【動画解説】マツパの“巻き上げない軟化”とは?おすすめのロッドも紹介
まつげパーマの軟化といえばロッドに巻き上げる方法が一般的ですが、最近ではSNSを中心に“巻き上げない軟化”が手軽だと話題に。トレンドに敏感なアイラッシュ施術者の中には、すでに導入している方もいるかもしれませんね。今回は、“巻き上げない軟化”の中でもコットンや軟化用ロッドを使う方法を動画で解説。従来の方法との使い分けや、“巻き上げない軟化”におすすめのロッドについても紹介します。
【動画解説】“巻き上げない軟化”とは?
アイラッシュ施術者の中には、まつげパーマの軟化と自まつげをロッドに巻き上げることはセットだと考えている方も多いはず。しかし、改めて考えるとカールの固定は2剤によって行うので、1剤塗布の際にはロッドへの巻き上げは必須ではありません。むしろ 1剤の際の巻き上げは省いた方が時短になるのでは と考える施術者もいるでしょう。
実際にここ数年の間で、ロッドへ巻き上げずに軟化させる手法がSNSを中心に話題になっています。“巻き上げない軟化”はまつげパーマの常識を覆し、施術効率を今よりも高めてくれるのではないか、と期待されているのでしょう。
巻き上げない軟化の手法として主に知られているのは、次の2つ。
- 軟化用ロッドを使った軟化
- コットンを使った軟化(コットン軟化)
そこで今回は、それぞれの手法について動画で施術のコツを解説します。
韓国が発祥の次世代アイテム「軟化用ロッド」
軟化用ロッドとは、もともと韓国で登場し、話題になったアイテム。通常のロッドとは違い、厚みのない平面的な形状が特徴です。その見た目はロッドというよりもパッドに近く、軟化用としてだけでなく、マツエクオフやアイシャンプーの下敷きとしても活用可能。こちらの動画には、軟化用ロッドを使った軟化方法が撮影されています。
軟化用ロッドを使う方法は、巻き上げることを意識しなくて良いので、慣れれば時短が叶うかもしれません。
一方で、通常の方法と同様に、ロッドに自まつげをグルーで固定して1剤を塗布するため、
- 施術中に目が動きやすいお客様でも安心
- 根元と毛先で1剤の塗り分けができる
- グルーやセッティング剤を拭き取りやすい
というメリットもあります。
なお、動画では下まぶたにロッドを置いていますが、通常のロッド軟化のように上まぶたへ置いてもOK。このように2通りで置けるのは、軟化用ロッドだからこそできる使い方。まつげの生える向きに合わせて使い分けることができます。
時短&ハイコスパな新技「コットン軟化」
最近では、軟化用ロッドに続き、コットンを使った軟化方法「コットン軟化」も話題に。詳しい手順は、こちらの動画で確認しましょう。
まずは、下まつげまで巻き込んで軟化させないよう、サージカルテープで保護して行います。このときのテープは、皮膚にセッティング剤が付着しないように浸透しないものを選ぶことが重要です。まぶたが当たりやすい方は、アッパーテープで皮膚を少し持ち上げると良いでしょう。そこまで準備できたら、コットンを下まぶたの上に置いて1剤を塗布していきます。
コットン軟化に使用するのは、毛羽だちが少なく、薄さもちょうど良い圧縮コットンが適しています。おそらく常備しているサロンも多いアイテムのはず。身近なもので導入できるのはうれしいポイントですね。
なお、コットン軟化はグルーによる自まつげの固定はできません。そのためコットンがズレたり、皮膚にセッティング剤がついたりしないよう十分に注意することが大切です。ただし、グルーを使わないことで除去する手間が省けて、時短になるというメリットも。また、コットン軟化の方が軟化用ロッドよりも自まつげへのテンションがかからないので、負担が少ないという点も魅力です。
“巻き上げない軟化”はどんなときに便利?
巻き上げない軟化は便利な方法ですが、場合によっては従来通り、ロッドに巻き上げる方法で施術する方が適しているときもあります。そのため、巻き上げない方法と従来の方法を使い分けられるようにしておくと良いでしょう。
巻き上げない軟化がおすすめなのは、次のようなお客様です。
- まつげパーマがかかっていない状態の方
- 自まつげが太くて硬く、巻き上げづらい方
- 自まつげの層が多めの方
- セッティング剤に刺激を感じやすい方
まつげパーマがかかっていない場合や、自まつげが硬くて太い場合には、毛の向きに逆らうように巻き上げるよりも、巻き上げない方が簡単です。また、自まつげの層が多い方の場合には、巻き上げるとロッドの下に外側の層の毛を巻き込んでしまうことがあります。その点、巻き上げない方法なら毛の根元まで見えやすいので、外側の層の毛までもれなく軟化させられます。
また、巻き上げると目が開いてしまいやすい方、粘膜が出やすい方の場合には、巻き上げない方がおすすめ。セッティング剤がしみやすかったお客様にも喜んでいただけるでしょう。さらに、巻き上げない軟化の場合には、施術の初めから終わりまでひとつのロッドを使い続けることがないため衛生的。これなら、肌が弱い方への施術も安心です。
一方で、まつげパーマ残りがある方や自まつげのカールが強い方などの場合は、カールに逆らうことなく上に巻き上げた方が早いでしょう。また、従来の方法に慣れているアイラッシュ施術者は、軟化の方法を変えることでかえって施術スピードが落ちてしまう可能性もあります。
そのため、巻き上げない軟化は、上に挙げたようなお客様への施術や、従来の方法では軟化が上手くいかない場合の解決策のひとつとして捉えておくと良いかもしれません。
人気のおすすめ軟化用ロッド4選
これから巻き上げない軟化を導入したいサロンへ向けて、おすすめの軟化用ロッドを紹介します。
【Flap eyelashes】プレーンロッド(軟化・リムーブ対応)
「Flap eyelashes(フラップアイラッシュ)」のロッドは、まぶたのアーチに合わせた形状とほど良い厚み、柔軟性が特徴。上まぶた、下まぶたの両方に使用できます。洗って何度でも繰り返し使えるため、コスパを重視したいサロンにもおすすめ。リムーバーやアイシャンプーの下敷きとしても重宝します。
【Oshare】エンジェルパッチ
韓国ブランド「Oshare(オシャレ)」発のロッドが、日本限定カラーで登場。適度な薄さでまぶたにしっかりと密着させることが可能です。軟化用としてはもちろん、アイパッチや下まつげの保護、ラップとしても使用できます。1ケース10枚入りで、さまざまなサロンワークに活用できるアイテムです。
【テクニコ】PERSH<軟化用>ペラペラロッド(イエロー)
「tecnico(テクニコ」」のロッドは、約1mmの薄さが特徴の柔らかいロッド。これなら短いまつげも見逃さずに軟化させることができます。大きさもしっかりあるので、まぶたに沿わせたときの安定感もあるでしょう。
【LASH DIVA】軟化用ロッド グリーン
約1mmの薄さで、柔らかいシリコン素材が特徴。まぶたにもしっかり沿わせることができます。カラー展開は全部で7色あるので、サロンのイメージに合う色を選びやすいところも魅力のひとつでしょう。
まとめ
数年前まではあまり聞かなかった“巻き上げない軟化”ですが、今では軟化用ロッドも種類が増え、次世代の手法として注目されています。今回はその中から、軟化用ロッドによる軟化とコットン軟化をご紹介しました。通常の軟化だと上手くいかないケースがある、もっと施術の効率と安全性を高めたいという方は、“巻き上げない軟化”を一度試してみてはいかがでしょうか。
※本記事の内容や価格はすべて、2024年1月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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