【動画解説】まつげパーマの巻き上げに使うグルーの種類と使い分けポイント
まつげパーマ施術の巻き上げの工程では、どのようなグルーを使っていますか?サロンによっても、アイラッシュ施術者の好みによっても違うことでしょう。しかし、経験の浅いアイラッシュ施術者にとっては、グルーの特徴の違いや使い分けるポイントなども気になるはずです。そこで今回は、まつげパーマの巻き上げに使うグルーの種類と使い分けポイントについて見ていきましょう。
まつげパーマ用グルーの種類について
まずは、まつげパーマに使用するグルーの主な種類を紹介します。巻き上げの際に使うグルーは、主に ジェルタイプ・水溶性タイプ・バームタイプの3種類。水溶性タイプやジェルタイプが一般的で、バームタイプは比較的新しいタイプのグルーです。それぞれにどういった特徴があるのでしょうか?
ジェルタイプ
ジェルタイプはその名の通り、ジェルのような粘度でほど良く伸び、まつげをしっかりキャッチしてくれます。基本的には1液前にも2液前にも使用可能。水溶性グルーよりも硬化が緩やかな傾向にあるので、比較的修正もしやすいでしょう。
アルコール成分が入っていない商品を選べば、目への刺激が少ないため「まつげパーマで目がしみる」というお客様に向いています。
水溶性タイプ
水溶性タイプは水のりのような粘度で、ジェルタイプと同じく伸びが良い点が特徴です。ただし、粘度は「硬い」や「緩い」など商品によって異なります。硬化速度も商品によって違いますが、ジェルやバームと比べると硬化速度が速いため、新人アイラッシュ施術者はスピード感をもって施術する必要があるでしょう。
水溶性タイプのグルーは硬化速度が速い分、揮発性が高い傾向にあります。そのため、ジェルタイプやバームタイプと比べると、目にしみやすいことも。これまでに、目にしみた経験があるお客様には使用を控えるほうが良いでしょう。
また、自身の施術スピードやお客様のまつげの硬さによって、粘度の異なるグルーを使い分けるとスムーズです。
バームタイプ
バームタイプは軟膏のような質感のグルー。1液前でも2液前でも使用可能ですが、お客様の毛質が硬い・太い場合などは、1液で軟化させた後のほうが使いやすい場合もあります。
バーム自体はほぼ硬化しないため修正しやすく、やわらかくしっとりとした仕上がりが特徴です。商品によって違いますが、一般的にはアルコール成分が含まれていないため、目にしみにくいでしょう。
【動画解説】まつげパーマ用グルーの使い分け
どのタイプのグルーを使うかは、アイラッシュ施術者によります。例えば、1液前・2液前ともに同じタイプのグルーを使うアイラッシュ施術者もいれば、1液前と2液前で違うタイプを使う方もいます。
基本的には、お客様の毛質や施術者自身の使いやすさで使い分けると良いでしょう。
ここでは、動画をチェックしながらまつげパーマグルーの使い分けについて解説します。
ジェルタイプ
ジェルを楊枝や筆などに適量とり、まつげをロッドに巻き上げつつ同時に整えていきます。修正しにくいため、ジェルを部分的に塗布し、塗布した部分を仕上げてから次に進むというイメージです。ジェルタイプはバームと比べると水分が多いため、巻き上げの際に束感が出やすい傾向に。
ただし、太くて硬いまつげへの1液前の巻き上げには、ジェルタイプやバームタイプより硬化が速い水溶性タイプの方が使いやすいと感じるアイラッシュ施術者もいるようです。その場合には、1液前には水溶性タイプ、2液前にジェルタイプやバームを使うのも良いアイデア。
水溶性タイプ
アイラッシュ施術者の好みにもよりますが、水溶性タイプの場合はロッドに塗布し、楊枝やコームなどでまつげをロッドに巻き上げていきます。硬化速度が速いため、ジェルタイプと同じようにまつげを巻き上げた部分をしっかり整えてから、次のまつげを巻き上げるというイメージ。
いずれのタイプも同じではありますが、特に水溶性タイプの場合、グルーのふたを開けたまま施術をするとグルーがドロドロになる傾向にあります。施術中に適量をとってふたをするというように、できるだけ空気に触れさせないことが大切です。使用後は、ふたの周りについたグルーを拭きとるようにしておきましょう。
バームタイプ
バームタイプはスティックや筆に適量とり使用します。まつげを一気にロッドに巻き上げ、そのあと楊枝やコームなどで整えていけば巻き上げ完了です。バームタイプは硬化しにくく調整しやすいため、施術スピードに自信がないアイラッシュ施術者も使いやすいでしょう。
しかし、いわゆる健康なまつげといわれる硬く太い毛の場合、うまく巻き上げられないことも。そういった場合には、1液前に水溶性タイプを使い、2液前にバームを使うと良いでしょう。
おすすめのまつげパーマ用グルー
ここからは、おすすめのまつげパーマ用グルーを紹介します。サロンでの導入の際にぜひ参考にしてみてください。
<ジェルタイプ>【Cite】アミノジェルグルー
アミノ酸配合のジェルタイプのグルー。自まつげへのダメージを軽減できる商品です。他のグルーと比べると粘度が高いことが特徴。水分を加えることで自分に合った粘度に調整することもできます。
<ジェルタイプ>【Miss eye d’or】セラムラッシュリフト ラッシュセット
ヒアルロン酸Naやセージ葉エキスなどのトリートメント成分が含まれているため、施術と同時にまつげの集中ケアができるという優れもの。絶妙な粘度で巻き上げやすく、巻き上げたあとの微調整もしやすい点が魅力です。
<水溶性タイプ>ウォッシャブルグルー
グルーが透明のため、巻き上げの際もまつげが見やすく巻き上げやすいしょう。ロッドアウトする際は、グルーが水溶性のため簡単に洗浄できます。特にお湯を浸したコットンを使うと、よりロッドアウトしやすいでしょう。
<水溶性タイプ>【Angelic】ラッシュリフト用Clear Glue
水溶性タイプのクリアグルーです。強い粘着力で、まつげをロッドにしっかり固定できます。空気にふれて粘度が高くなった場合は、薄め液で薄めることで調整可能です。ロッドから外すときのことも考えて必要最小限の厚みで固定すると良いでしょう。
<水溶性タイプ>【Cite】クリアグルー
日本製の水溶性タイプのグルー。ほど良い粘度で速乾性が高く、グルーが乾く前に再度塗布すれば手直しも可能です。グルーのカスが出にくい配合になっているため、まんべんなくセッティング剤を浸透させることができます。
<バームタイプ>【STYLE】グルーバーム ソフト
ソフトタイプのバームグルーです。ビタミンやホホバオイルなどの美容成分を配合しています。まつげがやわらかくなった2液前の使用がおすすめのアイテム。巻き上げの修正が行いやすいため、納得いくまで調整可能です。
<バームタイプ>FFワインドバーム(ラッシュリフト・まつげ巻き上げWAX)
これまでのバームよりもしっかりまつげを固定できるタイプのバームグルー。固まらないため、まつげの調整も簡単に行えます。またソープの香りがついている点も魅力。バームグルーはまつげ全体に使用できますが、ポイントで重ねづけすることも可能です。
まとめ
まつげパーマの巻き上げでは、きれいな仕上がりにするために、短い毛も含めて1本も残すことなく巻き上げる必要があります。そのためにはグルー選びが重要!自身の施術スピードに合ったグルーやお客様の毛質に合ったグルーを使い分けて、スムーズな施術を心掛けましょう。本記事にて紹介したおすすめのまつげパーマグルーを参考に、ぜひ使いやすいグルーを探してみてください。
※本記事の内容や価格はすべて、2023年11月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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