マツエクorまつげパーマ、どっちをおすすめするのが正解?

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マツエクとまつげパーマは、どちらも目元の印象を変えることができる優れた技術です。なかにはどちらのメニューにするか悩まれるお客様もいるでしょう。そこで今回は、マツエクとまつげパーマのメリット・デメリットをおさらいし、お客様に提案するときの判断基準を解説。マツエクとまつげパーマで悩まれているお客様のまつげの状態や希望を確認し、適したメニューを提案しましょう。

【マツエク】メリット&デメリット

マツエクorまつげパーマ、どっちをおすすめするのが正解?出典:@tienie_eyelashさん

マツエクは自まつげに人工まつげを装着する技術のこと。まつげを長く濃く見せたり、目元の印象を操作したりすることができ、デザインの幅が広いのが特徴です。施術にかかる時間は施術者のスピードや装着本数により異なりますが、100~120本装着で60分前後が一般的でしょう。

マツエクを装着するメリット

マツエクによるメリットには以下のような点が挙げられます。

デザインにより目元の印象を変えられる

メイク時間の時短になる

すっぴんが華やかになる

メイクと違って崩れにくい

カラーエクステで普段と違う目元を演出できる

マツエクの大きなメリットは、デザインにより目元の印象を変えられること。「目を大きく見せたい」「たれ目にしたい」など、お客様の理想の目元に近づけることができます。マツエクで長さや濃さをアップさせるとすっぴんが華やかになるため、目元メイクも最小限で済ませられ、メイクにかける時間の短縮にもつながるでしょう。

エクステが取れる、バラつくことはあっても、メイクのように崩れることはないため、すっぴんに自信が持てるようになるかもしれません。最近はカラーエクステの種類も豊富。カラーエクステで普段と違う目元を演出できるのもメリットのひとつです。

▷マツエクのデザインについては以下の過去記事をチェック

マツエクを装着するデメリット

マツエクのデメリットには、以下のような点が挙げられます。

スキンケアやメイクに注意が必要

きれいな状態を保つには2~3週間の周期でメンテナンスが必要

自まつげの状態によっては希望の本数を装着できない

理想の目元に近づけられるのがマツエクのメリットですが、傷んでいる、元々本数が少ないなど自まつげの状態によっては希望の本数を装着できないこともあります。そうすると、思うようなデザインが叶わないこともあります。

また、マツエクを装着した状態で目の周りをこすると、摩擦で取れやすくなってしまいます。施術に用いたグルーの種類によってはマツエク中でも使えるクレンジングでなければならないなど、使用するスキンケアアイテムにも注意が必要です。

マツエクが取れた箇所によっては、デザインが不自然になり気になってしまうこともあるでしょう。きれいな状態を保つためには2~3週間の周期でリペアやつけかえなどの定期的なメンテナンスが必要で、まつげパーマよりもお手入れに手間がかかる点をデメリットに感じるお客様もいます。

【まつげパーマ】メリット&デメリット

マツエクorまつげパーマ、どっちをおすすめするのが正解?出典:@___thinkeyeさん

まつげパーマは自まつげを上向きにする施術方法。マツエクほどではありませんが、最近はロッドの種類も増えデザインの幅も広がりを見せています。施術にかかる時間は使用するパーマ液などによっても異なりますが、45~60分ほどです。

まつげパーマをかけるメリット

まつげパーマのメリットは、以下のような点です。

スキンケアに気を使う必要がない

仕上がりがナチュラルでモチが良い

マツエクよりも施術時間が多少短い

ビューラー時間が短縮できる

まつげパーマの取れていく過程が自然

まつげパーマの大きなメリットは、お手入れが簡単なことです。普段のスキンケアアイテムがそのまま使用できるうえ、特に気をつけることもありません。最近の傾向ではナチュラルな仕上がりを求めるお客様が多く、まつげパーマ人気が高いのもうなずけます。2~3週間ほどのモチが見込めるマツエクに対して、4週間ほどと多少モチが良いのもまつげパーマのメリットのひとつです。

マツエクほどメイク時間を短縮できないかもしれませんが、ビューラーの手間は省けます。ビューラーはまつげが傷む要因のひとつ。普段ビューラーを使ってメイクしているお客様なら、ビューラー不要になることでまつげも傷みにくくなるでしょう。施術後はカールが徐々に落ちていき、取れる過程が気になりにくいのもまつげパーマのメリットです。

▽まつげパーマのロッドやデザインについてはこちらをチェック

まつげパーマをかけるデメリット

まつげパーマのデメリットは以下の通りです。

自まつげ以上の濃さや長さにはならない

マツエクに比べてデザイン性が乏しい

まつげパーマは自まつげそのものにカールをつけるため、自まつげ以上の濃さや長さを出すことはできません。自まつげの長さによってはデザイン性が限られてしまい、希望するような目元にならない可能性もあります。「目元を華やかにしたい」「たれ目デザインにしたい」などといった希望には応えられないケースがあるのが、まつげパーマのデメリットです。

おすすめしたいのはどんなお客様?

それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、おすすめのお客様を把握していきましょう。お客様の目元の特徴により、おすすめしたい施術方法は異なります。

<目元の特徴別>マツエクがおすすめのお客様

自まつげが短い

一重や奥二重でまぶたが重たい


<目元の特徴別>まつげパーマがおすすめのお客様

自まつげが長い

逆さまつげで自まつげが長い

自まつげに生え癖がある

マツエク用グルーにアレルギーがある

重要となるのは、自まつげの長さと癖。例えば長さがある逆さまつげの場合、目に影ができて目が小さく見えてしまいます。まつげパーマで自まつげをカールさせることで、目を大きく見せることにもなるでしょう。まぶたが重い人は、自まつげにある程度長さがあっても、目立ちにくくなる可能性も。まぶたが重たいなら、マツエクの方が良いかもしれません。

また、お客様の希望や生活習慣によっても、おすすめの施術方法は異なるでしょう。

<タイプ別>マツエクがおすすめのお客様

自まつげよりも濃く長くしたい

目元を華やかにしたい

CCカールのような強いカールが好き

マスカラを塗るのも面倒で朝のメイク時間をできるだけ短縮したい

カラーエクステを装着したい


<タイプ別>まつげパーマがおすすめのお客様

自まつげを活かしたい

逆さまつげを解消したい

ビューラーでまつげが上がりにくい

ケアに気を遣うのが苦手

定期的にサロンに通う時間の確保が難しい

マスカラを塗る時間もないなど、メイク時間の時短が目的ならマツエクの方が効果的。また、ロッドの種類も増えていますが、CCカールのようなくるんとしたカールはまつげパーマでは叶えにくいため、マツエクを提案するのも良いでしょう。

もしお客様の希望と施術者がおすすめしたい方法が異なる場合は、まつげパーマとマツエクの同時施術を提案するのもひとつの方法です。まつげを上向きにして物足りない箇所にエクステを装着すれば、装着本数を抑えつつデザイン性も加えられるなど、それぞれのデメリットを補うことにもつながります。お客様の目元の状態や希望を踏まえつつ理由を添えながら提案できることが、リピートにつながるポイントです。

▽まつげパーマとマツエクの同時施術についてはこちらをチェック!

それぞれ適したホームケアは異なることも把握しておこう

マツエクとまつげパーマのホームケアとして美容液をおすすめしますが、それぞれ適した美容液は異なります。マツエクは自まつげを強くするため、まつげを育てる成分が配合された美容液がおすすめです。マツエクの負担に耐えられるよう自まつげを育てる必要があります。一方まつげパーマは、保湿成分が配合された美容液が良いでしょう。まつげパーマをかけたあとの自まつげは摩擦に弱く、こすったりうつぶせ寝したりすると切れ毛になりやすい状態。自まつげを保湿してもらうことが大切です。

▽おすすめしたい自まつげケアについてはこちらをチェック!

まとめ

今回は、マツエクとまつげパーマそれぞれのメリット・デメリットをもとに、おすすめのお客様について解説しました。お客様の自まつげの状態や希望により、適した提案は異なるでしょう。目元の特徴はもちろん、お客様の好みやライフスタイルも踏まえて、総合的な提案ができるのが理想的。お客様に寄り添った提案ができるアイラッシュ施術者を目指してください。

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