシのあるバージン毛の方や下向きまつげの方は、上向きに巻き上げようとすると何回もグルーをなでつけて、ロッドに密着させなくてはなりません。これでは巻き上げにかかる時間も多くなってしまうでしょう。その点、ペラロッドを使って下向きに貼りつければ毛の生えグセに逆らわなくて済みます。結果、施術時間の短縮につながり、軟化不足防止にもなるのです。
ただ、ペラロッドのような軟化専用ロッドには厚みがないため、カールのクセづけはできません。そのため、1回目の巻き上げが終わった後、通常のロッドに入れ替える必要があります。そのため施術の手間を考えると、普段は通常のロッドを使い、短い毛が多い方、軟化不足が気になる方の場合のみ使うという方法もおすすめです。
まとめ
まつげパーマの施術時に多い「短い毛がロッドから飛び出してしまう」という悩みを解決できると注目を集める「まつえ押さえパッド」。韓国では軟化専用ロッドも登場し、まつげパーマ業界は今後もどんどん進化しています。最新アイテムをいち早く取り入れることは他店との差別化を図るためにも大切なこと。まつげパーマの仕上がりの質をもっと高めたいという方はぜひ一度試してみると良いでしょう。
※本記事の内容や価格はすべて、2023年8月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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